子供の習い事を辞めさせたい!上手な辞める理由と伝え方は?

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「こんなことをさせてみたい」「子供のためにいいかもしれない」

きっかけはさまざまでしょうが、子供の為を思って子供に習い事をさせているお父さんお母さんはたくさんいると思います。

でも、子供の成長につれて「これは子供に合ってなかった」「もっと他の習い事をさせたい」「子供が他の習い事をしたいと言い出した」などいろいろな事情があって、習い事を辞めさせたいと思うようになることが、どうしても出てくると思います。

一度始めさせたものを辞めさせるのは意外に難しいものですよね。

そこで今回は、子供の習い事をやめさせたくて、習い事の先生に伝える「辞める理由」とその「伝え方」のヒントとなるようなアドバイス・体験談をご紹介していきたいと思います。

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子供に習い事を辞めさせる場合の理由は?

ここでは、習い事の先生に伝える「子供を辞めさせる上手な理由」をご紹介します。

まず辞める理由は二つに分かれると思います。
「子供が辞めたい」場合と「親が辞めさせたい」場合です。

子供が辞めたい場合

子供が習い事をやめたいと言い出した時、親としては悩んでしまいますよね。

せっかく始めた習い事なのに…というもったいない気持ちや、物事を投げ出させることが子供の教育に良くないんじゃないかという気持ちや、さまざまな感情が親の中に生まれると思います。

子供に理由を聞いて、漠然としたものだった場合はよく話し合うことが大切でしょう。

好きなことをやっていても、辞めたくなってしまうことは誰にだってあります。

すぐに決めようとしないで、期間を決めて様子見をするのが望ましいと思います。

逆にそれが親として納得できる理由だった場合は、素直に辞めさせる決断をして良いと思います。

親が辞めさせたい場合

事情はいろいろあると思います。

何をおいてもまず、子供に習い事を辞めることを納得してもらわないといけません。

頭ごなしな言い方にならないように、しっかりと話し合って下さいね。

子供の気持ちとは関係ないところで、親が親の事情で子供の習い事を辞めさせたいと思うことが出てくる場合もあるでしょう。

経済的な理由、二人目・三人目の妊娠出産、引っ越し、進学、先生と子供が合っていない、人間関係…色々な理由があると思います。

しかし、習い事の先生にそのまま伝えてはいけない「理由」もあります。

詳しくは、次の「先生に辞める理由をどのように伝えればいいのか?」でご説明します。

 

先生に辞める理由をいつ・どのように伝えればいいのか?

ここでは、習い事の先生に「辞めさせる理由をどのように伝えれば良いのか」をご紹介します。

どういう理由であれ、「習い事を辞める」ことが家庭内で決まったのであれば、次は習い事をしている先生にそのことを知らせなければいけませんね。

子供に辞めることを知らせている場合は、早く動いた方がいいと思います。

なにしろ子供はなんでも「言いたい」方ですから、すぐに先生に喋ってしまう可能性がけっこう高いです。

辞めさせる理由を伝える時に、あまり作り話はしない方が良いと思います。

嘘も方便ではありますが、それは誰にでも同じように言える嘘じゃないと、後々困るのは親の方ですから。

伝え方ですが、習い事が終わったに少しお時間いただいて伝えるか、電話しても良い時間を尋ねておいて電話をするのが望ましいと思います。

自分の時間の都合を優先して、習い事が始まる前に伝えるというのはあまりよくないと思います。

先生だって人の子ですから、辞めると聞いて良い感情はもてません。その状態で子供に接してもらうことは得策とは言えないと思います。

子供が辞めたいと言った場合には、正直にそのことを伝えれば良いと思います。

当たり前のことですが、その習い事のことを悪く言うのは厳禁です。あくまで子供の希望なのだということを伝えた上で、感謝の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。

この時に間違っても「子供が〇〇先生に苦手意識があって」みたいなことは言わないように! 広いようで狭い世の中、どこで誰が誰と繋がっているかなんてわかりませんから、不用意な発言は厳禁です。

