生後4ヶ月になるとお母さんは赤ちゃんとの生活リズムに慣れてくるのでストレスが減ってくる時期だと思います。
しかし、悩みはつきないもので育児書に当てはまらないと不安になったりすることはたくさんあります。
そんなつきない悩みの中でも簡単には解決しないのが赤ちゃんの睡眠の悩みです。
発達障害のチェックリストのなかには「睡眠障害」という項目があるので、発達障害の可能性も気にしてしまいますよね。
「長く寝ているのは体が弱いから?病気なの?」「昼間にたくさん寝てしまって一日の生活リズムが崩れないか」と長く寝ていても心配ですよね。
すぐに目を覚ましてしまう、眠りが浅くて赤ちゃんから離れられないというお母さんもいると思います。
そこで今回は、生後4ヶ月の赤ちゃんがよく寝る、寝すぎ!昼間よく寝るのはなぜ?ということで、赤ちゃんが長く寝すぎて不安になっているお母さんの悩みが少しでも解消できれば、と思います。
赤ちゃんが寝すぎで気になること。4ヶ月の赤ちゃんは何時間くらい寝るの?
▶ 生後4ヶ月の赤ちゃんの平均睡眠時間:13~14時間
▶ 生後4ヶ月の赤ちゃんの睡眠の特徴は以下のとおり
- 昼夜のリズムがついてくる
- 昼間より夜のほうが長く寝られるようになる
- 睡眠時間が安定してくる
- 寝ている間に寝返りの動作をすることもあり、手足がうごくようになる
生後4ヶ月の赤ちゃんが夜通し朝まで寝るのは問題ないことなの?
赤ちゃんが長く寝ることは問題ない場合が多いようです。
寝ることのメリットはとてもたくさんあるので、眠りが浅くて眠れないよりはぐっすり寝られるほうがいいでしょう。
睡眠時間が足りないと、イライラしたり楽しく遊べないなどの問題が起こってしまいます。
ぐっすり寝ている赤ちゃんをそのまま寝かしてもいいかのチェックポイント
では、朝までぐっすり寝ている赤ちゃんをそのまま寝かしてもいいかというと、そういうわけでもありません。
注意するべきポイントを知っておきましょう。
質のいい睡眠がとれているか
質のいい睡眠がとれていないとダラダラと寝てしまい、お昼もボーっとして遊べなくなってしまいます。
質のいい睡眠がとれるように、
- 寝苦しくない服装・室温か
- 寝具はかぶせすぎてないか
- 周りに気になるおもちゃはないか
- 寝返りをうっても落ちたり当たったりする障害物はないか
などをチェックし、赤ちゃんがぐっすり眠れるように環境を整えてあげましょう。
熱は出ていないか
熱が出ていたり具合が悪くてぐったりしていることもあるので、体温や顔色に注意しましょう。
脱水症状になっていないか
長く寝ると脱水症状になりやすくなるので、おしっこがちゃんとでているかどうか、唇が乾燥していないかを確認しましょう。
寝すぎは「病気」や「発達障害」の可能性があるの?
寝すぎることで病気になることはありませんが、病気が隠れていることもあります。
また、赤ちゃんが寝すぎることで心配なのは、発達障害の可能性ではないでしょうか。
それでは、たくさん寝る赤ちゃんに病気が隠れていないか、発達障害の可能性はあるのかご説明します。
隠れている病気
普段も長く寝る場合には体質や性格によるものが大きいですが、前述した通り具合が悪くてぐったりしてしまっているときもあります。
では、ぐったりしているときはどんな病気が隠れているのでしょうか。
- 高熱
- 脱水症状など
この他にも以下のことがあればかかりつけの小児科医に相談しましょう。
- 起きているときも眠たそうにしている
- 抱きかかえてもぐったりしている
- おしっこの量が少ない、出ていない
一見いつものようにぐっすりと寝ているだけのように見えますが、寝ている間に進行してしまう症状もあります。
いつも長く寝ていると慣れてしまうので赤ちゃんの様子を見る機会も減ってしまうと思いますが、赤ちゃんの病気を見つけられるのは元気な状態を知っているお母さんなので、いつもと違うことはないかチェックしておきましょう。
発達障害の可能性について
生後4ヶ月の赤ちゃんが寝すぎるかといって、発達障害の可能性があるかないかは現時点ではわかりません。
発達障害と診断されるのは3~4歳くらいにいろんな要素も考慮してからなので、今心配することではありません。
生後4ヶ月の赤ちゃんが昼間よく寝るのはなぜ?夜寝てくれない場合の対応法を伝授!
生後4ヶ月の赤ちゃんが昼間にたくさん寝すぎてしまい、夜あまり寝ないということはありませんか?
昼間にたくさん寝すぎてしまうのは、生活リズムが狂って「夜型」になっていることが考えられます。
夜に寝てくれるためには「夜型」を正してあげることが大事になり、直すためには毎日の生活リズムを整えることが大切です。
それではどのようにして生活リズムを整えればいいのでしょうか。
生活リズムを整えるには
▶ 起床時間、就寝時間、お風呂の時間をおおまかでいいので決める
▶ 昼間たくさん遊ぶ(脳と体を適度に疲れさせる)
▶ 朝はカーテンを開け、夜は暗い部屋で寝るようにする(脳に朝と夜を認識させる)
起床時間・就寝時間・お風呂の時間を決めると生活リズムが整って、決まった時間に寝られるようになります。
またお昼は外出していろいろなものに触れさせたり、おうちの中でもたくさんコミュニケーションをとることで体も脳も刺激を受けて疲れさせることで夜は深く眠ることができます。
さらに、朝はカーテンを開けることで日光を浴び、脳と体が朝だと認識させることができます。
夜は暗い部屋で寝るようにすると「暗い部屋は寝るところ」という習慣づけがされるので眠りにつきやすくなるのです。
さいごに
成長には個人差があり、睡眠時間にももちろん個人差があります。
良く寝る赤ちゃんや起きている時間が長い赤ちゃん、よだれが多い、少ない赤ちゃんなど、どこをとっても同じ赤ちゃんはいません。
仲良くなったお母さん同士でお話をしていても、いろいろな悩みがあることがわかります。
同じことではないことがお母さんを不安にさせてしまう一番の原因ですが、みんなどこかで悩んでいます。
他の赤ちゃんと比べるより、自分の赤ちゃんをしっかり見てあげてくださいね。