長い子育てには、悩みがつきものです。
子育ては先が見えないと不安が増します。
でも大変な理由を知っておくと、心に余裕がうまれます。
そこで今回は、子育てが一番大変でしんどい時期は何歳?[4歳~大学入学まで]ということで、4歳から大学入学までの間で、何歳ごろの時期にどのようなことが起こり、どのように大変なのかご紹介します。
4歳~大学入学までで、子育てが最も大変な時期は?
ネットや周囲のママさんの話では、子育てが最も大変な時期は中学生だという意見が多いです。
その理由として、反抗期の性質が今までの子育てで経験のないようなものであることと、期間が長く続くことがあげられます。
私が子育てで大変だと感じたのは、子供が自我を持ち、別の個体として認めて接する難しさを感じた時です。
親離れをしようとする子供に、子離れできない自分であったため、自分自身苦しい思いをしました。
4歳~5歳
4歳の壁という言葉もあるように、4歳、5歳は子育ての難しい時期の1つです。
園に通っているので、お友達とのトラブルも出てきます。
悪い言葉遣いも気になる時期です。
話すことは上手になっていますが、思いが伝わらなかったり、自分の考えと違うことが起きたりすると手が出てしまうこともあります。
泣きわめいたり、物を投げたりといった反抗的な態度で、周囲に迷惑をかけるようになります。
親もこの頃になると「しつけをしなくては」という気持ちが強くなるので、その気持ちとは裏腹な子供のわがままや暴力的な態度を目にしてジレンマが生じます。
小学生
小学校入学は、子供にとっても親にとっても大きな変化の時期です。
登下校も一人で行い、放課後は友達と約束をして一人で遊びに出かけるようになり、親との距離が離れるので「大丈夫かな?」と心配が多くなります。
また、園から大学までの期間を考えた時に、親が学校に関わる時間が最も長いのが小学校6年間です。
授業参観、面談、役員など学校によっては保護者が月に1回以上学校に足を運ぶようなところもあります。
子供の行事に時間を割くことが多いので、やりくりが大変になります。
最近は習い事をする小学生が非常に多くなっているので、金銭的な負担も出てきます。
小学校低学年
低学年のうちはまだ自分のことを完全にできるわけではないので親がチェックしてあげないといけないことも多く、手がかかります。
子供に対して善悪を教える大事な時期で、親の責任も大きい時期です。
▶ 友達とのトラブル
友達とのトラブルは、園の時より厄介になります。
園でのトラブルは保育者が介入してくれるので、解決もスムーズです。
しかし、小学生のトラブルは大人の目の届かないところで起きやすいので、子供だけの解決が難しくなります。
子供のトラブルが親同士のトラブルに発展することもあるので、大変さが増すのです。
▶ 勉強について
義務教育が始まったということは、勉強が始まったということです。
小学生になった子供の勉強については、悩みが尽きません。
学校からは低学年のうちに勉強の習慣をつけるように言われますが、宿題もしないまま遊びに出かけることは日常茶飯事です。
学年が上がるごとに周りの子供との学力の差が気になるようになり、勉強しないことは大きな悩みとなります。
小学校高学年
思春期への移行期間で、心と体の発達が著しい時期です。
勉強も本格的になり、自分が苦手なことが分かってきます。
友達との比較もできるようになるので、劣等感を持ったり自暴自棄になることもあります。
「勉強しなさい!」は通用しないどころか、反発のキーワードとなる、言ってはいけない言葉になります。
男の子と女の子で、親の悩みが違ってくるという特徴が出てきます。
男の子は口が悪くなったり物にあたったりして、生意気になったと感じることが多くなり手をやきます。
女の子は屁理屈が増え、扱いにくさを感じます。
中学生
中学生は、言わずと知れた反抗期にあたります。
小学生の頃よりもっと子供の行動が見えにくくなり、心配は増します。
小学生までは親が子供に干渉することで親子間に問題は起こりませんが、中学生になると途端に子供との距離の取り方が難しくなります。
中学生になったからといきなり突き放すことも良くないのですが、いつまでも小学生の頃のように過干渉では子供の成長にも悪い影響があります。
子供にしてみれば、過干渉な親は煩わしいものでしかありません。
口ごたえ、無視、物を壊す、部屋に閉じこもるなど反抗の仕方はさまざまですが、どれも心を痛めるものには変わりありません。
友達づきあいや勉強など、心配するがゆえに口を出したくなりますが、親の言うことを素直に聞いてくれることはほとんどありません。
受験が近くなると、子供はさらにピリピリとした空気を出すようになります。
高校受験に向けて塾に通わせる方も多くなり、経済的な負担が大きくなります。
高校生~大学入学まで
高校生になると将来の進路に向けて、さらに勉強が大変になります。
大学進学のために、塾に通う子供の割合も高くなっています。
塾の費用は中学生よりも高くなるので、金銭的な負担は更に増えます。
高校生は、親との距離を最もとりたがる時期です。
中学生の時よりも友達との時間、一人の時間が増え、親が話をしたいと思ってもその機会を持つこと自体難しいものです。
さいごに
子育てに平坦な道はありません。
常に山あり谷あり、試行錯誤の連続です。
時期によって悩みは違っても、子供を思い心配する気持ちに変わりはないのです。
子供を尊重し、見守る姿勢で接していきましょう。