心待ちにしていてやっと会えた赤ちゃん。
生まれたばかりの赤ちゃんはふにゃふにゃしていて、何とも言えない新生児特有の可愛さがあります。
そんな可愛い赤ちゃんとのこれからの生活、わくわくしますよね。
でも、それと同じくらい不安になっていませんか?
入院中は預けられていた夜中も退院したら自分で寝かしつけをしなければいけません。
うまくいくのかとても不安ですよね。
うまく新生児の赤ちゃんの寝かしつけをするにはまず新生児の眠りのメカニズムがどんなものか、次にどんな寝かしつけの方法があるのかを知っておく必要があります。
そこで今回は、「新生児が寝なくなった!夜中寝ないで泣く時の寝かせる方法はコレ!」ということで、色んな寝かしつけの方法もご紹介します。
お子さんにあった方法を探してみてください。
記事の後半では、先輩ママたちによる「新生児の赤ちゃんの寝かしつけ成功談」もご紹介していますので、ぜひご覧ください。
新生児の睡眠時間について
産まれてすぐから28日間を新生児と呼びます。
新生児の赤ちゃんは1日の大半(1日16~18時間)を寝て過ごします。
ですので、ずっと寝ているというよりもずっと泣いているイメージがありませんか?
新生児の赤ちゃんの睡眠は浅く、物音にも敏感なのですぐに起きてしまい、また寝かしつけをすることになります。
寝かしつけが失敗することもありますよね。
なので新生児のときは常に寝かしつけをしているような状態で、お母さんが休まる暇がありません。
新生児が泣いて寝ない、寝なくなってしまった原因
赤ちゃんが泣きやまなくて寝ない、寝なくなってしまった等の理由はたくさんあります。
- 生活リズムが整っていない
- 眠りが浅い
- 体がかゆい
- ゲップが出ていない
- 部屋の温度、湿度が適切でない
- オムツが濡れている
- お腹が空いている
- 部屋が明るい
- 大きな物音がする
まず細かく見ていきましょう。
「5.部屋の湿度と温度が適切でない」「6.オムツが濡れている」「7.お腹が空いている」「8.部屋が明るい」「9.大きな物音がする」についてはすぐに改善出来ると思います。
わかりづらいのは「3.体がかゆい」「4.ゲップが出ていない」です。
ゲップが1回出たとしてもまだ気持ち悪くて起きる時もありますし、汗疹ができていてかゆいときは、普段あまり観察しない背中や首の隙間に出来ているときが多いので見逃しがちです。
どうしても泣きやまないときは、かゆみとゲップを疑ってみましょう。
また、新生児は生活リズムがまだ整っていないので昼夜の区別がありません。
ですので、夜にまとめて寝ることはできません。
また、新生児の赤ちゃんは、少しの物音がするだけでびくっとする「モロー反射」も消えていないのでどうしても眠りが浅くなってしまいます。
できるだけ静かで暗いところで、ちょうどいい室温だと赤ちゃんも安心して眠ることが出来ます。
新生児は授乳中に眠ってしまうことが多いので、その前にオムツが汚れていないか、汗をかいて服が濡れていないかなどをチェックしておきましょう。
色んな寝かしつけの方法、メリットやデメリット
寝かしつけをするには色々な方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので「これが絶対にいい!」という方法はありません。
自分の赤ちゃんにあった、そしてお母さんも続けられるような寝かしつけを見つけてください。
添い乳
添い乳とは、お母さんと赤ちゃんが横になりながら授乳をすることです。
■メリット
- 赤ちゃんが横になった状態なので、そのまま寝かせられる。
- お母さんも寝転がってできる。
■デメリット
- 新生児は首が座っていないので、添い乳をしづらい。
- お母さんがそのまま寝てしまうと、圧迫などの危険もある。
抱っこ
■メリット
お母さんに密着するので、気持ちよく寝られる。
■デメリット
抱っこじゃないと、寝られなくなってしまう。
おくるみで巻く
■メリット
少し窮屈なくらいにすると、手足がバタつかずに安心して眠れる。
■デメリット
うまく巻くためにはコツがいる。
トントンする
■メリット
- お腹にいた頃のお母さんのお腹の音に似ているので、安心できる。
- 授乳をしながらでもできる。
