【体験談】チック症かも?勝手に体が動く、声が出てしまう子供の治療法の体験談

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「なんだかうちの子供、パチパチまばたき多い・強い・ぎゅっとしているような気がする」

「自分の意思とは関係なく声を上げる時がある」

「他の子は肩透かしみたいな仕草をあんまりしないんだ…うちの子だけ?」

公園や児童館など、子供の多い場所に我が子を連れて行った時に、ふとそんなことを思ったことはありませんか?

自分の子供だけを見ていると気にならなかった子供の仕草が、他の子供と比べる機会があった時に急に気になりだす。

そういったこと、多かれ少なかれどのお母さんでもあると思います。

ただのクセの場合もありますが、「チック症状」と呼ばれるものかもしれません。

具体的にどういった症状が「チック症状」なのでしょうか。

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子供のチック症状ってどんなものがあるの?

「チック症状」として最もメジャーな仕草は、目をひんぱんにパチパチさせる瞬きだといえるでしょう。

ただパチパチするだけでなく、回数が多い・強い・目をぎゅっとしている、瞼がピクピクしていると感じた場合は、注意深く様子を観察してみてください。

チック症状というのは、子供全体の10%から20%が経験するもので、決して珍しいわけではありません。

そして、ある時期を過ぎれば自然と収まっている一過性の場合が多いようです。

瞬きの回数、気になりだすと心配になってしまいますよね。

でも、子供の様子を観察するというのもお母さんの重要な仕事です。

神経質になり過ぎず、いつもの調子で関わりながら、瞼の様子や表情の動きを見てあげましょう。

「瞬きばっかりしちゃだめ」といった叱責はしないように気を付けてくださいね。

そうしていると、瞬き以外にも子供の意外なクセが見えてきたりして、新しい発見があるものです。

気に入らない時に唇を尖らせるとか、おしっこを我慢するときの仕草とか、この先の長い子育て生活で役立つ情報を得られると思います。

数週間から数カ月を過ぎても、どうも瞬きの数が減らないと感じたら、その時に受診してみてはいかがでしょうか。

チック症に原因はある?