親が辞めさせたい場合は、たとえば経済的な事情などの仕方がない理由であれば「家庭の事情で」と言えば、しつこく理由を聞かれないのが普通だと思います。

できればキリのよい時期がいいですね。

年内いっぱいですとか、年度末いっぱいですとか。同じように辞めていく子が多い時期だと、あまり気にされることなく辞められると思います。

熱心な先生ほど、辞めると言えば「どうしてですか?」と尋ねてくることが多い印象です。

辞める側としてはあれこれ話すことに負担を感じることもあるかもしれませんが、問われたことにはできるだけ誠実に答えましょう。

度を越えた個人的な質問をされた場合は、「色々個人的な事情ですみません」と言って無難に乗り切るか、「それはちょっとお答えできないんですけれども」とやんわり言いましょう。

あまりあれこれ話すと、先生から同じ先生や他の保護者さんの耳に入ったりして、後で自分が不快な思いをする羽目になることも多いので気を付けたいところです。

 

子供の習い事を上手にやめさせた体験談

子供の習い事の先生と気まずくならないように、また失礼のないように、円満に辞めさせることができた体験談をご紹介します。

先輩ママさん達から「習い事を円満に辞めさせる方法」「先生に伝えた上手な辞める理由」などの体験談を頂いていますので、ぜひ参考にしていただけばと思います。

1. ハンドルネーム:とびばことんだ
2. 年齢:37
3. 職業:パート
4. 子供の年齢:7歳 

 

習い事をやめる際は、先生も人間なので「習いごとの内容が気に入らなくてやめるわけではないが…やむにやまれぬ事情がある」ということをしっかり伝えれば円満に辞められると思います。

うちの場合は、幼稚園の保育終了後に外部から講師を呼んできて習うタイプの教室で、やめても幼稚園で先生と顔を合わせる機会も多く、長年続いてきた教室なので先生の教え子や関係者も周りにたくさんですし、地域のイベントも多く手伝っている方なので、こじれて辞めるのだけは避けたかったのでずいぶん悩みました。

それだけベテランなのですが、ベテランゆえに自信家で、指導方針でモメてやめる方も多く、やめた方は親の集まりの時に悪口を言われたりもあるので…。

やめる本当の理由は他の習い事を始めたいためですが、ごまかせる理由があまりなく…。

「モチベーションがあがらないようだ」→「僕がなんとかしますよ!!」と押し切られそう、「二人目の用事が」→2人めも同じ園なので色々バレる、私の仕事始めた→狭い町なので色々バレる、お金がない・私が病気に→変な噂になりそう…。

苦肉の策で、こどもの視力トレーニングを始めるので曜日がカブってしまうということにしました。

実際眼科には何度か通院していたので、子どもに直に聞かれても「うん、行ってる~」と答えられるので、おかしなことにはなりませんでした。

同じ習い事で理由にすると優劣をつけた感じがあるので、通院という理由にしましたが、「目じゃしょうがないですよね、メガネで事故になってもこちらも困るんで」ということで円満にやめることができました。

モメた方は出席簿から無言で外される感じなのですが、「(息子)○○くんは、これから病院に通うから、やめることになった」ときちんとお知らせもしてもらえて、その後園でも特に気まずい思いもせずにすみましたし、イベントの案内も変わらず届きます。

 

1. ハンドルネーム:スイカ
2. 年齢:33歳
3. 職業:専業主婦
4.子供の年齢:7歳

 

 

