声変わりと身長には関係性がある?心身の成長に親がしてあげられること

本ページは広告を含みます。

 

スポンサーリンク

声変わりが始まったら身長の伸びが止まるは間違い

結論から言うと、声変わりが始まったら身長が止まるという直接的な関係はありません。

身長の伸びが止まる時期と声変わりが訪れる時期が同じであるため、関連があると感じてしまうだけなんです。

また、声変わりが始まったからといって必ずしも身長の伸びが止まるわけではなく、20歳近くまで成長する子や、高校生になって急激に身長が伸びる子もいますよ。

声変わりの時期には個人差があまりありませんが、身長は遺伝や生活習慣の要素が大きく影響するとされています。

声変わりと身長の関係性は「第二次性徴期」

身長が伸び始める時期や、声変わりが始まるタイミングですが、男子は9歳から15歳、女子は8歳から13歳にかけて心身共に大きく成長する時期があります。

この時期を「第二次性徴期」と呼び、身長が大きく伸びる時期は第二次性徴期の前半で、男子は9歳から13歳、女の子は8歳から10歳の頃に訪れることが一般的です。

一方、声変わりは第二次性徴期の後半の14歳から15歳の間の訪れることが多いです。

つまり、声変わりと身長の伸びには第二次性徴期が関係しているのです。

声変わりは第二次性徴期の終了のサイン

第二次性徴期後半の体の変化として、男子の性徴は精巣の肥大や精通、体毛の濃さの増加、心肺機能や血液量の増加、肩幅や四肢の筋肉の発達などを経て、最後に声変わりが起こるとされています。 

成長期も終わりに近づいている可能性があるため、声変わりが始まる時は第二次性徴期が終了に近づいてると言えます。

第二次性徴期以降の成長ホルモンについて

一般的に成長期のピークは、上に伸びるのではなく体格や骨格が変化しているように見える時期であるとされています。

第二次性徴期の後半には、成長ホルモンの働きが変化し、これまでの身長の伸びを促進する作用から、骨の成長を止めて身長を固定する方向へと変わります。

成長ホルモンを十分に分泌させて身長を伸ばすためには、第二次性徴期の前半までに適切な生活習慣を身につけておくことが重要です。

身長を伸ばすためにしてあげられること

成長期において身長を伸ばしたい場合は成長ホルモンの分泌が重要であり、声変わりが始まる前の時期がそのチャンスとされています。

より身長を伸ばしたい場合は、第二次性徴期の前半から身長を伸ばすための身体作りを行うことが助言されます。

身長の伸びについては個人差が大きく、声変わりとは無関係に身長の伸びが見られる場合もありますが、身長を伸ばすためには、以下の3つの生活習慣が重要です。

  1. 骨の材料を多く摂取する食生活。
  2. 骨密度を高めるための運動。
  3. 成長ホルモンが分泌されるための十分な睡眠。

食生活

身長を伸ばすためには、骨の形成に必要な栄養素を適切に摂取することが大切です。

特に、次の3つの栄養素はぜひ覚えてくださいね。

  • タンパク質(骨の材料)
  • カルシウム(骨密度を高める)
  • ビタミンD(タンパク質とカルシウムの吸収を助ける)

タンパク質は肉・魚・卵・大豆製品、カルシウムは乳製品・魚の骨・大豆製品、ビタミンDはレバー・チーズ・卵黄・乳製品・キノコ類などの食品から摂取できます。

特に小魚や魚の缶詰などは、カルシウムやタンパク質、ビタミンDなど、骨の発育に必要な栄養素がバランスよく含まれているのでオススメです!

また、ビタミンDは日光を浴びることで体内で生成されるため、15分程度の日光浴をすることも大切です。毎日外に出かけることは非常に重要です。

運動

食事によって骨の形成に必要な栄養素を摂ったあとは、骨の密度を高めてあげます。

骨の密度を増やすためには、運動による「骨を刺激すること」が重要で、骨に刺激や振動が加わることで密度が上昇し、硬くなっていきます。

さらに、新たな軟骨が生成され、身長が伸びるプロセスが始まります。

効果の高い運動

この刺激を与えるためには、走ったりジャンプして着地したりするような動きが効果的です。

スポーツに関しては、サッカーやバスケットボール、陸上競技などが効果的です。

効果の低い運動

一方で、水泳や筋トレ、ヨガのような骨に直接振動を伝えることが難しいスポーツは、骨密度を増加させる面ではあまり適していません。

もしスポーツが難しい場合や運動部に入ってない場合は、鬼ごっこや縄跳び、ウォーキングや段差をジャンプするなど、身近な運動を取り入れることをお勧めします。

良質な睡眠

成長ホルモンを分泌させて身長を伸ばすためには、良質な睡眠も重要です。

実際に骨が成長するのは睡眠中であり、成長ホルモンは深い睡眠(ノンレム睡眠)中に生成されます。

そのため、成長期のピークである9歳から11歳の間は、少なくとも10時間の睡眠が必要なので、子供が眠りにつくところも気にしてあげましょう。

まとめ

声変わりが14歳~16歳の間に訪れる第二次性徴の後半の時期と被るため、多くの人が「声変わりが始まると身長が伸びなくなる」と考えがちですが、実際にはそのような関連性はありません。

声変わり後でも身長が伸び続ける事例は多く見られるため、安心してくださいね。

ただし、より身長を伸ばしたい場合は、成長期と呼ばれる9歳~13歳の間に適切な生活習慣を取り入れることがおすすめされています。

子供の成長を食事、運動、睡眠の3点でしっかり支えてあげましょう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
中学生性徴期
スポンサーリンク
シェアする
otasukemanをフォローする