【体験談】産後うつ病・産後クライシスで子育てできない!対処法と離婚・復縁体験談

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産後うつや産後クライシス、言葉は知っているけどどういうものなのか分からない、といった方も多いと思います。

これらが原因で離婚、なんてこともあります。

好きな人との子どもを産んだのに、それが原因で離婚なんて悲しすぎますよね。そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか。

今回は産後うつや産後クライシス症状、チェックリストや解決・克服方法などを紹介していきます。

ご自身のために、また奥様やご兄弟、ご友人のために、理解を深めてみてはいかがでしょうか。

 

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10人に1人がかかる?産後うつの症状について

米国精神科学会の判断基準では、産後4週以内でその症状が認められることを産後うつとしていて、産褥精神病という病気の一つです。

ちなみにマタニティーブルーというものがありますが、これは3~5割の人に、産後2~3日で産後うつと同じような症状が現れます。

だいたいの人が10日目くらいまでに落ち着きますが、これよりも症状が続く場合や、産後2~3週間たってから症状が出だした場合は産後うつの可能性があります。

産後うつは、10人に1人がかかるとされています。
症状は人によって様々ですが、例として以下のようなものがあります。
・母親としての役割が果たせていないと思う
・赤ちゃんの発育が異常なまでに心配
・将来に希望や夢を感じなくなった
・赤ちゃんに愛情を感じない
・自分を責めてしまう
・育児書やインターネットで調べすぎては不安になる

 

チェックリストで産後うつかセルフチェック

自分は大丈夫と思っていても、気づいたら産後うつになっていたということもあります。
欧米で開発された、「エジンバラ産後うつ病質問票」というものがあるので、一度セルフチェックしてみましょう。

1~10の質問に答え、( )の中の合計数が9点以上になった場合は、産後うつの可能性があります。

1.笑うことができるし、物事のおかしい面もわかる
(0)いつもと同様にできた
(1)あまりできなかった
(2)明らかにできなかった
(3)まったくできなかった

2.物事を楽しみにして待った
(0)いつもと同様にできた
(1)あまりできなかった
(2)明らかにできなかった
(3)まったくできなかった

3.物事がうまくいかなかったとき,自分を不必要に責めた
(3)たいていそうだった
(2)ときどきそうだった
(1)あまりたびたびではない
(0)そうではなかった

4.はっきりとした理由もないのに不安になったり,心配した
(0)そうではなかった
(1)ほとんどそうではなかった
(2)ときどきあった
(3)しょっちゅうあった

5.はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた
(3)しょっちゅうあった
(2)ときどきあった
(1)めったになかった
(0)まったくなかった

6.することがたくさんあって大変だった
(3)はい,たいてい対処できなかった
(2)いつものようにはうまく対処しなかった
(1)たいていうまく対処した
(0)普段通りに対処した

7.不幸せなので、眠りにくかった
(3)ほとんどいつもそうだった
(2)ときどきそうだった
(1)あまりたびたびではなかった
(0)まったくなかった

8.悲しくなったり,惨めになった
(3)たいていそうだった
(2)かなりしばしばそうだった
(1)あまりたびたびではなかった
(0)まったくそうではなかった

9.不幸せなので、泣けてきた
(3)たいていそうだった
(2)かなりしばしばそうだった
(1)ほんのときどきあった
(0)まったくそうではなかった

10.自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた
(3)かなりしばしばそうだった
(2)ときどきそうだった
(1)めったになかった
(0)まったくなかった

引用元:東京都福祉保健局

 