■デメリット
- 長くかかるときもあり、腕が痛くなる。
- トントンが嫌いな子もいる。
新生児のジーナ式寝かしつけ
ジーナ式というのはイギリスのカリスマベビーシッターである、ジーナ・フォードさんが提唱する育児方法のことで、細かくスケジュールを決めて実行するというものです。
こちらは新生児のジーナ式の1日のスケジュールです。
新生児のジーナ式スケジュール
7:00 カーテンを開けて起床し、授乳
9:00 カーテンを閉めて暗くした寝室に連れて行き、おくるみで巻いて寝かせる
10:00 カーテンを開けて起こす
10:30 授乳
11:30 寝室でお昼寝
14:00 カーテンを開けて起こす
14:20 授乳
16:15 寝室でお昼寝(というか夕寝)
17:00 授乳
18:00 沐浴後、明かりを落として暗くした寝室で授乳
19:00 就寝
22:00 寝室の電気を付けて片胸を授乳後、部屋を暗くしてもう一方の胸を授乳
出典:出遅れ夫婦のハレルヤ育児日記
見ていただいてわかるように、かなり細かくスケジュールが決められています。
新生児からジーナ式を行うと、早く生活リズムが整うので夜中の授乳がなくなるという声もあります。
ただ、出産してすぐの体力のない状態で始めるのはかなり根気が入ります。
初めてなのでうまくいっているかどうかもよくわからないので、やめてしまう人もいます。
しかし、自分の生活リズムも整うので、うまくいけばお互いに気持ちのいい朝をむかえられるようになります。
ジーナ式は続けてこそ成果が出るので、夜中の授乳が多くて辛い方、生活リズムを早く整えたいと思う方はぜひ実践してみて下さい。
2人目のときの寝かしつけ
■ 上の子の寝かしつけが終わってから、赤ちゃん(下の子)の寝かしつけをする
1人でも大変な寝かしつけなのに2人になるなんて、絶対にもっと大変になると思いますよね。
赤ちゃんは眠りが浅いし、上の子は赤ちゃん返りすることが多いのでお母さんにベッタリくっついてきます。
赤ちゃんを先に寝かせると、上の子の寝かしつけのときに起きてしまう可能性があるので、上の子の寝かしつけが終わってから赤ちゃんの寝かしつけをするとうまくいきます。
寝かしつけをするとき、赤ちゃんにおっぱいをあげたり抱っこをしてしまうと、上の子がヤキモチをやいてうまくいきません。
上の子の寝かしつけをする前に、赤ちゃんは寝室以外の場所で授乳して寝かせておき、周りに危険なものがないかどうか確認して上の子の寝かしつけをします。
あまり長く寝かしつけにかかってしまうと赤ちゃんが心配になってしまうので、昼間に思いきり遊ぶなどしてぐっすり寝てもらいましょう。
そのうち上の子が赤ちゃんに慣れてきて、上の子を寝かしつけながら赤ちゃんを寝かしつけることが出来るようになります。
新生児の赤ちゃんの寝かしつけ成功談
先輩ママたちの「新生児の赤ちゃんの寝かしつけ」の成功談(ときには失敗談も)をご紹介します。
ぜひ、寝かしつけのヒントにしていただければと思います。
1. ハンドルネーム:みい
2. 年齢:28歳
3.職業:専業主婦
4. 子供の性別:男子
■ 寝かしつけ成功談
▶ お雛様巻き
息子が産院から退院して待ちに待った家での生活でしたが、想像していたよりかなり大変な育児生活でした。
頻繁な授乳やおむつ替えに加え、家事もしなければならなかったので、ほとんど休む暇もありませんでした。
唯一息子が寝てくれている時間が一緒に休めるのですが、布団に寝せると泣き出してしまったり、布団で寝ていてもちょっとの物音で起きたり、モロー反射で起きてしまい、ほとんど抱っこで寝ていました。
そんな生活が1週間も続くと疲れてしまい、どうにか寝てくれる方法はないかと息子を抱っこしながら、インターネットで色々と検索していました。
すると「お雛様巻き」というおくるみで赤ちゃんを巻いて寝かせる方法がありました。
生後3か月くらいまではモロー反射で寝ていても身体がビクッと動いてしまい起きてしまうため、赤ちゃんをくるんでモロー反射を防ぐという方法でした。
こんなことで眠ってくれるようになるのかなとも思いましたが、試してみることにしました。
すると、今まで起きていたのがウソのようにスヤスヤと眠ってくれるようになりました。
