2歳頃の子供が話さない原因は?言葉の遅れ・出ないのは自閉症?

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2歳頃といえば、自我が出てきて言葉も少しずつ増え、今までの赤ちゃんらしさが抜けて幼児期にさしかかる頃ですね。

とくに、意味のある言葉を言うようになり会話ができるようになってくると、とてもかわいいものです。

言葉の発達については、この時期が一番目まぐるしく成長する時期です。

「うちの子、ちょっと言葉の発達が遅いんじゃない?」と感じるママもいるかと思います。

そこで今回は、2歳頃の子供が話さない原因は?言葉の遅れ・出ないのは自閉症?ということで、言葉の発達について、遅れる原因と対処法を解説していきますので、気になるママは参考にしてみてくださいね。

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2歳頃で話さない原因と対処法は?自閉症等の病気の可能性は?

よくいわれている「言葉の発達の目安」は、あくまでも目安なので、子どもによっては早くからよく喋る子もいれば、なかなか言葉がでない子もいます。

男女でも違い、女の子の方が言葉の発達は比較的早いです。

この理由としては、言葉を話す事には左脳が使われるのですが、左脳の発達が早いのが女の子の方なので、男の子は女の子よりも言葉の発達も遅れやすいのです。

また、双子や三つ子などの多胎児の場合、通常よりも早産になったり低体重で産まれることが多く、言葉だけでなく全体的に発達が少し遅れることがあります。

でも、個人差があるとわかっていても、なかなか言葉がでないと心配になりますよね。

何か思い当たる原因があるなら、うまく対処して言葉の発達を促してあげるようにしましょう。

理解は出来ているが、言葉にするのが難しい

大人の言うことは理解できているが、知っている単語を言葉に出来なくて話さないという場合もあります。

思ったことを言葉にする能力も、女の子の方が上手です。

また、個性のひとつでもあります。

まずはママの言うことを理解できているかを確認しましょう。

「コップちょうだい」と言えばコップを持ってくる、「ブーブーどれ?」と言えば車のおもちゃを指差す、といった様子が見られたら、言葉の理解はできているので、言葉が出るのももう少しです。

よくコミュニケーションをとるようにし、焦らず待ってあげましょう。

テレビやスマートフォンの見せすぎで、人とのコミュニケーションが少ない

テレビの子ども番組やスマホの動画は、子どもがグズったときやちょっとおとなしくしてほしいときにはとても便利ですね。

しかし、これらは受け身のコミュニケーションばかりになってしまうので、見せすぎには注意が必要です。

愛知県小児科医会によると、テレビやビデオなどを長時間見る子供は、言葉の発達が遅れがちだそうです。

テレビやビデオは自制して(1 日 2 時間以内に)、見る場合は一緒に楽しめるようにしましょう。
テレビやビデオの視聴時間の長い子どもの中に、ことばの発達が遅れていることがあります。

引用元:愛知県小児科医会

 

テレビやスマホを見る時間が長くないか見直し、1日2時間までを目安にしましょう。

そして、子どもとコミュニケーションをとることを心がけましょう。

2歳児とうまくコミュニケーションをとるコツ

コミュニケーションをとるといっても、まだうまく言葉の出ない2歳児とどう接していいか分からないという人もいると思います。

そんなときは、以下の事を試してみましょう。

  • 同じ目線で、目を合わせる
  • ゆっくり、はっきり、簡単な言葉で
    例…「りんご、おいしいね」「電車、はやいね」など
  • 視覚的なものを使ってコミュニケーションをとる
    例…実際にりんごを指差しながら「りんご」、猫の絵本を見ながら「猫ちゃん、にゃーにゃー」など
  • 「通じ会えた」という喜びを表情やジェスチャーを使って共感してあげる

例えば、パンを食べながら「パン、おいしいね」、バスに興味があるような様子なら「バスだね」と、子どもが見ているその時に、子供と目を合わせながら話しかけます。

たとえ言葉になっていなくても、子どもが何かを発したらそれに答えてあげるようにするなどすることで、子供が「能動的」にコミュニケーションをとろうとして言葉が育ちやすくなります。

