子供の背中のかゆみを抑える方法と、ぶつぶつ・湿疹のケア方法

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子供が無意識のうちにポリポリと背中をかいていることはありませんか?

そんなに深く気にすることもなく、放っておいたら子供が激しいかゆみを訴えることになるかもしれません。

「背中がかゆいだけでしょ?」と軽く考えていると慢性的な皮膚トラブルになりかねませんよ。

背中は肌トラブルがおきやすいところでもあるので、日常的なケアも欠かせないのですが、ついついさぼりがちになっていませんか?

そこで今回は、子供の背中のかゆみを抑える方法と、ぶつぶつ・湿疹のケア方法ということで、子供が背中のかゆみを訴えるときの、肌を守る日常的なケアや隠れた病気や肌トラブルなど、子供の背中の湿疹についてまとめましたのでぜひ参考にしてください。

 

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子供の背中に湿疹ができたとき、かゆみを抑えるにはどんなことが必要?

子供がかゆくて我慢できずにかきむしってしまうと、せっかくのケアも薬も台無しになってしまいます。

しかし子供にかゆみを我慢しなさいということは難しいものです。

少しでもかゆみを抑えてあげるにはどんなことが有効なのでしょう?

  • 肌に優しい素材の下着に変える
  • 肌に刺激を与えないように、髪の毛は短く束ねる
  • 服についている背中のタグはきれいに取り除く
  • 服に刺激の少ないボディーソープに変える
  • かいてしまっても悪化しにくくするために爪を丸く、短く切る

少しでもかゆみを抑えてあげるには、とにかく背中への刺激を抑えることが重要です。

背中の皮膚に直接当たる下着や石鹸にはとくに気を使いましょう。

子供の背中にかゆいぶつぶつが!背中のぶつぶつはどうやってケアする?

背中は寝ているときに下になることが多いので、なかなか治りづらい箇所でもあります。

また、手が届かずに自分では見ることも難しいのでこちらがこまめにチェックしてケアするしかありません。

では、日常的にケアをするときのポイントをご紹介します。

お風呂の時に石鹸をきれいに流す

石鹸がきれいに流せていないと、汗腺が詰まって炎症の原因となるため注意しましょう。

頭を洗った後に体を洗う

体を洗った後に頭を洗うと、シャンプーやリンスが流し残りしやすいため、頭 ⇒ 体 という順番で洗うようにしましょう。

必ず下着を着るようにする

下着は汗を吸い取ってくれるのでこまめに着替えることで肌を清潔にでき、かゆみを抑えるのに効果的です。

直に肌に触れる下着は通気性がよくて肌触りの良いものを選びましょう。

朝起きて着替えるときに下着まで着替える

子供は寝ているときにたくさんの汗をかいているので、下着も着替えるとかゆみを抑えるのに効果的です。

背中はゴシゴシ洗わない

洗う時に力を入れすぎて肌が痛んでしまうと、そこから細菌がはいってしまうため注意しましょう。

背中も保湿する

油脂が多いからと保湿しないと、肌のバランスが悪くなってトラブルがおきてしまいます。

さっぱりしたローションタイプのものが、背中のケアにはおすすめです。

子供が背中をかゆいと訴えるときはどんな病気が隠れている?予防法もご紹介!

「背中がかゆいからなにか病気かな?」と思うことは少ないと思います。

ただかゆいだけだと思って放置していたら、意外な病気が潜んでいることがあります。

背中の日常的な肌トラブルや、背中にかゆみのでる病気までいろんな可能性があるのをご存知ですか?

ここでは、おもな病気についてまとめましたので、あてはまるものはないか照らし合わせてみてください。

  • 汗疹(かんしん)、あせも
  • 突発性湿疹(とっぱつせいしっしん)
  • アトピー性皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

汗疹(かんしん)、あせも

原因

  • 黄色ブドウ球菌が汗をエサにして増殖し、肌が免疫反応をおこしている

症状

  • 汗の溜まりやすいところ(背中の中心のへこんでいる部分など)を中心に赤い発疹ができる
  • かき壊すととびひになることがある

対処法

  • 子供は大人より汗をかきやすいので室温に気を付ける
  • 服装は大人よりも薄着にする
  • 肌着は化学繊維の使っていないものにする
  • 肌を清潔に保つ
  • 汗をこまめに洗い流す、ふき取る
  • 通気性の良い服装にする

予防法

  • 寝ているときは厚着させすぎない
  • 背中は汗が溜まりやすいので丁寧に洗う
  • 乾燥によってもあせもはできるので、肌はべたつかない程度に保湿する

突発性湿疹(とっぱつせいしっしん)

原因

  • ヒトヘルペスウイルスによる感染
  • 生後6か月以降はお母さんからもらった抗体が消え始めるのでかかりやすくなる

症状

  • 高熱(38度以上)がでる
  • 高熱が3~4日ほど続いた後、背中やおなかを中心に赤い発疹が出る
  • かゆみがあるが、ないこともある
  • まれに熱性けいれんをおこす場合がある

対処法

  • 特に薬はない
  • 熱が出ているときは水分補給をこまめに行う
  • 熱が出ているのに元気だとしても安静にする
  • 高熱で辛そうなときは解熱剤を使う

予防法

  • 発熱している子の唾液がついたおもちゃは共有しないようにする
  • うがい、手洗いをする
  • 十分な睡眠と栄養をとることで免疫力をあげる

アトピー性皮膚炎

原因

  • 皮膚のバリア機能の低下
  • 食品や薬品などによるアレルギー症状

症状

  • 肌がカサカサと乾燥しやすい
  • 何度も治っては再発するということを繰り返す

対処法

  • 抗ヒスタミン薬でかゆみをおさえる
  • ステロイド外用薬で炎症をおさえる

予防法

  • アレルギー原因物質に触れないようにする
  • 肌の刺激になるような衣服は避ける

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

原因

  • 毛穴に皮脂や汚れが詰まることによる炎症
  • カビ(真菌)による炎症

症状

  • 毛穴からはじまり、徐々に赤みとかさかさが広がっていく
  • 炎症が進むとかさぶた状になる

対処法

  • 外用の抗真菌薬を使用して菌の活動を抑える
  • ステロイド外用薬を使用して炎症を抑える

予防法

  • 背中の皮脂を落とすようにしっかり洗う
  • 洗うときはこすりすぎないようにする
  • 洗った後はローションで保湿する
  • ビタミンの多い食事を心がける

 

背中のかゆみや湿疹には、上記以外にも色々な病気や原因があります。

また背中以外にも湿疹が出ているときもあるので、子供のからだを注意深く観察してください。

さいごに

背中は体の中でも、少しの油断ですぐにトラブルがおきてしまう敏感な部分です。

しかし自分では見ることもきれいに洗えたかチェックすることも難しいので汚れが溜まりやすく、ケアも手を抜きがちです。

大人も背中の肌トラブルは多いと思います。

子供は新陳代謝が活発なので大人よりもトラブルがおきやすくなっているのです。

背中に湿疹ができる原因はたくさんありますが、ケアの方法は変わりません。

病気の時の肌トラブルを少なくするためにも日常からケアをしっかりしておきましょう。

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痒み(かゆみ)
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