出産直後から休みのない育児に疲れきっているママはとても多いです。
「この辛い時期はいつまで続くの?終わりを教えてほしい!」と叫びたくなります。
でも、赤ちゃんが月齢、年齢を重ねるごとにママの負担は少なくなっていきます。
どんな負担がいつ頃なくなるのかがあらかじめ分かっていれば、育児を頑張ろうという励みになりますし、子どもの成長でどんな喜びがあるのかが分かれば、終わりのないような状況でも希望が持てます。
そこで今回は、赤ちゃん(新生児)の子育て・育児が楽になる時期はいつから?ということで、「この時期にこれができるようになって、こんな風に負担が減って楽になる」という目安をご紹介します。
育児・子育て楽になる、落ち着く時期
育児中のママが大変だと思うことはたくさんあります。
発達スピードは個人差も大きく性格も関係してくるので、「私はこれには苦労したけど、これには全然苦労していない。」と一人ひとり悩みも違ってきます。
ここでは、育児中・子育て中のママが知りたい「いつ頃、どんな負担が減るの?」の目安を分かりやすくご紹介します。
首がすわる〈3、4ヶ月頃〉
生後4ヶ月頃に首がすわると、抱っこがグンと楽になります。
「縦抱き」でも首を支える必要がなくなります。
「横抱き」ではぐずっていた赤ちゃんも、「縦抱き」にすることで視野が広がりご機嫌になることもあります。
首のすわりによって、おんぶ紐でおんぶすることもできるようになります。
おんぶ紐を使えるようになると簡単な作業が可能になり、少しはかどるようになった家事に心の余裕が出てきます。
卒乳・離乳食の完了〈1歳半頃〉
母乳、ミルクを卒業すると夜に長く眠ってくれるようになり、出産後まとまった睡眠をとることができなかったママは少し長めに眠れるようになります。
睡眠によって、育児で溜まった体の疲れも少し楽になります。
母乳の場合、授乳場所がいつも気にかかり、出かけることに消極的になってしまいますし、ミルクの場合も一式持ち歩くのは一苦労です。
しかし、卒乳により子どもと一緒のおでかけが楽になります。
生後5ヶ月頃から始まる離乳食も、この頃になるとほぼ大人と同じ食事ができるようになり、離乳食作りも終わります。
外出、外食ができるようになると、ママも落ち着いて気分転換がしやすくなります。
夜泣きがおさまる〈2歳頃〉
夜泣きは育児中のママにとって、とても辛いものです。
私自身の育児で、一番辛かったのも夜泣きです。
眠れないまま朝を迎え、呆然としていました。
生活のリズムが出来上がり、気付いたら朝まで寝てくれるようになったと感じるのがこの時期です。
この時期までくれば、もう夜泣きに苦しむことはありません。
一人でご飯が食べられるようになる〈2歳半~3歳頃〉
フォークやスプーンを使って自分で食べることが上手になり、付きっきりで食事のお世話をしなくても、見守りながら一緒に食べることができます。
これまでは自分の食事はかきこむようにバタバタしていたママも、食事を落ち着いてゆっくりとれる時間が増えてきます。
おむつがはずれる〈3~4歳頃〉
2歳前くらいになると、トイレトレーニングを始める方が多くなります。
長いトレーニングを経ておむつとサヨナラできると、ママの負担もぐっと軽くなります。
イヤイヤ期が終わる〈4歳頃〉
「イヤイヤ!」が感情表現の主な手段である長いイヤイヤ期。
きちんと言葉で伝えることが上手になり、1歳半頃から始まったイヤイヤ期もだんだん終わりに近づきます。
会話でのコミュニケーションができるようになるので、ママも感情的になることが少なくなります。
身の回りのことが自分でできるようになる〈5歳頃〉
着替えやトイレお片づけなど、一通りできるようになります。
お手伝いも上手にできるようになり、ママの戦力になってくれることも多くなります。
育児・子育ての楽しい時期はいつ?成長を実感できる時期
子どもの成長は感動を与えてくれることがたくさんあります。その感動は辛い育児も帳消しにしてしまうほどのパワーがあります。
成長を感じ、「子育てって楽しい。」と思える時期をご紹介します。
表情が出てくる〈3ヶ月頃〉
3ヶ月頃の赤ちゃんは視覚と嗅覚が発達し、周りのものがぼんやり見えてきます。
顔をみてニコッと笑ったり、「アー」「ウー」と声を出すようになります。
表情が出てくるこの時期は、ご機嫌な時に見せる仕草や表情が楽しみになります。
更に7、8ヶ月になると声を出して笑うようになり、あやして笑ってくれると楽しくなります。
一人で歩けるようになる〈1歳半頃〉
何にも掴まらず、初めて足を前に一歩出した時はとても感動します。
「早く歩けるようにならないかな。」と立ちあがるたびに側にかけより、応援してしまうものです。
だんだん歩数が伸びると、今度はお外での散歩の楽しみもでてきます。
おしゃべりが上手になる〈2歳頃〉
「ママ」「ワンワン」と単語のおしゃべりから「ママ、みて」「ワンワン、ねんね」など二語分が話せるようになります。
カタコトのおしゃべりが可愛い時期です。
なんでも自分で頑張ろうとする〈3歳頃~〉
興味があることを、何でもやってみようとする時期です。
お箸を使ってみたり、お片づけにチャレンジしたり。
上手にできなくても一生懸命にやろうとしている姿は、見ていていじらしくなります。
できたことを褒めてあげると、得意げな表情で更に頑張ります。
しっかりしてきたと感じる〈5歳頃〉
活発に外遊びをするので、公園などにでかけると一緒に楽しめます。
お友達とのかかわり方を見ていても、優しい声かけをしたりルールを作ってみたり、成長を目の当たりにして嬉しくなります。
病気をする回数も減って、体も丈夫になったと頼もしく感じられます。
さいごに
育児は長いトンネルのようですが、必ず出口はあります。
出産の痛みも忘れるように、育児の辛い記憶ではなく一緒に笑ったこと、感動したこと、楽しかったことなどいい思い出が蘇るものです。
肩の力を抜いて、可愛い子どもとの時間を楽しんでください。