話すことよりも他の事に興味がある

歩いたり走ったり指先を使うようなことをしたり、身体的にも発達していろいろなことができるようになっていく時期です。

ですので、まだ話すことよりも他のことに興味があるという場合もあります。

気長に待ってみましょう。

耳の病気や発達障害などの可能性

名前を呼んでも反応しないなどの場合は耳の病気の可能性もあります。

また、自閉症などの発達障害の為に言葉が出にくいという場合も考えられます。

しかし、発達障害と判断するにはまだ2歳では幼すぎる上に、言葉だけでは判断できません。

逆に言葉の発達が早すぎると発達障害だという情報もありますが、これも同じく言葉だけで判断できるものではありません。

中には1歳半で二語文を話す子もいます。

ですので、「言葉が遅い・早いからうちの子は発達障害だ」と決め付けないようにしましょう。

発達障害チェックリストまとめ

専門家に相談する前に、発達障害のチェックリストでテストしてみるといいかもしれません。

広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)

※ 現在、「自閉症スペクトラム障害」と「広汎性発達障害」はほぼ同じとされています。

M-CHAT

※対象年齢:1歳半~2歳

<採点方法>

11、18、20、22:はい・・・1点

それ以外の項目 :いいえ・・・1点

 

下記のいずれかで自閉症の疑いがありと診断されます。

▶ 全項目:3点以上

▶ 重要項目(2、6、7、9、13、14、15、20、21、23):2点以上

ADHD ADHD NAVI

キッズハグ

ADHD.co.jp・・・受診用のチェックリスト

自閉症 キッズハグ

 

※ 発達障害は病名がたくさんあって分かりにくいですが、りたりこ発達ナビ様で図解で紹介されていて分かりやすいです。

 

2歳頃の言葉の発達の目安

2歳頃は「言葉の爆発期」と言われるほど、急におしゃべりが上手になり語彙力も増える時期です。

筆者の子どもも、1歳代のころは言葉が出るのが遅く心配しましたが、2歳を過ぎたとたんに急におしゃべりが上手になり、新しく覚えた言葉もどんどん話すようになりました。

 

では、具体的にどのように発達していくのか目安を紹介します。

ことばの発達のおおまかな目安

「意味のある言葉を一語話す」
9か月で 25% の子どもが、1 歳半ころには 90% の子どもが話し始めます。

「二語文を話す」
19 か月(1 歳 7 か月)で 25% の子どもが、2 歳 4 か月で 90% の子
が話し始めます。(デンバー発達判定法より)

 

明らかなことばの遅れの目安

2 歳までに単語が出ない
3 歳までに二語文を話さない。

引用元:愛知県小児科医会

 

二語文とは、今までは「まんま」「わんわん」といった一語だけの発語だったのが、「まんま たべる」「わんわん ばいばい」など、二語をくっつけた言葉(目的語+述語など)のことです。

他にも、色や数が分かるようになったり、自分の名前や体の名称も言えるようになったり、2歳後半になってくると親だけでなく同年代の子どもとも少しずつ会話ができるようになるなど、子どもの言葉は著しく発達していきます。

言葉の遅れを確認するポイント

言葉の遅れを確認するポイントとしては、基本的には先ほどの「2歳頃の言葉の発達の目安」でご紹介したとおりですが、もう少し詳しく見てみましょう。

以下のポイントをチェックし、気になることがあれば自治体や通っている保育園などに相談してみましょう。

訓練をしてもらえる機関や病院を紹介してもらえます。

また、言葉が出ていても正しい発音になっていないくて、思うように話せないことも多いです。

まだ2歳ですので、滑舌を気にする歳ではありません。

もっと大きくなっても気になるようなら、相談してみましょう。

大人の言うことを理解できているか

言葉を話す前に、大人の言うことを理解できているかどうかが重要です。

理解できていないと感じたら、自治体や民間でやっている言語訓練も考えてみましょう。

理解できるかどうかのおおまかの目安は、「理解は出来ているが、言葉にするのが難しい」でご紹介しています。

何かを伝えようとするか

こちらを向き、何か話そうとしているかどうか確認しましょう。

例えば、何かを指差しながら、「あうあうあうあー」と言葉になっていなくても訴えてくるなどの様子が見られれば、言葉が出る前の段階なので気長に待ってあげましょう。

話せる単語がいくつあるか

1歳半までに、意味のある単語が2つ以上出ない場合には言葉が遅れていると判断します。

2歳になっても話せる単語があまり増えない場合は相談しましょう。

 

さいごに

子どもの言葉の遅れは、個性や生活環境によるものが多いです。

普段からコミュニケーションをよくとるようにしたり、練習したりしてみましょう。

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言葉の遅れ
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