産後うつの原因と対処方法・克服方法

産後は、身体が妊娠前に戻ろうとしてホルモンのバランスが急激に変わります。

これに加えて、ゆっくり寝る間もないくらい休みなしに赤ちゃんのお世話で、気の休まらない状態が続く事で症状が出ます。

またこれに加えて、家族や友人知人から十分なサポートを受けられないと感じたり、親しい人との関係が変わるなど、強いストレスを感じることで発症することもあります。

受診

産後うつかもと思ったら、誰かに相談したり早めに受診しましょう。

対策は早ければ早いほど、治りやすいです。

どの科に受診するか迷うと思いますが、精神科か心療内科が良いです。

精神科や心療内科はちょっと抵抗があるという方は、出産した産婦人科に相談してみるのも良いでしょう。

また、行政の方にも相談窓口がありますので、そこで相談してみたら病院や息抜きの場所(子育て支援の場)を紹介してくれるでしょう。

治療法

産後うつの治療法は様々です。
まずは、ゆっくりと睡眠をとりましょう。

赤ちゃんが寝ている間に、自分も一緒に寝るようにしましょう。

また、身近な人やママ友に話を聞いてもらう事で軽減する場合もあります。

他にも、病院で母乳に影響のない薬を処方してもらったり、子育てから一度離れるために入院を勧められることもあります。

産後うつは、育児を完璧にしようと頑張りすぎる、責任感の強いお母さんに多いようです。

子育ては完璧にしなくていいんだ、と思うことで肩の荷が降りたという方もいます。

あんまり頑張りすぎないようにしましょう。

「産後うつ=悪い母親」ではありません。前にも書いたように、10人に1人が発症します。

自分だけじゃないんだ、と思って落ち込まないようにしましょう。

妻が産後うつになったら…夫にできること

奥様に産後うつの傾向が見られたら、旦那様はとにかく優しく話を聞いてあげましょう。

奥様は気持ちに余裕がなく不安定なので、たとえ話の内容が間違っていると思っても、否定せず聞いてあげましょう。

また、できる限り子どものお世話を一緒にしましょう。

「手伝ってあげる」という感覚ではなく、「2人で一緒にする」んです。

仕事で疲れているからゆっくりしたいかもしれませんが、奥様も一人で育児をして疲れています。旦那様が帰ってくるのを今か今かと待っているんです。

そして、「何をしたらいい?」と聞くのではなく、自分でどうしたらいいか考えて、積極的に赤ちゃんと触れあいましょう。ひとつひとつ指示を出すことがストレスになる事もあります。

育児書を見るなどして勉強するのも良いでしょう。

産後うつになったら、回復するには家族の協力が不可欠です。

奥様の事を理解し、一緒に乗り越えていきましょう。

産後クライシスとは?症状と気づくサイン

産後クライシスとは、出産して2~3年の間に夫婦仲が悪化することで、2012年にNHKの番組が作った言葉です。

毎日夫にイライラしたり、離婚が頭をよぎるようになったら、産後クライシスのサインかもしれません。

厚生労働省が行っている「母子家庭になった時期」の調査では、離婚したときの末子の年齢が、0~2歳が一番多いという結果になっています。

産後クライシスから離婚に発展する夫婦が多いのでしょう。

産後クライシスの原因と対処方法・克服方法

産後クライシスは、夫に対して不満が溜まって愛情が冷めていくということが多いです。

産後クライシスを克服するには、夫が父親としての自覚を持ち、家事・育児を積極的に行う事が大事です。

何もしてくれない夫に対して、イライラする人も多いでしょう。

こちらは何も言わなくても分かるだろう、できて当たり前と思っていても、夫にしたら言われないと分からないこともあります。

「〇〇をしてほしい、してくれたら助かる」「出掛けるまでに、あと〇〇と〇〇をしないといけない」など、してほしいことを明確に伝えることで、夫も何をするべきか分かるので、積極的に動いてくれるでしょう。

そして、何かをしてくれたら夫を褒めて伸ばしましょう。

「やり方が雑」「間違っている」などと責めたら、せっかく手伝ってるのに!と関係が悪化してしまうことも。たとえ完璧にできなくても、ありがとう、と感謝の気持ちを伝えましょう。

また、出産してから妻は24時間体制で育児をしています。

夫婦生活に関して、「それどころではない」「そんな気になれない」というのが本音です。

夫は、それを理解してあげられるようにしましょう。

産後うつ・産後クライシスによる、離婚の危機を乗り越えた体験談

ここでは、産後うつ・産後クライシスによる、離婚の危機を乗り越えたママさんたちの体験談をご紹介します。

1. ハンドルネーム:りり
2. 年齢:22
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:6歳 

 

