パパ休暇は、1歳未満の子供を養育する男性が取得できる制度であり、育児休業を2回に分けて取得することができます。
育休取得率は年々上昇しており、男性向けの育休制度がさらに導入検討される可能性もあります。
制度の取得条件について詳しく解説します。
パパ休暇制度の概要と取得条件について詳しく解説!
育休の取得条件とはどのようなものでしょうか?具体的には、以下の条件を満たしている必要があります。
- 1.同じ事業主に1年以上継続して雇用されていること
- 2. 育児休業終了後は復職する見込みであること
- 3. 子供が1歳6か月(育休を延長する場合は2歳)になる日までに、契約期間が満了し、かつ契約更新されないことが明らかでないこと
- 4. 日雇いではないこと
- 5. 週の所定労働が3日以上であること 以上の条件を満たすと、同じ会社で週3日以上勤務を1年以上続けている人であれば、正社員はもちろんパートや契約社員でも育休を取得することが可能です。
これにより、育児に積極的に関わりたいと考える男性にとって、制度が利用しやすくなっています。
パパ休暇の概要とメリット
パパ休暇とは、一般的な育児休暇と異なり、男性が利用することができる育児休暇の制度です。
この制度では、子供が生後8週間以内に1回、そして生後8週間以降から1年未満の間にもう1回、計2回の育児休暇を取得できます。
この制度を利用することで、パパは、長期的な休暇を取ることなく、子供や家族の成長に合わせて柔軟に休暇を取得することが可能となります。
また、一度復帰した後も、再度の休暇取得を円滑に行うことができるため、家族の状況に合わせた柔軟な働き方が期待できます。
パパ休暇のメリットは、必要な時に必要な期間だけ休暇を取得できる点にあります。
具体的には、出産後のママをサポートするために生後8週間以内に休暇を取得し、その後子供の成長やママの体調に合わせて再度休暇を取得することができます。
また、一度復帰した後は、家族の状況を職場に伝える機会を得られるため、再度の休暇取得が比較的スムーズに進むでしょう。
これにより、パパは仕事と家庭を柔軟に両立させながら、子供や家族との時間を大切にすることができます。
パパ休暇の申請についての注意点
育休を取得する際の申請期限は出産予定日の1ヶ月前までとなります。
このため、パパ休暇を利用するかどうかに関わらず、育休開始予定日から1ヵ月前までには申請を行う必要があります。
なお、育休の取得は出産予定日と異なっても問題ありません。
申請手続きは会社を通じてハローワークに行い、提出された書類は会社がまとめて提出します。
受理までには通常1~2週間かかるため、早めの手続きが望ましいです。
また、パパ休暇を利用せずに育休を取得することも可能であり、生後2カ月(8週間)以内に取得しておくことがおすすめです。
なぜなら、この時期に取得しておくことで、後で再度育休を取得する際にパパ休暇制度を利用できるからです。
休暇を取得する日数によっては、ボーナスや退職金に影響が出る可能性があります。
また、育児休業給付金は給与の50~60%程度が支給されるため、総収入が減少することにも留意が必要です。
また、パパは長期休暇を利用して楽しく子供と過ごすことに喜びを感じる一方で、ママは家事や育児の負担が増えることを心配するかもしれません。
育休中の責任と支援制度
休むだけでなく、共に子育てと生活を送るための大切な期間です。
育児に協力するだけでなく、ママの負担を増やさないように注意しましょう。
また、育休中の給付金の手続きも忘れずに行いましょう。
例えば、会社からの育児休業給付金の申請は、育休が始まった後に行います。
育休と給付金の申請を別々に行う必要がありますので、注意してください。
共働きの場合、パパもママも育休を取得し、最大1年2か月まで延長できる「パパママ育休プラス」制度もあります。
この制度を利用することで、保育園などの預かり先を探す期間も伸び、給付金も増額されるため、負担軽減につながります。
ただし、育休日数は変わらないため、育休取得の時期に注意が必要です。
育児休業制度の特徴と注意点
育児休業制度は、2回に分けて取得することができるため、長期休暇が取得しにくいパパでも利用しやすいです。
また、育休中は給与は支給されませんが、会社の加入している雇用保険から育児休業給付金が支給されます。
ただし、支給される給与は通常の約50%~60%であり、総収入が減少する可能性やボーナスの減額などにも注意が必要です。
まとめ:育休は一度きり!我が子との貴重な時間を過ごすチャンス!
男性の育休取得率はまだ女性の取得率に及んでいませんが、年々上昇傾向にあり、政府の後押しもあり今後ますます男性の育休取得率が増加すると考えられます。
育休は一度きりの0歳の我が子との貴重な時間を過ごす機会です。
仕事も大切ですが、積極的に子育てに参加してみてはいかがでしょうか?