「チック症」とは幼児期から小学生の間に発症することが多いと言われています。

最も発祥しやすい年齢は6、7歳と言われ、割合としては男の子の方が多いです。

チック症の原因は、まだ解明中の部分も多いようですが、脳の一部である綿状体の異常のせいだといわれています。

脳と神経の機能障害だと捉えて良いでしょう。

成長して心と身体のバランスが取れ出したら、自然と治るというのもそのためです。

昔は母子関係が原因のように言われていたので、おばあちゃん世代に知られたら心無いことを言われてしまうかもしれませんが、古い知識ですので聞き流していきましょう。

ただチック症状が「出やすい体質」「出にくい体質」というものはあり、その発症には緊張が深く関係していることは確かなようです。

瞬きが多い時期が終わっても、子供を強く叱責し過ぎないように心がけることは大事ですね。

チック症状が出たらどのように・どこで治療すればいいの?病院以外でも相談できます

ここでは、子供が目を頻繁にパチパチ瞬きするなどの「チック症」の治療方法について説明します。

瞬きや体の動かし方の様子を観察して、やはりどうもおかしいと感じた時にはいよいよ受診だと思います。

信頼できるかかりつけ医がいる方は、まずはそちらへ相談してください。

しかるべきところへ紹介して下さることと思います。

どこへ行けば良いか分からないという場合は、小児精神科を受診してみましょう。

精神科と聞くと敷居が高くて尻込みしてしまいそうですが、チック症は上にも書いた通り脳と神経が関わる複雑な病気です。

子供の正確な情報を得る為の受診ですから、がんばって行きましょう。

どうしても精神科は何か怖いという場合、幼稚園や小学校の先生に相談してみるのも一つの方法です。

学校や市域の発達支援センターから、具体的にどう行動してゆけば良いか助言を貰えるでしょう。

受診をして診断が出た後ですが、治療方法は軽度か重度かで変わってくるようです。

ごく軽度の場合は、周囲の環境(家庭や学校やお稽古先)に対して症状への理解を求め、普通に生活をして経過を見てゆくというのが一般的です。

軽度の場合は、「習慣逆転法」と呼ばれる行動療法がよく用いられるようです。

  1. 意識下練習
  2. 拮抗反応の学習
  3. リラクゼーション練習
  4. 偶然性の管理
  5. 汎化練習

この五段階に分かれていて、チック症状を子供自身に意識させ、別の行動に置き換えてゆくという手順になります。

手間と時間がかかり、専門家の助言を得ながら辛抱強く続けて段階を踏んでいく作業ですが、この方法が有効な結果を出すケースが多く知られています。

重度となると薬物療法が用いられることもあるそうです。

向精神薬のような強い薬を使う場合もあれば、漢方薬を試す場合もあり、その症状の出方によって大きく方向性が変わります。

子供のチック症が治った・改善した体験談

ここでは、子供のチック症が治った・改善した体験談をご紹介します。

先輩ママさんたちから心強いアドバイスを頂いていますので、ぜひご覧ください。

1. ハンドルネーム:バナナ
2. 年齢:43歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:3歳

 

保育園の先生に指摘されて、わが子が「チック」であることに気がつきました。
それまでは、おかしなクセだと思い込んで、「また、おかしな動きだよ。」「もういい加減にやめなさい。」と注意してばかりでした。
それまでは、それほど気にはしませんでしたが、注意すればするほど、大きな声を出せば出すほど、チックの症状が日増しにひどくなって本当に心配しました。
保育園の先生や、担当の保健師さんに思い切ってどうすればよいか相談しました。
治る子もいれば,大人になっても改善がみられない人がいるそうです。共通して言われたのは、「まわりが過敏に反応しないこと。」「チックの症状がみられても、動揺したり、叱ったり、騒がないように。」と言われました。とにかく、親が静かに見守ることが一番大事だとも指導を受けました。
最初は、チック症状がでるたびに、どうして?なぜうちの子が?と自分を責める気持ちになり、落ち込むこともありました。しかし、すべて身近にいる母親の態度や表情から、子供自身が自分を責めるようになり、悪循環になってしまいました。
夫婦で話し合い、なるべくおだやかに、子供の前では絶対にケンカや人の悪口を言わず、子供が安心できる空気を出すように心がけました。
すると、チック症状がどんどんと落ち着き、6歳になった子供は今ではまったく出なくなりました。
ストレスも多く、ついつい子供に大きな声をあげてしまうこともありますが、なるべく子供が安心できる生活を送れば、自然と治ると思います。

1. ハンドルネーム:ねこきち
2. 年齢:39歳
3. 職業:主婦
4. 子供の年齢:4歳~8歳

 

元々、新しい環境に馴染むことや学校や園でおこなう行事に関しては苦手意識が強く、ストレスが溜まりやすくなっています。
行事の練習は、担任の先生でもある大人が本番に向かって指導に力が入ることから、同じことを何回もやらなくてはならないです。
動きを間違えたり遊び始めてしまうと注意されることから、本番に近づくと目をパチパチと早く瞬きをしたような感じになり、口元が本人の意思とは違った方へと動いてしまいます。
普段はよほどのことがない限りチックの症状がでないけど、行事のたびに見かけるようになるので、親としてどうすればよいのかと最初は悩んでしまいました。ただ分かったのが、行事の練習が大詰めになった時から本番を終了するまでの間に毎回症状が出ます。
ストレス度合いによって、チックの症状が違うこと。そのことから遊び相手になったり、好きなことに関して多くの時間を与えることや好きなおかずやお菓子を出すことによって、ストレスを軽減できるように心掛けました。
躾の一環として何かをすれば注意することがありますが、症状がなくなるまでは他の人を巻き込むことや危ないことでなければ多めにみることにして、ストレスフリーでいることで本番まで迎えれば、あとは達成感したことによって自然とチックの症状がなくなります。チックの原因が分かるまでの間は悩むことがありますが、子供を観察していることで知ることができます。
成長しますとストレスを軽減できる方法も、子供自身で見出しながら精神的にも強くなってきますので、その頃にはチックも改善してきます。

1. ハンドルネーム:悩み解決し隊
2. 年齢:41歳
3. 職業:会社員
4. 子供の年齢:7歳

 

