生まれて間もない新生児や生後1~2か月の赤ちゃんは「まとめて長く寝られない」というのが知識としてお母さんの頭の中にあると思います。
しかし、赤ちゃんがたまに朝までぐっすり寝ることはありませんか?
たまにではなく、毎日朝まで寝る赤ちゃんもいるかもしれません。
お母さんも産後の疲れや育児の疲れで、赤ちゃんが起きなければついつい朝まで寝てしまいますよね。
そして朝、目を覚まして横に寝ている赤ちゃんを見て、ドキッとしてしまうんです。
赤ちゃんが朝までぐっすり寝てしまうのは病気の可能性や具合が悪いからなのでしょうか?
そこで今回は、生後1~2ヵ月の赤ちゃんが寝すぎで夜起きない!朝までよく寝るけど大丈夫?ということでそんなお母さんたちの疑問に答えるため、情報をまとめましたのでぜひ参考にしてください。
生後1か月の赤ちゃんが寝すぎ?どのくらい寝ればいいの?
寝すぎだとは思っても、新生児や生後1か月の赤ちゃんの睡眠時間がどのくらいかはご存知ですか?
まずは生後1か月の赤ちゃんは平均でどのくらいの睡眠時間をとれていればいいのか、睡眠にはどんな特徴があるのかを知っておきましょう。
▶ 生後1か月の赤ちゃんの1日の平均睡眠時間
▶ 睡眠の特徴
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生後1か月の赤ちゃんがよく寝るけど病気の可能性はある?
生後1か月だと音に敏感だったりすぐにお腹がすくといった理由から、眠りが浅いと言われています。
では、ぐっすりと長く寝ているときは、どのような病気の可能性があるのでしょうか。
新生児黄疸(しんせいじおうだん)
新生児黄疸の赤ちゃんは弱くなった肝臓の働きを回復するために長く寝るようになると言われています。
産まれてすぐに新生児黄疸と診断されると治療をすることでよくなりますが、退院したあとに再発することもあるので注意が必要です。
ただ長く寝るだけなら新生児黄疸の可能性は低いですが、以下の症状があてはまるようならすぐにかかりつけ医を受診しましょう。
- 目の白いところや肌が黄色っぽい
- おしっこの色が濃くなる
脱水症状
夏の汗のかきすぎ、冬の乾燥などで脱水症状になることがあります。
脱水症状になるとぐったりしてしまうので寝ているようにみえてしまい、発見が遅れることがあります。
体の小さい赤ちゃんは脱水になりやすいので寝ているときも注意してください。
この他にもいつもと様子が違ったり、顔色が悪かったりする場合はかかりつけの小児科で診てもらいましょう。
生後2か月の赤ちゃんが寝すぎ?どのくらいの睡眠時間が必要?
生後2か月の赤ちゃんに必要な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか。
実は寝すぎではない可能性もあるので、知っておくことが大切です。
▶ 生後2か月の赤ちゃんの1日の平均睡眠時間
▶ 睡眠の特徴
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生後2か月の赤ちゃんが夜起きない!起こさなくて大丈夫?
赤ちゃんが夜中にぐっすり寝ていることに悪いことはないように思えます。
しかし、起こさなくてはいけない場合もあるのです。
赤ちゃんを起こさなければいけないときはどんな時なのでしょうか。
授乳の時間がきたとき
授乳の間隔が開きすぎてしまうと1日のトータル量が減ってしまい、体重が減少してしまうため
唇がカサカサしている
脱水症状をおこしている可能性があるため
おしっこの量が少ない
長く寝ることで、授乳の量や回数が減ると脱水症状になってしまうため
体が熱いとき
熱がでてぐったりして寝ているときもあるので汗や体温に気を付ける
睡眠と発達障害の関係性
アスペルガー症候群や自閉症などの発達障害
アスペルガー症候群や自閉症などの発達障害の赤ちゃんは睡眠に障害があることが多いと言われています。
しかし、睡眠の状態(長く寝るから等)だけで発達障害だと診断することはできません。
発達障害の赤ちゃんの睡眠に関する特徴として、
- 物音に敏感に反応するのですぐ起きる
- 感覚が敏感なので取り込む刺激が多く、疲れやすいため良く寝る
- いつもと違う環境が苦手なので、すこしでも時間がずれたり場所が違うと眠れない
などが挙げられます。
ですが、もし睡眠以外にも「なんだか育てにくいなぁ」と思うようなことがあればかかりつけの小児科の先生や専門医に相談しましょう。
サイレントベビー
赤ちゃんがずっと寝ているとお母さんは赤ちゃんに対してしてあげられることがないので、「放ったらかしにしているのでは?」と感じることがありますが、起きたときに泣いて知らせるのであればサイレントベビーの心配はありません。
サイレントベビーは極端に放置したり無視すると意思表示をしなくなる赤ちゃんのことなので、起きているときにたっぷりコミュニケーションをとっていれば問題ありません。
さいごに
子育てをしていると何もかもが初めてのことだらけなので不安に思ったり心配に思うことはたくさんありますが、もちろんそれはお母さんが赤ちゃんのことを何よりも大切に思っているからこその不安です。
赤ちゃんのことが心配で不安になってしまいますが、子育ての喜びや楽しみを教えてくれるのも赤ちゃんです。
たくさんの心配事が出てくるたびに頭を悩ませてしまうかもしれませんが、赤ちゃんとの楽しい時間を過ごしていることも忘れないでくださいね。