小学生の育児・子育てに疲れた..限界!男・女の子別に悩みを解決!

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子供のわがままや文句にイライラムカムカ……。

何度言っても言うこと聞かないし、もう限界!!!

自分も子供だった時期があるのに、小学生の気持ちに寄り添えないことがあるのはなぜでしょう?

そこで今回は、小学生の育児・子育てに疲れた..限界!男・女の子別に悩みを解決!ということで小学生の子育てに疲れた親御さんに、育児疲れの原因と対処法をお話します。

小学生の子育てに疲れた!限界!育児に疲れてしまう理由とは?

小学生は6年間で、心も体も脳も大きく成長をする時期です。

男女を意識する時期でもあり、年齢や男女別によって悩みに差が出てきます。

学年別にその年の子供の特徴と育児に疲れてしまう理由、その一般的な対応方法をみていきましょう。

子育ての悩み 小学校低学年

▶ 低学年:学校に慣れていないゆえのトラブルが多い

小学校低学年はまだまだ幼く、自分の意見を相手に伝えることや、他者を思いやる心は育てている最中です。

成長には個人差がありますが、先生の言うことを聞ける子も、怒られて反省しない子も、小学1年生になったら一斉に小学校という集団生活に馴染んでいかなければなりません。

登下校・翌日の準備や宿題など、自分で考えてやらなければいけないことが急激に増えて、あれこれ叱られることも多くなります。

親自身も、勉強やら子供にやらせなければならないことが増え、言葉で言っても理解してくれない子供にイライラモヤモヤします。

なかなか小学校に馴染んでくれず登校しぶりがある、忘れ物が多い、宿題をしないで癇癪を起こすなど、子も親も慣れない小学校生活に疲弊しやすいのが低学年の時期です。

この時期は親も仕事を復帰したり、仕事で重要な役職に就く年になったり、環境が変わりやすい時期です。

極力親がストレスを溜めないように意識して、笑顔でいることが大切です。

大変であれば、周囲の協力やサービスを頼りましょう。

子育ての悩み 小学校中学年

▶ 中学年:からかいや本人の劣等感に悩まされる

10歳前後は、子供から大人に成長する時期です。

行動範囲がぐんと広がりますし、親と行動するよりも子供同士で行動することが多くなります。

そして心理面でも大きな変化が有り、客観的な目も持てるようになります。

法政大学文学部心理学科の渡辺弥生教授がベネッセ教育サイトに書かれている記事「10歳前後に起きる変化」が、とても分かりやすいので抜粋します。

それでは、10歳前後に起きる心の変化や成長について、発達心理学の観点から説明していきます。

小学校低学年は精神的に割と安定した時期です。基本的に何事にもやる気があって、「自分は何でもできる」という万能感を持ちやすく、「がんばっているね」「あなたならできるよ」といった保護者の言葉も素直に受け止めます。ところが、個人差はありますが、10歳前後になると、しだいに自分の性格や能力などを周りの友だちと客観的に比較して、「自分はそれほどできるわけではない」などと感じ、自信を失ったり劣等感を抱いたりしやすくなります。

引用元:ベネッセ

このように小学校中学年にもなると運動能力にも差が出てきますし、勉強も難しくなって出来る子と出来ない子の差が出てきます。

劣等感や優越感を持つことで、運動が苦手な友達をからかったり、逆に苦手なことをからかわれて傷ついたりする友達同士のトラブルが増えてきます。

親への口答えも辛辣になってくるのがこの時期です。

この頃の子供に口うるさく言っても子供の自立心が強く、反発を受けがちです。

そろそろ事細かく注意をする方向から、自分で考えさせる方向にシフトしていく時期です。

子育ての悩み 小学校高学年

▶ 高学年:思春期真っ只中、無駄にぶつかる時期

高学年になるといよいよ思春期に突入します。

大した事を言っていなくてもキレる子供に、こちらもキレたくなります。

しかも自分の「更年期障害」や「親の介護」と時期的に重なる親御さんもいて、聞き流せばいい子供の言葉も聞き流せなくなっている環境にあります。

思春期の時期は「そういう時期ね」と諦めて親が聞き流すことが大切ですが、本音を聞き逃してしまっては「大人は逃げてばかりでずるい」と思われてしまいます。

本人が落ち着いているときに、話す時間はたくさん取りましょう。

  

