初めてお留守番する年齢は?
子供が小学生に上がった頃から初めてお留守番をする機会が出てくる頃かと思われます。
初めてお留守番する適切な時期について考えてみましょう。
ベネッセの調査によると、初めてお留守番する年齢は小学1年生が21.9%で最も多く、次いで小学3年生の18.8%でした。
ではなぜそれぞれの年齢でお留守番が増えるのでしょうか?
理由を見ていきましょう。
小学1年生の時点でお留守番が増える理由は、子供を預けられる時間が短くなるからです。
保育園では20~21時過ぎまで預かってもらえますが、学童保育の場合は18時ごろに終了するところが多いため、子供ひとりの時間ができてしまいます。
また、子供が小学校に入学するタイミングで、親の勤務時間も変わることから、子供がお留守番する機会が増えると考えられます。
初めてお留守番なら小学校3年生がオススメ!
小学校3年生からお留守番練習を始めてみましょう。
従来の学童保育は小学校1~6年生を対象とする場合がほとんどですが、3年生までの利用が制限されることもあるかもしれません。
なお、6年生までを対象とする学童保育施設でも、定員の関係から低学年が優先されることがあります。そのため、小学校3年生の段階で子供にお留守番の機会や練習を与えておくことが望ましいでしょう。
また、中学受験を検討している場合、小学校3年生の後半からは塾通いを検討するタイミングです。先取りして、お留守番について考えることも重要です。
また、習い事や塾などで放課後の活動が増えることで子供の行動範囲が広がり、お留守番が必要になることもあるでしょう。
留守番の練習は短時間から始め、段階を踏んで進めることが大切です。
親が在宅ワークをしている場合はお留守番の機会が限られるかもしれませんが、親がちょっとした用事や買い物で外出することもあるでしょう。
その際、子供が安心してお留守番できるように練習しておくことが重要です。
お留守番の練習は、親が手厚くサポートし、子供のペースに合わせて進めていきましょう。
子供が留守番する際の安全管理の方法
子供が一人でお留守番をする際には、防犯や事故防止の観点から注意が必要です。
以下のことなどに注意しましょう。
一人で自宅にいることを知られないようにする
子供が一人で自宅にいることが周囲に知られないように配慮する
必要があります。
そのため、子供が自分で鍵を開ける場合には、鍵を外部から見えないように持たせることが重要です。
首に鍵をかける際には、服の中に隠すなどして目立たないようにしましょう。
また、日が暮れる頃に子供が帰宅する場合には、明かりをつけていたり、タイマーを活用して照明を自動で点灯させたりするなどの工夫も効果的です。
お留守番中に事故に遭わないように対策をする
子供がお留守番中に事故に遭わないようにするためにも注意が必要です。
例えば、ガスの元栓を閉めることや、火災ややけどのリスクが低いエアコンを利用することが重要です。
他にも、危険なものは子供の手の届かない場所に隠したり、施錠できる部屋に危険な物を保管しておくことが有効です。
ルールを決める
子供がお留守番する際には何かしらのルールを定めておくことも重要です。
例えば、火を使わせないようにすることや、知らない電話に出させない、インターホンに出させないなどです。
また、家に入った際には必ず「ただいま」と声をかけることを約束させることが望ましいでしょう。これにより、子供が在宅しているように見せることができ、安全管理に役立ちます。
親と子供のお留守番の準備と安全管理
子供たちは、ずっと一緒に過ごさなくても、少しの時間でも親の姿を見ることで安心します。
もしくは、ベビーシッターサービスを活用し、子供と一緒にいながらも一時的に預かってもらう方法もあります。
また、ファミリー・サポート・センターに登録しておくと、困ったときに子供の一時預かりを依頼できます。ファミリー・サポート・センターでは、自宅ではなく施設での預かりが基本的な考え方です。家に他の人を入れるのに抵抗がある場合は、ファミリー・サポート・センターをおすすめします。
習い事を始める子供が一人でいることを嫌がる場合、その習い事を放課後の居場所として活用するのも良いでしょう。
子供の一人の時間を少しでも減らすために有効な方法です。送迎バスがあるスイミングスクールであれば、子供が一人で通いやすいでしょう。
また、自習室がある塾であれば、授業のない時間でも勉強ができます。自習室で勉強しながら親の迎えを待つのも良いでしょう。
まとめ:1人でお留守番させる時は子供の安全を第一に考えること!
小学生になると、保育園ほど遅くまで預けることが難しくなるため、子供が初めてお留守番するタイミングとして小学校入学後が一般的です。
親が急な用事を抱えることも考慮し、小学校入学後にお留守番の練習を始めることを考えるのも良いでしょう。
子供が一人でお留守番する際には、防犯や事故防止のためのルールをきちんと設けておきましょう。お留守番の練習を通して、子供がルールを守れるかどうかも確認することが重要です。
子供たちだけでのお留守番が不安な場合は、親や友人に頼るか、ベビーシッターサービスを利用することも検討してみましょう。
子供の成長のためにもひとりでお留守番をさせることは大事ですが、安全にお留守番ができるように親が精一杯配慮してあげることが大事です。