うちの子は6歳の時に英語の個人塾に行っていました。
その個人塾は親戚の人がしている塾でお試し感覚でも入りました。
授業は一対一で良かったのですが、親戚という事もあり中々うまくいきませんでした。
授業でも甘えがあり、先生もあまり強く言うことができませんでした。
なので何も結果が出ず一年が過ぎました。
その頃ちょうど小学校入学もあり、良い機会なので辞める事を決めました。結果が少しでも出ているのなら続けてもよかったのですが。
でも、中々言いにくいので色々考えて、「小学校に入って宿題もあるし帰ってくる時間も遅くなるので、申し訳ないけど辞めさせて下さい。私も仕事の時間が遅くなりますので」と伝えてみました。
うちの子は体力もなく、とてもよく寝る子なので先生も多分授業にならないだろう!と納得していただきました。
初めは近所で親戚なので悩んでいたけど言ってよかったと思います。
入学式終わったら制服を見せに行くと喜んでいただけました。
もう少し大きくなって勉強に余裕ができたらまたおいで!と言っていただけました。
なので、「結果がでてないから!」などと直接言うのではなく、「どうしても来れない理由」をお話しすれば相手の方も嫌な気持ちにならないと思います。

 

1. ハンドルネーム:千葉の主婦子
2. 年齢:42歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:14歳

 

 

娘は幼稚園の頃からスイミングに通っていました。

このスイミングに通ったおかげで泳ぎも上手くなり、自分に自信もついたのでとても感謝していましたが、学年が上がるにつれてスイミングに通うことが難しくなりました。

かなり長期間通わせてもらったスイミングでしたが、生理が始まってしまうとさらに通えない日が増えてしまうので、辞めさせてもらうことにしました。

アットホームなスイミングスクールだったので、スイミングのコーチに「時間が取れなくなってきたのでスイミング教室を辞めたい」と話をしました。

ところが「時間を変更したり土日、祝日でも通える時間帯がありますよ」と話をされて軽く引き留められてしまいました。

でも、スイミングを習っている娘本人も十分に泳げるようになったこともあってこれ以上スイミングに通う意志がなかったので、「学年が上がると塾に通ったり、帰りの時間も遅くなるので、曜日と時間を決めて通うことは難しいのでやめさせてもらいます」と、コーチに話をしてスイミング教室を退会しました。

時間をおくと迷ったり悩んだりすることもあるので、やめると決めたらすぐに退会する旨をコーチに伝えるべきだと思います。

「やりたくないという感情的な理由」ではなく「時間が取れなくなった等の理由で、やむを得ない事情で通えなくなる」という風に話をすると、どんな習い事でもスムーズにやめることができると思います。

 

1. ハンドルネーム:ゆり子
2. 年齢:53歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:7歳

 

 

学校の算数がわかりにくかったので、近所にあるドリル式の某大手塾を習わせることにしました。
お友達が通っていたので娘も頑張っていたのですが、文章問題がないことに気が付いたのです。

計算中心だとは知らなかったので、先生に尋ねてみると国語を習うとできるようになるとおっしゃるのです。

国語も習うと合計で3万円にもなります。

これなら塾の三年生までのコースのほうが二教科合わせても8千円も安いのです。
家の前まで送迎バスが無料で来てくれるので代えるしかないと思いました。

娘の下には2歳の息子がいました。
暑い日も雪や雨の日にも自転車でこの子を乗せて送り迎えをしていたのです。
今まで週に二回のペースで通わせていましたがもっと増えることになるのです。
どう考えても無理だと思いました。
暗い中を一人で通わせることもできません。

娘には「綺麗な塾があるから一度見てみるだけ見てみない?」と言ってみました。
すると行くと言うので連れて行ったのです。
塾の先生が文章問題を教えてくれたことに感動した娘は「ここがいい!ここにする!」と大きな声で言いました。
うまくいったのです。
後は辞めるだけです。

ややこしくなるのは困るので、ドリル式の某大手塾をやめてから入塾することにしました。
ここは大切です。

見学だけならよくあることです。
しかし先に手続きをしていたということが万が一お友達からばれてしまうときれいに辞めることができません。
子どもにも辛い思いはさせられません。

ドリル式の某大手塾の先生には「息子を預けるところがなくて毎回の送り迎えが雨や雪の中を連れていくのがかわいそうなので、もう少し娘がしっかりしてから通わせたいと思います。」と言いました。

