生後3、4、5ヶ月の夜間授乳で困っていることや、悩んでいることはありませんか?
夜にまとめて寝られるようになったので夜中に起きず、夜間の授乳がなくなる子や、授乳後に寝ない子など様々です。
また、授乳の間隔が短くて回数が多いような気がしたり、逆に少なく感じる人もいるのでは?
夜中に授乳した後では、虫歯ケアができないのも気になりますよね。
月齢が高くなるにつれて悩みも色々でてきますが、夜間の授乳はお母さんの体力の問題もあるので切実です。
そこで今回は、生後3、4、5ヶ月の夜間授乳!時間・間隔・回数は?虫歯になる危険は?ということで、生後3、4、5ヶ月の夜間授乳の気になることについてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生後3、4、5ヶ月の夜間の授乳回数の目安は?
生後3ヶ月
■夜間の授乳:1~2回
目安は1~2回ですが、まだ吸う力が弱いのでたくさんの量をまとめて飲めないことが多く、そんなときはお腹が空いて起きてしまいます。
授乳中に寝てしまいそうなら、たっぷり飲ませるために、足の裏をくすぐったりして起こして飲ませましょう。
もし何度も起きてしまうときは、この方法を試してみて下さい。
生後4ヶ月
■夜間の授乳:1~2回
吸う力が強くなってきて体力もついてきたので、飲める量が多くなっています。
夜間の授乳回数が減ってくるのが生後4ヶ月ですが、昼夜の区別がうまくついていない赤ちゃんは、夜中に頻繁に起きて欲しがることもあります。
生活リズムを整えることと、昼間と寝る前にたっぷりと授乳するようにしてください。
生後5ヶ月
■夜間の授乳:1回程度(または起きない子も多くなる)
朝まで寝てくれる赤ちゃんもいますが、昼夜が逆転していてまだまだ夜中に起きてしまう赤ちゃんもいます。
このとき、お腹が空いていないのに授乳してしまうと、「起きる→授乳を1セット」として赤ちゃんに覚えられてしまい、これから先に他の寝かしつけをしようとしても授乳でしか寝なくなってしまうので、寝かしつけの効果がなくなってしまいます。
ですので、寝る前によく飲めているようなのに頻繁に起きてしまう場合は、授乳する前に他に起きてしまった理由がないか(オムツが汚れていないかなど)を確認し、まずはトントンや抱っこなどで寝かしつけてみましょう。
生後3、4、5ヶ月で夜泣きした時は授乳したほうがいいの?
もちろん、お腹が空いている場合や、喉が乾いているときの授乳は必要です。
しかし、昼間の刺激や他の理由で泣いていることもあるので、まずは赤ちゃんの状態を確認しましょう。
- オムツは汚れていないか
- 室温、湿度は最適か
- 服を着せすぎていないか
などなど、挙げたことは基本的なことですが、お母さんも寝起きなので忘れがちです。
お腹が空いている以外にも、夜中に赤ちゃんが泣く理由はあります。
お腹が空いていないのに授乳したとしても、またすぐに泣いてしまうので、泣く理由を忘れずにチェックしておいてください。
生後3ヶ月なのに夜間の授乳がない子もいる
生後3ヶ月になると昼夜の区別がついてきて、夜にまとめて寝られるようになる子もでてくるでしょう。
まとめて寝てくれるようになるのはとても助かることなのですが、あまり長く寝ているとお腹が空いているのに寝ているのではないか、喉は乾かないの?など気になることもあると思います。
では、実際に授乳しなくても大丈夫なのでしょうか。
お腹は空いていないの?
母乳がしっかり出ていて、赤ちゃんもしっかり飲めている
ようなら、夜中に起きなくても無理に授乳する必要はありません。
ただし、夏の暑さで汗をかいたり冬の乾燥で水分が奪われていると感じたときは、授乳することが必要です。
唇がカサカサしていたら、喉が乾いているサインなので目安にしましょう。
夜間授乳しなくなったら母乳は出なくなる?
