3歳児となると幼稚園に入園した子や、来年から幼稚園という子も多く、「おむつは卒業しなければ」と焦っているママも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、3歳児のおむつはずし方法!オムツが取れない・外れない原因はコレということで、3歳児のおむつが外れない「原因」や「おむつの外し方」をお話したいと思います。
3歳児のおむつが取れない・外れない原因は?
▶ 膀胱が未発達である
▶ おしっこが出たという感覚が分からない
▶ おしっこをしたいということを伝えられない
▶ トイレに行くことが怖い
▶ プレッシャーになっている
▶ イヤイヤ期でとにかくトイレが嫌だ!
膀胱が未発達である
トイレトレーニングを始める目安として『2~3時間おしっこの感覚が空くこと』があげられます。
膀胱が発達すると、おしっこを溜められる時間は長くなっていきますが、膀胱の発達には個人差があります。
発達が未熟な膀胱であると、2~3時間おしっこを溜めることができません。
一度、以下の方法で「おしっこの間隔」を計ってみましょう。
① おむつでは分かりにくいので、布パンツを履かせます。
分厚いトイレトレーニング用のパンツだと漏れていることが分からない場合もあるので、「薄い普通の布パンツ」がおすすめです。
②おしっこが漏れたら新しいパンツに変えて、次に漏らすまでの時間を計ります。
この間隔が2~3時間空くようになるまでは、トイレトレーニングはなかなか難しいといえるので、焦らずに発達するまで待ちましょう。
おしっこが出たという感覚が分からない
最近のおむつはとても性能が良くなっています。
おしっこが出ても、濡れているという感覚が分からず、気持ち悪さを感じないということがあります。
そういう子には布パンツを履かせてみて、おしっこが出る感覚やパンツが濡れたら気持ち悪いということを分からせてあげましよう。
おしっこをしたいということを伝えられない
3歳児になると、言葉がたくさんでてきてお喋り上手になってきます。
しかし、その発達にも個人差があり「おしっこしたい」という思いがあっても、それをどうやって伝えたらいいのか分からない子もいます。
モジモジしているなど、トイレに行きたそうな仕草をしている場合には「おしっこ出そう?」「トイレに行ってみる?」と気持ちを代弁してあげましょう。
トイレに行くことが怖い
暗くて狭いというイメージがあり、トイレに行くこと自体が怖いという子もいます。
また、足がつかないような補助便座の場合は、足がぶらぶらしてしまう不安定さが怖いと感じる子もいます。
中にはトイレ中にウォッシュレットのボタンを押してしまい、びしょびしょになってしまったという一回の出来事でトラウマになってしまう場合もあります。
プレッシャーとなっている
子どもは繊細です。
「早くおむつを卒業しないと!」というママの思いがプレッシャーになっていることもあります。
頻繁に「トイレは?」「トイレ行こう」と誘いすぎることがプレッシャーになっている場合もあります。
また、「失敗したら怒られる・・・」と萎縮してしまっていることもあります。
焦ってしまう気持ちも分かりますが、温かく見守る姿勢を忘れないようにしましょうね。
イヤイヤ期でとにかくトイレが嫌だ!
2歳児がイヤイヤ期というイメージですが、もちろんその時期にも個人差があり、3歳児でイヤイヤ期真っ只中という子もいます。
そういう子は、「ママの言う通りにするのがとりあえず嫌だ!!」となって、トイレトレーニングがすすまないこともあります。
自我が強く出ているときは、自分から「やりたい」と思えるまで待ってあげる姿勢も大切です。
3歳児のオムツはずしの方法はコレ!
▶ 生活の節目でトイレに誘う
▶ トイレが嫌な原因を考え、「トイレに行きたい」と思えるようにする
▶ とにかく褒めて、失敗しても絶対怒らない
生活の節目でトイレに誘う
- 起床後
- 食事前
- 出掛ける前
- 昼寝前
- 入浴前
- 就寝前
上記のように、生活の節目でトイレに誘ってみましょう。
遊びの途中で遮ってトイレに誘ったり、何度も頻繁にトイレに誘うのは逆効果です。
トイレが嫌な原因を考え、「トイレに行きたい」と思えるようにする
▶ トイレに興味がない
ママや兄姉がトイレに行く様子を見せて、トイレに行ってみたいと思えるようにしましょう。
また、排泄を扱った内容の絵本を読み聞かせたり、ぬいぐるみで排泄のごっこ遊びをしたりして興味をもてるようにしましょう。
▶ トイレが怖い
トイレが、子どもにとって明るく楽しい空間になるように工夫してみましょう。
怖がる子には必ず付き添って、優しく見守ってあげましょう。
トイレの壁や便座の蓋に、子どもの好きなキャラクターシールを貼るのも良いでしょう。
ただし、トイレはあくまで『排泄の場所』であるので、子どもにとっての『遊びの空間』になってしまわないように、やりすぎには注意が必要です。
また、補助便座が不安定で怖いという子には、踏み台を用意して足がつくようにしてあげると、安心します。
とにかく褒めて、失敗しても絶対怒らない
パンツが汚れると、洗濯も増えるし掃除もしなくてはならないし、ママはついイライラしてしまいますよね。
でも、トイレトレーニングでは決して怒らないようにしましょう。
「失敗しても大丈夫」そう伝えることで、子どもは「またやってみよう!」と思えるのです。
そして、しっかりと誉めてあげましょう。
例えば、「おしっこ!」と伝えてくれたけれど既におむつやパンツが濡れている場合は、「おしっこって言えたね」「教えてくれてありがとう」とまずは誉めます。
そしてその後、次は「おしっこが出る前に教えてほしいな」とここちらの要求を伝えていくようしましょう。
また、トイレが成功したときにはカレンダーに○を書いたり、シールを貼ったりなど、目に見える形でご褒美があると達成感を感じられ、「もっと頑張ろう」と思うことができます。
3歳半でおむつが外れてないのは遅い?発達障害?
おむつが外れる平均は、2歳半~3歳前後と言われています。
しかし、個人差があり、3歳からトイレトレーニングを始めるという人も少なくありませんし、3歳半でもまだ外れていない子もいます。
3歳半でまだ外れていなくても遅いと焦る必要はありません。
また、おむつがなかなか外れないと「発達障害ではないか」と心配するママもよくいますが、それだけで発達障害とは言い切れません。
夜間のおむつ外しは?
夜間のおむつ外しは体の発達と関係していて、個人差が大きいです。
なので、「○歳だから夜間のおむつ外しを練習しよう」ということではないのです。
3歳半で外れていなくても気にしなくて大丈夫です。
膀胱がしっかり発達し尿を溜めれるようになり、抗利尿ホルモンという夜間の尿を減らす働きをしてくれるホルモンが分泌が発達したらだんだんと、夜間のおむつが濡れなくなってきます。
夜間のおむつ外しは、夜間のおむつが濡れなくなってきたら始めればいいのです。
そしてそれには個人差が大きいことを理解して、温かく見守りましょう。
おわりに
3歳でおむつが外れていなくても焦らなくて大丈夫です。
子どもと一緒に楽しく、そして子どもに合わせてゆっくりとトイレトレーニングができたらいいですね。