家庭によって事情がありますから先生も納得してくれました。
娘にはまた来るのよ」と優しく送り出してくれました。
前もって次の塾へ行くことは決して言わないように言い聞かせておきました。

 

1. ハンドルネーム:りい
2. 年齢:36歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:14歳

 

 

体操教室に通ってましたが、双子を妊娠してしまって、体力的にも経済的にも続けられなくなり、子どもには、「からだが辛いから送迎が出来ないから、産まれてからそれでもまだやりたい気持ちがあるならまた習おう‼」と言い、なんとか納得させました。

体操が好きだったので少しかわいそうに思いましたが、他の習い事もあったので、そちらに打ち込むようにしました。

先生には妊娠のことは伝えておらず、リスクなどもあり精神的にも言うつもりが無かったので、「初めはひっそり退会届けを出して辞めよう!」と思い、そうしました。

でも、先生のお耳に入ったようで、どうしたの?と聞かれてしまいました。

妊娠のことはやはり言えませんでしたが、「ここまで技も出来るようになったから、結構満足しているからもう辞めます」とお伝えしました。

それも本音でした。

先生は「もったいない!」と引き留めてはくれましたが、本人が「やりたくない!とか不満がある!」とかで辞めるわけではなく、「もう十分満足しています!」という言葉を伝えれば、「そうか~仕方ないね…」という感じで、それ以上は何も言われることもなく円満に辞めることが出来ました。

あくまで、「満足しています‼これ以上望むことはありません‼」という姿勢が良かったんだと思いました。

最後にきちんとお礼も言えて良かったです。

 

 

1. ハンドルネーム:くりくり
2. 年齢:40歳
3. 職業:会社員
4. 子供の年齢:10歳

 

 

現在、10歳になる娘、4歳から5年半ほど新体操を習っていました。
それを辞めようと思った理由はいくつかあります。

①レオタード、手具(リボンやボールなど)は定期的に購入しなければならず金銭的な負担が大きかったこと。
②単純に送り迎えする時間がない。
③なにも今やらなくても趣味程度なら中学校以降の部活動でやってくれればいいのでは?と気付いたこと。
④お母さん達の付き合いが面倒だったから。

一番の大きな理由は④のお母さん達の付き合いが面倒だったから。
当番もあるし、やっかみ、嫉妬もある世界でしたので嫌になってしまいました。

ではどうやって辞めたかというと、まさかそのまま先生にお伝えするわけにもいかず(他のお母さんの印象も悪くなりますし)私が仕事をしていたのでそれを理由にしました。
しかし「今でも仕事をしているのに続けていられるじゃない?」なんて思われても嫌なので

「実は、担当している仕事が変わってしまって(あくまでも転職ではなく)残業が増えそうで・・・。今の時間ですと続けられなくなりそうなんです。今のところは大丈夫なのですけど、どうなるかわからないし、いつでも残業できるような体制にしないといけないので。」

と仕事のせいにしました。
しかも辞めた後に「続けられたんじゃない?」ってまわりに言われないのように「いつどうなるかわからない状況で」といった雰囲気を醸し出しておきました。

仕事を犠牲にしてまで続けろとは誰も言いませんから。

これでスムーズに習い事は辞められました。

最後に

何事も始めるよりも、辞める方が難しいとはよく言いますが、習い事もそれが当てはまると思います。

私も子供にいくつかの習い事を仕方ない事情で辞めさせてきました。

お稽古の場所が遠くなると言う理由で通うのが不可能になったので、本当に不可抗力でしたが、それでもやはり辞める時には多少の気まずさがありました。

今はその先生と街で出会っても普通にあいさつをしてお話できているので、時間が解決することも多いなと感じます。

お世話になった期間があるからこそ、辞めることになった場合でも先方に対して感謝の気持ちは忘れず、気持ちよく去りたいものですね。

 

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