家にはおくるみがなかったので、大きめのバスタオルでくるんでいたのですが、抱っこされているかのような安心感もあるのか、布団で寝かせても起きることなく寝てくれます。
おかげで息子と一緒に身体を休めることができ、毎日の育児も頑張れるようになりました。
してください。
1. ハンドルネーム:みき
2. 年齢:29歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の性別:女子
2人娘がいますが、次女が特に置いたら泣くの繰り返しでした。
おっぱいはその時期よくでていたので眠たいけど寝れないとういう状況でした。
■ 寝かしつけ成功談
▶ お腹にいるときに近い状態を作った(おくるみの状態)
▶ おっぱいを飲ませてからおしゃぶりをくわえさせる
すごく敏感な子だったので不安だったんだと思います。
なので、できるだけお腹にいるときに近い状況を作って居ました。
私たちが思っているより繊細だったので、寝床に敷き毛布をしてあげて手を毛布の中に入れてあげて包み込んであげると、たとえ抱っこで寝かせて居ても寝てくれました。
夏産まれで暑いかなと思い、少し薄手のタオルケットでも大丈夫でした。
それでもダメなときは、おっぱいを飲んでからおしゃぶりをくわえさせてあげると、落ち着いて寝てくれました。
■ 寝かしつけ失敗談
▶ 寝ないことにイライラしてしまった
2人目の育児でしたが、やっぱり泣くと焦りますし、どうしたらいいかわからず焦ったりイライラしたりすると、赤ちゃんに伝わってしまい特に泣きやみませんでした。
そして、上の子の「赤ちゃん返り」があったのでそれにもイライラしちゃうので、余計に伝わっちゃって、眠たいのに寝れない状況と重なっちゃったのかなと思いました。
新生児期は本当に繊細な時期だと思います。
イライラせずにその時期を超えたかったです。
1番寝やすい方法を、私が早く見つけてあげればよかったと反省です。
1. ハンドルネーム:Affe
2. 年齢:27歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の性別:男子
■ 寝かしつけ成功談
▶ お腹の中にいる状態と同じ体勢にしてあげる(おくるみ)
ミルクを飲んでもオムツを変えても抱っこをしても赤ちゃんが泣き止まない。という時の寝かしつけ成功談です。
新生児が泣く原因の中には、ミルクやオムツ以外にも、「お腹の中と外での環境の違い」に違和感を感じているという事があるそうです。
例えば体勢です。
赤ちゃんは10ヶ月もの間、お腹の中で手足や背中を小さく丸めて狭い環境で過ごしています。
それが産まれて外の世界に出た瞬間から、平らなベットで寝かされて、更に手足も自由に動けてしまうので、赤ちゃんにとっては慣れていない姿勢に違和感を覚えて、泣いてしまう事があるそうです。
そこで、私が実際看護婦さんに教えてもらって役に立ったのが、おくるみ(バスタオルでも可)でした。
赤ちゃんの手足を曲げて、小さく丸まった状態でくるんであげるのです。
その時、少し動きづらいくらいの窮屈さがお腹の中での体勢と似ていて、赤ちゃんは安心するそうです。
そして背中を丸める様に抱っこをしてあげると、更に赤ちゃんは安心して次第と眠ってくれました。
▶ お腹の中にいた時の音を聞かせて安心させる(ママの声や鼻歌を聞かせる)
羊水の中で過ごしていた時は、周りの音は少し聞こえる程度でママの声だけがしっかりと聞こえていました。
なので、赤ちゃんにとってママの声は、お腹の中でよく聴いていた1番安心する音だそうです。
実際に、私が妊娠中に何気なく口ずさんでいた鼻唄を歌うと、それまでグズグズしていた息子もスヤスヤ眠ってくれた事が何度もありました。
産まれて間もない赤ちゃんが中々眠ってくれない、という時は是非試してみて下さい。
さいごに
新生児の赤ちゃんは起きたり寝たりを繰り返すばかりで起きている時間はまだまだ少ないのでできることは実はそんなにありません。
しかし、赤ちゃんの生活リズムを新生児のうちから整えてあげる準備ができていると、次の1ヶ月がぐんと楽になりますよ。
うまくいかないからとすぐに諦めず、赤ちゃんの様子をみながら自分と赤ちゃんにあった寝かしつけの方法を探してみましょう。