確かに夜間の授乳をしなくなると、母乳の量が減るということはあります。
母乳のために分泌されるホルモンが、夜間は昼間の2倍でているので、夜間に授乳しなくなると昼間の母乳の量は減ってしまいます。
また、おっぱいが張って痛いということもあるでしょう。
その場合、夜中に起きて搾乳するか、寝ている赤ちゃんを静かに抱きかかえて寝ているまま授乳することが必要です。
半分寝たままなので授乳すればまた寝てくれますし、反射的に口におっぱいが触れれば吸ってくれるので難しくはありません。
そっと授乳してそっと寝かせれば起きないので、お母さんの負担もそんなに大きくありません。
まだまだ母乳で育てたいという人は実践してみてください。
生後3ヶ月で夜中にミルクをあげる時の注意
「完全ミルク」「混合育児」の場合
寝る前に1回量(200ミリリットル)のミルクを飲んでいれば、夜中にお腹が空いて起きることはあまりないと思います。
ただミルクを飲ませて4時間以上経っている場合は、お腹が空いて起きてしまうことがあるので、そのときはミルクを飲ませてお腹いっぱいになれば寝てくれるかもしれません。
その際の注意点を確認しておきましょう。
- まずはトントンや抱っこで寝かしつける
- 1回量以上をあげる必要はない
- 1日のトータル量を越えないようにする
- 喉が乾いているだけかもしれないので湯さましを与える
できるだけ寝る前に1日の量(200ミリリットルを5回)はクリアしておきたいところですが、赤ちゃんによって少なかったり多かったりすることもあります。
トータル量を超えそうだったり、1回量をあげても寝ないときは添い寝やトントンなど、他の寝かしつけ方法を試しましょう。
「完全母乳育児」の場合
夜間の授乳回数の多い人が、夜間の授乳に辛くなった時にミルクをあげたくなるときもあると思います。
夜間の授乳をやめると授乳量が減ると言われていますが、それ以上にお母さんのストレスや疲れが溜まると出るおっぱいも出なくなってしまいます。
辛くなってしまったときは夜間に他の人がミルクをあげて、お母さんがゆっくり休めるようにするのも必要です。
夜間に授乳すると虫歯になりやすいの?
母乳やミルクに含まれている糖で、虫歯にならないか心配だと思います。
特に夜間の授乳の後は歯磨きをすることも難しいので、知らず知らずのうちに虫歯の原因をつくっていないか気になってしまいますよね。
それでは、夜間の授乳は虫歯の原因になるのかどうか、専門家の意見を見てみましょう。
特に夜間は唾液の分泌が減少するので、さらにむし歯になりやすくなる。母乳そのものはむし歯の直接の原因ではないが、「口のケア」が悪くてプラークがたまり、母乳と食物残渣が口腔内にあればむし歯のリスクがとても高くなる。
出典元:日本小児歯科学会
虫歯になる原因は母乳以外のほうが多い
ことがわかりました。
さらにまとめると、次のようになります。
- 虫歯の原因は、母乳以外の要素が大きい。
- 離乳食がはじまっていないので、食べカスが口の中にない。
- そもそも生後3~5ヶ月では、歯が生えている子は少ない。
- 母乳の中には、虫歯を予防する成分も含まれている。
生後すぐに歯が生えていて虫歯を心配しているお母さんもいると思いますが、赤ちゃんの舌の動きや飲み方にも虫歯になりにくい理由があるので、生後5ヶ月までの夜間の授乳で虫歯を心配する必要はないといえるでしょう。
さいごに
夜間の授乳はお母さんの体力をたくさん奪っていきます。
赤ちゃんが泣いているのに疲れて眠すぎて、起きられないこともあると思います。
そんなときはパートナーに頼ったり、その時だけミルクにしてみるなどの方法も積極的に取り入れてみるべきです。
頻繁だったり無くなったりしてお母さんを悩ませる夜間の授乳ですが、赤ちゃんのスヤスヤ寝ている姿見るともう少し頑張れるような気がしますよね。
赤ちゃんのお昼寝のときに一緒にねるなど、あまり無理しないように夜間授乳を乗り越えていきましょう。