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子育ての悩み解決法を男の子・女の子別に解説

子どもの心理がわかったところで、具体的にどういった対策をとればいいのか男女別・学年別に見ていきます。

子育ての悩み 男子小学生の対策

男子の特徴として、怒られることをすることが多いです。

具体的には「汚い言葉遣い」「友達に乱暴をする」「傘を振り回す」「忘れ物が多い」「宿題をやらない」

そしてこちらが怒ると、怒ったこちらが悪いかのように余計に言い返してきます。

そんな男子の対処法を、学年別に見ていきます。

低学年男子:怒る回数を少なくし、口答えは聞き流す

低学年男子はまだまだやることが幼稚な割に、大人から指図されると嫌がる心理があります。

しかし、小学校でやることが増え、親は幼児期の何倍も、あれをやれこれをやれと言わざるを得なくなります。

親の声がけが癇癪の引き金になることが多いので、最初から命令口調でいうのはやめましょう。

やってくれるとこちらが嬉しいという気持ちを伝えたり、相手に選択肢を持たせる言い方をするのがコツです。

受け答えの例をあげてみますね。

(例)宿題をやらない

× 「もう宿題はやったの?」「ほら!宿題やる時間でしょ!」

○ 「宿題今やってくれると、すぐお風呂に入れるからお母さん助かるんだけど」

「今日は夕飯の前と後、どっちで宿題やる?」

子供の口答えに親が本気で言い返したり、大人の理屈でやり込めたりすると、子どもが癇癪を起こして余計に暴言を吐くようになって逆効果です。

この時期は怒る回数を少なくし、子どもが口答えしてきても親はさらっとかわすことが必要です。

中学年男子:自立心を大切にして自分自身で考えさせる

よく小学校3・4年生を「ギャングエイジ」と呼びますが、良い行動でも悪い行動でも友達と徒党を組んで集団で行動する男子が多くなります。

自立心が芽生えるとともに劣等感なども芽生え、友達との悩みを抱えてそのストレスを親にぶつける時期でもあります。

この頃は、自分自身で考えさせることが大切です。

悪いことをして叱るのは当然ですが、本人の自尊心を傷つけない言い方をするのがポイントです。

上から押さえつけるのではなく、まずは発言を受け止めた上で反論する「Yes,But方式」で本人の自主性を大事にするような言い方を心がけてください。

(例)汚い言葉遣いをする
× 「そんな言い方したらだめでしょ!」「暴言吐くな!!」
○ 「あなたはきっと○○に腹が立ってカッとしちゃったんだよね。でも、今の言い方されるとお母さん傷つく」

高学年男子:建前でなく本音で話す

高学年になるといよいよ反抗期。

数年前まで「ママ~」って甘えてきた息子が、はらわた煮えくり返るような暴言を吐いてきます。

そして、自分で考え動く能力がつき、大人の言うことが聞けなくなってきます。

思春期のころは、大人が正しくないということを知る時期でもあります。

高学年の反抗には、かならずしっかりとした理由があります。

そのため建前の正義で話すのではなく、親が本音で話すことが必要です。

具体的な受け答えの例をセリフ形式にしますね。

(例)「勉強やったって大人になったら使わないし意味ない」と宿題すらやらない
× 「成績が悪くなって中学受験に落ちる、先生に怒られる等」
○ 「この問題は大人になっても確かに使わない人の方が多いけど、なんで勉強させるかというと、(今苦労しておけば良い会社に入ることができるしお金も稼げて良い暮らしができる、なりたい職業になれる可能性が高くなる、子供の頃に勉強しておけばよかったと後悔する大人がとても多い等)だから私は勉強をしたほうがいいと思っている」

