赤ちゃんが生後6ヶ月になるとお母さんの疲れも溜まり、「朝までぐっすり寝たい!」というお母さんも多いのではないでしょうか。
夜間の授乳は疲れ切ったお母さんにとって、一番つらいお世話となってしまいます。
お母さんが疲れ果ててしまって、赤ちゃんが泣いていても起きられなかったり、授乳した後に寝てくれないとイライラしたりと、授乳が苦痛になってしまうこともあります。
そして、生後6ヶ月の夜間授乳でお母さんを悩ませるのが、夜間授乳の回数や間隔です。
夜間授乳の回数が急に増えた、急に減った、という赤ちゃんがいると思います。
そんなときはどう対処していけばいいのでしょう?
また、夜間に断乳すると赤ちゃんが夜泣きしなくなるという説もありますが、あなたの赤ちゃんは夜泣きしていませんか?
そこで今回は、生後6ヶ月の夜間授乳の回数・間隔・時間は?夜泣きに効果のある夜間断乳の方法は?ということで、
生後6ヶ月の赤ちゃんの夜間授乳の回数や間隔、断乳について詳しくまとめましたので参考にしてください。
生後6ヶ月での夜間授乳の時間や間隔、回数は?
時間
夜間授乳に決まった時間はありません。
寝かせてすぐにおっぱいを欲しがるようなら、母乳が足りないのが原因かもしれません。
少なくとも5~6時間くらいはまとめて寝られるようになっているので、それより早く起きるようなら母乳が足りない、あるいは他に原因があるので赤ちゃんの様子をみてください。
何をしても泣きやまないようなら夜泣きがはじまっているときもあるので、電気をつけたり窓の外の風を当ててはっとさせるなどして対処しましょう。
回数
夜中に起きて授乳する回数は、1回程度です。
生後6ヶ月になると、まとめて飲める赤ちゃんが多くなってきています。
もし何度も起きてしまうようなら、生活リズムが崩れている可能性があります。
お昼寝や夜の寝る時間を見直しましょう。
間隔
新生児の時と同じような間隔で起きていたり、寝かせてすぐに起きるようなら母乳が足りないのかもしれません。
生後6ヶ月の赤ちゃんは母乳をたくさん必要とするので、母乳が足りなければすぐに起きてしまいます。
また、母乳が足りない他にもオムツが汚れているなど、他に原因があると思われます。
生後6ヶ月の赤ちゃんに夜間授乳は必要なの?
生後6ヶ月の赤ちゃんにとって、夜間の授乳は必要なときと必要でないときがあります。
必要な場合
- 赤ちゃんのお腹が空いている
- まだ上手にたくさん飲むことが出来ない赤ちゃん
- 乾燥で喉が乾いている
- お母さんのおっぱいが張って痛い時
- 母乳の出があまり良くない時
夜間の授乳は、赤ちゃんが欲しがって泣いているときはもちろん、お母さんのおっぱいの状態でも必要になる時があります。
無理に飲ませても気持ち悪くて寝なくなってしまうこともあるので、もしぐっすり寝ているようなら圧を抜くくらいの搾乳も必要です。
「いつもは起きない時間だけど・・・」と感じても、お母さんのおっぱいの調子が悪いときや鼻づまりなどで赤ちゃんがうまく飲めなかった時は、お腹が空いて起きてしまうこともあります。
その時は授乳が必要なので、しっかり飲ませてあげましょう。
必要ない場合
- オムツや体調が悪いなど、授乳以外の理由で泣いている時
- 夜中に起きるが、様子を見ているとすぐに落ち着く時
- 寝る前にたっぷり飲んでいて、そのまま朝まで寝そうな時
赤ちゃんがおっぱいを欲して泣いているわけではない時は、無理に飲ませる必要はありません。
様子を見ずに授乳してしまうと、授乳以外の他の起きた理由があるのですぐに起きてしまいます。
夜中に起きた時はまず、すぐに泣き止むか赤ちゃんの様子を見て、泣き止まなければ他に原因がないか確認しましょう。
夜間断乳は夜泣きに効果がある?
夜間断乳することによって、赤ちゃんは泣いてもおっぱい以外の方法で寝てくれるようになります。
生後6ヶ月の赤ちゃんは昼夜の区別もつき、夜にはまとめて寝ることが出来るようになっています。
寝る前にしっかりと母乳を飲めていれば、朝までまとめて寝ることができるのに起きてしまうのは、「浅い眠りに切り替わったときにおっぱいを口に含む」ということが入眠儀式になっているからと考えられます。
ですので、入眠儀式を他の寝かしつけにすり替えることが出来れば、夜中におっぱいを欲しがることがなくなるので、浅い眠りにはいったとしても自分の力で再び寝ることが出来るようになります。
赤ちゃんの自分で寝る力を引き出してあげることにより、夜泣きはなくなっていきます。
また、生後6ヶ月になると離乳食をはじめるお母さんも多いと思いますが、夜間の授乳の回数が多いと朝起きたときにお腹が空いていないので、なかなか離乳食が進まないこともあるようです。
夜間の授乳をやめることで朝起きた時の空腹感を学び、離乳食を食べてくれるようになります。
3回食になるまでにはまだありますが、夜間断乳をするとこれからの離乳食がうまく進むようになるので、昼間の卒乳も早くなるという効果もあります。
生後6ヶ月で夜間断乳する方法
生後6ヶ月で夜間授乳する方法は、「夜中に泣いても授乳しない」ということだけです。
夜中に泣いた時は授乳せずに、他の寝かしつけ方法で寝かしつけてみましょう。
おっぱい以外の方法で寝かせることに成功すればその方法を続けて、夜間断乳を進めていきましょう。
夜間断乳をはじめてすぐのときはうまくいかないこともあるのですが、スパウトにいれた白湯を用意しておいて飲ませると寝てくれる時もあります。
白湯を飲ませるときも、寝つくまでくわえさせていては夜間断乳の意味がありません。
飲み終わったと思ったら、泣いてもスパウトから口を離しましょう。
授乳以外の寝かしつけ方法ですが、生後6ヶ月の赤ちゃんはまだまだお母さんにくっついていたい時期なので、夜間断乳をはじめた時の寝かしつけは添い寝やトントンがいいでしょう。
泣きやまない時は抱っこすると、落ち着くかもしれません。
昼間のスキンシップが足りなくなって、赤ちゃんが不安でいっぱいになってしまうと夜泣きがひどくなってしまう事があるので、昼間はしっかりと遊ぶようにしましょう。
さいごに
夜中に何度も起きて母乳をあげることはとてもきついことですが、赤ちゃんにとってはお母さんと一緒にいられて安心できる大切なスキンシップです。
しかし、お母さんが疲れて倒れてしまっては赤ちゃんに笑顔を向けることもできなくなってしまいます。
必要なときはしっかり母乳を飲ませて、それ以外は授乳以外のスキンシップをとれば赤ちゃんも寂しくありません。
赤ちゃんが朝まで寝られるようになれば赤ちゃんもお母さんもたくさん寝られるので、赤ちゃんに夜中の授乳が必要なさそうなら夜間断乳も視野にいれるべきだと思います。
色んな方法を柔軟に取り入れて、無理のない楽しい育児ライフにしましょう。