私は産後、産後クライシスに悩んでいました。
初めての出産ということもあってか全てに対して一生懸命で全力で頑張っているつもりでした。
初めてのことばかりで今後の子育てに関しても不安ですし、本当に自分が母親でいいのかなどの不安や体調不良。私は吐き気や微熱が続いていました。何もしていないのに倦怠感が続いている感じです。
また旦那に対しても愛情なんて言うものは一切なくなりました。何も手伝ってくれない旦那を見て今までのような気持ちはなくなりました。ほかの家族やテレビでイクメンという言葉を聞くたびに結婚する相手を間違えてしまったのかなと思っていました。
あまり二人で会話もしなくなっていました。
私がこの状況をどのようにして乗り越えたかというと、まずはきちんと旦那と話し合うことから始めました。手伝ってほしいということを伝えて嫌だなと思うことがあれば溜め込まずにしっかりと伝えるようにしました。また手伝ってくれた時にはきちんと有難うということを伝えて感謝をするようにしていました。
そうするようになった結果、少しづつではありますが旦那との会話も増えていき今まで通りの関係に戻りました。また私は趣味を見つけて自分が熱中できるものを見つけたり、すべてを完璧にはしなくてもいいんだということを意識しながら家事や育児を行っていました。

1. ハンドルネーム:夏みかん
2. 年齢:29歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:0歳 

 

7か月娘が産まれてから、昼も夜も関係なく頻繁に授乳しなければならず、まともに眠れることもなく疲れ切っていました。
ですが、産まれたばかりの頃は幸せでいっぱいだったので、産後うつになることはありませんでした。
しかし、産後5か月ほどしてから、だんだん幸せよりも身体的、精神的なつらさの方が大きくなっていきました。
夫も娘のいる生活に慣れてくると、娘をあやしたり、おむつを替えたり、育児をしてくれることが少なくなって、飲み会へも行くようになりました。休日には寝てばかりです。
私は体を休める暇もないのに、好きな時間に好きなことをできる夫に対してイライラしてしまいました。
育児だけではなく家事もしなければならないし、私1人で頑張っているような孤独感に襲われ、我慢できずに1人で泣くこともありました。
気が付けばいつも疲れ切っていて、何をしていても楽しいと思えることがなくなり、笑顔がなくなっていました。
こんなにかわいい娘がいるのに、私はなんてダメな母親なんだろうと自分を責める日々でした。
夫に育児のつらさを伝えても真面目に聞いてはくれず、そんな夫の態度が頭にきて、声を荒げて泣きじゃくりながら「しばらく実家に帰らせてほしい」と伝えました。
その翌日から早速実家に帰りましたが、実家では何があったか深くは聞かず、温かく迎え入れてくれてくれたのがとてもありがたかったです。実家で過ごして気持ちが落ち着いてくると、私も夫の仕事の大変さがよく分かっていないように、夫も私の大変さは分からないのだろうなと、考えられるようになってきました。
思い返せば、今まで気分が落ち込めば落ち込むほど、自分の気持ちを押し殺してばかりで、素直に夫に伝えておらず、急に爆発させてしまったように思います。
しばらく実家で過ごすつもりでいましたが、1週間ほどで自宅へ戻り、夫と話し合いをしました。
自分の気持ちや要望を一方的に話すのではなく、「家事も育児もうまくできなくてごめん。仕事が大変なのに、分かってあげられなくてイライラしてばかりでごめん」、「私もつらいけど、一緒に支え合いながら頑張りたい」と、夫を責めずに気持ちを伝えてみました。
すると、夫からも「今まで何もできてなくてごめん」との言葉があり、ケンカになることもなく、お互いにお互いの否を認めて謝ることができました。
それからは、相手の嫌なところを責めるのではなく、良いところを見つけて「ありがとう」をたくさん言うようにしています。
夫も以前よりは育児に参加してくれています。限界を感じた時には、しばらく距離を置いて冷静になれる時間を持つことが大切だと思いました。
また、我慢し過ぎず、つらい時にはつらいとしっかり伝えていけると良いです。

1. ハンドルネーム:みんみん
2. 年齢:31歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:0歳 

 