私の息子である長男は、小学校2年生(7歳)の時に、チック症を発症しました。
発症した当初は音声チックで、「えっ」とか「あっ」、「はぁっ」などと、無意識に口に出していました。
私達夫婦は、それがチック症であるということは、全く知りませんでした。
チック症というものすらも知らなかったのです。
最初のうちは、私達夫婦は息子に対して、「静かにしなさい。」と言ってしまっていました。
すると、息子の音声チックはエスカレートしていき、5秒に1回のペースで「あっ」などの音声を口に出していました。
小学校の授業の最中も、音声チックが止まらなかったので、クラスの子供達から「うるさい!」などと言わていたみたいでした。
そのせいもあり、学校に行きたくないと言い出し、ついには息子が不登校になってしまったのです。
どうしてよいのか私達夫婦は分からず、子供の心療内科に行くことにしました。
その、心療内科で診察をしていただいた結果、薬物療法を用いることになりました。
私は、処方されたお薬をネットで調べると、精神安定剤だったのです。
こんなに小さな子供が、精神安定剤を飲むなんて、私には考えられなかったので、子供には一回も飲ませませんでした。
そして私の中で、学校に行きたくなければ行かなくてもよい。という決心がつきましたので、学校に連絡をし、子供が学校を行きたいと言うまで休ませますと伝えました。
それから2年が経ち、チック症もかなり落ち着いてきました。
そして現在では、たまに音声チックが出ますが、子供は全く気にしていない様子で、毎日を平和に過ごしています。
その2年間のうちに、私達夫婦は子供に何をしたかといいますと、先ず絶対に守ったことは、子供が音声チックを発していても、全く気にしないようにし、そのことについて絶対に触れないようにしました。といいますのは、チック症は、気にすればするほどひどくなるからです。
そして、チック症は病気ではなく、国内でも多くの人がなっている、ごく普通の事だと子供にお話をして、子供の精神的フォローをしました。
私は、いろいろな書籍で調べましたが、これは事実なのです。
最後に、子供がストレスに感じる事や、ストレスに感じる話をしないようにしました。
そして現在では、我が子はチック症を受け入れ、その結果、チック症がほとんど(全く)出なくなりました。
私が経験した子供のチック症で、アドバイスできるとすれば、「大げさに気にする必要はない。」という事です。
私の経験上と、そしていろいろ調べた結果、子供のチック症は年齢とともに必ず改善され、良くなっていきます。
気にしすぎると、親子共々辛くなります。
ですので、気にしないで、長い目で見てあげてください。
必ず改善します。

1. ハンドルネーム:かのぱ
2. 年齢:42歳
3. 職業:会社員
4. 子供の年齢:8才

 

家には3人の子供がいます。チック症を発症したのは次男です。
小学校2年の時、テレビを見ながら喉を鳴らす感じで『んっんっ』と繰り返し言っているのを聞いてどうしたの?と訪ねると本人は自覚がないようで、その時はそのままにしていました。
その後もテレビを見る度その行動が起こるようになりました。
その行動とは別に普段なんでもないときに首を傾げたり揺らしたりしていたので、整形外科に連れて行ったところ、チック症と言われました。当初チック症について何も知識がなかったため、自分なりに調べてみると同じ行動を繰り返し行ってしまう身体症状とのことで特に何かに集中している時に起こり易いとのことでした。
整形外科の先生にも言われたのですが、その行動について、触れないことが一番いいと言われました。
チック症状が出るとつい注意したくなりましたが、我慢して何もないように振る舞いました。
原因は良く分からないみたいですが、ストレスが大きく関わっていると聞きました。
確かにその当時引っ越しをすることになり、新しい小学校に通わないとならなくて、精神的に不安定だった気がします。
その後野球がしたいと言い出し3年生の4月から地域のスポーツ少年団に入り、新しい友達が増え毎日充実して過ごす日が増えるに連れて、チック症状が自然と減ってきました。
やはり、ストレスが関わっていたんだと今となっては思います。
今は高校生になりましたが、チック症状は全く出なくなりました。
大好きな野球は今も続けています。
インターネットでは、薬による治療が必要とも書いてありましたが、私が感じたのは、出来る限りお子様にストレスを与えずチック症状も注意しないで長い目でみてあげるのが、最善の治療方法ではないかと思います。
あくまで私の体験ですので、全ての方に当てはまるとは思いませんが、ご参考の一つになればと思います。

 

まとめ:チック症は成長していくうちに軽減していくことが多い!

一般的なチック症は、一過性のものがほとんどで大人になるまでに軽減し改善されるものです。

もしチック症と診断された場合、親や周囲が悲観的にならないことが肝心です。

チック症状は、何も知らない他人が見ればふざけているようにも見えてしまうことがあり、万人からの理解を得るのが難しい場合もあります。

だからこそ、その特徴や本人の苦しみを理解して見守ってあげる姿勢を、親や近しい人間が示してあげることが大切です。

周りのみんなからの温かいまなざしが、症状を軽減してゆく助けになります。

正しく症状を理解し、子供を応援していきましょう。

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