なにより親が魅力的でいることが、本人たちの大人になることへの葛藤を和らげます。

笑顔で楽しく生活をすることを心がけましょう。

子育ての悩み 女子小学生の対策

筆者の息子が低学年の頃、学童の先生が「この頃の男子と女子が一番精神年齢に差がある。女子は3つくらい年上ね」と言っていました。

低学年の頃からしっかり挨拶などが出来るのは、女子が多いです。

しかし年齢的には男子と一緒でまだ子ども。

子供扱いしたがると嫌がるけれども、まだまだ親に甘えたい。

そんな難しい女子の子育て対策には、どんなものがあるのでしょうか。

低学年女子:甘えることを否定しない

低学年女子は男子よりしっかりしているので、言葉で注意すればすぐ動きます。

しかし、まだまだ大人への依存度が多く、大人に言われないと行動できない子がいたり、大人に注意されると気にして泣き出してしまう子もいます。

このギャップが親を悩ませ疲れさせる種です。

これは、おもに経験不足による不安からくるものです。

そのため、経験をつませて不安が自信になれば、その行動は少なくなっていきます。

ですので、小さな成功体験を積み重ねてあげて、「あなたは大丈夫、私たち親はあなたを愛しているわよ」と甘えさせてあげましょう。

具体例を出して説明しますね。

(例)学校に行きたくないと言い出した場合
× 「みんな学校行っているのに、なんであなたは行かないの?」
○ 「じゃあ、もしどうしても辛かったらすぐ帰ってきていいから、お母さんと一緒に登校班のところまで行ってみようか」とハードルを下げる

中学年女子:言い分を受け止めてから冷静に間違いを指摘する

中学年になると、女子も男子と同様徒党を組むようになります。

仲間意識が強くなると共に、仲間以外のものを敵とみなすことも多くなり、人間関係に疲れて子供もイライラしがちです。

人間関係でトラブルがあって、大人が悪いことだと思って叱っても、子供の中で「私はこう考えているのに」という正義があるので、親の言葉が理不尽に聞こえてしまいます。

まずは「ああ、間違えているな」と思っても、子供の言い分を聞いてあげましょう。

間違いを指摘するのはそのあとです。

(例)友達のせいで約束を守れなかったとなんでも人のせいにする
× 「人のせいにしちゃいけないでしょ!」と頭ごなしに怒鳴る
○ 言い分をちゃん聞いた上で「お母さんからは人のせいにしているように見えるけど、あなたはどう思う?」と本人に考えさせる

また、見ていたらどうしても叱りたくなってしまうのもこの年代ならでは。

見ていると腹が立つので、感情的に怒鳴りたくなってきたときはトイレに行ったりお茶を飲んだりと、ひと呼吸置いて親が冷静になるのが良いでしょう。

高学年女子:建前でなく本音で話す

男子と一緒で、高学年女子の反抗には明確な理由が出てきます。

そして、人間関係など親に話さなくなり、いじめなどによる不登校なども増える時期です。

男子同様「建前でなく本音で話す」ということが必要になってきます。時間をかけて信頼関係を築くことが第一です。

「私はあなたを信じている」という親の気持ちが伝われば、子供も親や大人に少しずつ自分の気持ちを表現できるようになってきます。

(例)子供がいじめやからかいに悩んでいる
×「自分で何とかしないといつまでたってもこのままだよ」
「自分で解決しなければならないことだからお母さんがどこまで出来るかわからないけど、でもお母さんができることは手伝うよ」と長い時間をかけてでも一緒に解決する

信頼を築くのは長い時間が必要ですが、壊れるときはあっという間です。

結果を焦らず、子どもがいつか自分で解決する力を信じて待ちましょう。

  

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さいごに

親だって人間です。

どんなに冷静でいようとしても、イライラしたり感情的になることはあります。

一番大切なことは「自分を責めないこと」です。親が笑顔でいることが一番です。

自分ひとりで頑張らず、誰かに相談したり、周囲の助けを得ることも大切ですよ。

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