出産前から小さな事でもクヨクヨしがちだった私は、出産して3日程経った頃から案の定、産後うつになってしまいました。
里帰りを終え自宅に帰った後は案の定旦那さんにイライラ。夫は元々育児には意欲的だったものの、やはり平日は仕事でほぼこどもと触れ合えず、扱い方も身の回りのお世話もままならず、かと言って家事にも気が回らないのでこちらはイライラするやらパニックになるやらでした。しまいには「週末が来てほしくない」「養育費だけもらって離婚したい」との思いがよぎってしまい、ぎりぎり理性の残っていた私は「このままではいけない!」と外部に助けを求めることにしました。
まずは赤ちゃん訪問に来てくださった保健相談所へ電話し、今の状態や気持ちを説明、人に話すことで問題や苦しいポイントも明確になってきました。そして、産後うつのための無料相談イベントを予約したり、1歳未満のこどもを持つママたちの呟きの場を紹介してもらったりしました。自分が夫に感じている気持ちや不満が自分だけのものではないとわかって安心でき、少し自信をつけることが出来ました。
また、今の自分の心の状態が、出産という大仕事を終えたばかりの女性にとって自然なものであるということ、一番近くにいるパートナーへストレスのはけ口が向かってしまうことなども調べ、私の目の前でネットからの引用を読んでもらったりもしました。
このように、第三者の援助を受けて自分自身を理解することと、夫に自分の状態を知ってもらい、少なくとも私のイライラや不安定さを受け流してもらえる状況にすることで、離婚の危機を乗り越えることができています。

1. ハンドルネーム:かえるりんこ
2. ご年齢:41歳
3. ご職業:パート
4. 子供の年齢:0歳

 

私は20代のころ、パニック障害といわれました。しかし、薬を飲んだり日常で何か困ったりしたことはありません。ただ、出産を機にガラッと変わりました。出産して一ヶ月で食欲がなくなり、生きる意欲がなくなりました。

子供が横で泣いていてもおっぱいのませていてもご飯食べていても、上の空でぼーっとしていました。気持ちはひどく落ち込み、ご飯が食べられなくなり、出産した総合病院に入院しました。
そこには、精神科や心療内科がなく、入院しながらご飯は食べられないので点滴をして一日寝ていました。窓をみてはなんともいえないむなしさで過ごしていました。

そんな私は、20代でパニック障害の診断をしてくれた大学病院に紹介状でいくことになりました。そこで、先生に言われたのが「パニック障害はよくあるし、君は大丈夫だから薬飲んでね」の言葉でした。何気ない言葉でしたが、大学病院を出るころには、猫背でよたよた歩いていた私が背筋のばして、空の青さをかみ締めていました。

主人は、里帰り出産の私のところに3日間きてくれました。寄り添ってくれました。しかし、2人目を出産してまた生きる意欲がなくなり、落ち込みが始まりました。

今度は長くかかりました。4年です。

その間に何回も頭がおかしくなることを主人に話しました。黙って聞いてくれました。

市役所に相談してヘルパーさんを頼んで離乳食を一緒に作ったり上の子供の世話を頼みました。一ヶ月に1回は、保健師さんに相談に行き、自分の気持ちを吐き出しました。
病院も精神科に通いました。しんどいときは横になって病院で過ごしました。

時間が解決してくれたのでしょうか?

徐々に動けるようになりました。みんなの支えがあったから今があります。なんにでも、相談することが大事だと実感しています。市役所、保健師さん、幼稚園の先生、主人や両親、感謝しています。

1. ハンドルネーム:ハナタ
2. ご年齢:39歳
3. ご職業:会社員
4. 子供の年齢:10歳

 

子供を里帰り出産して、主人の地元でアパートを借りて新しく生活をスタートすることになりました。

その頃主人は自動車整備士の資格を取得する為に学校に通い収入は主人の週末のアルバイト代のみで貯金を切り崩して生活していました。

周りにも知り合いがおらず、貯金を切り崩して生活していたことからガソリン代もケチってしまい交通手段は常に徒歩。

ベビーカーを押してだったので行ける所も限られてしまって家から出ない日も増えて行きました。

そのような日々を送るうち、楽しいと思うこともなくなり感情が無くなっていく感じでした。

主人は学校とアルバイトに忙しく自分のことで精一杯だったのでしょう。

自分でどうにかしろという態度でした。

洗濯物を干していた時に突然涙がポロポロ出てしまうこともありました。

自分がどうなっているのかも分からずただただ辛い思いで毎日を過ごしていました。

そんな中、たまたま市役所の子育て支援課の職員の方から何の用だったかは忘れましたが、電話がありました。

若い職員の方でしたがおっとりした優しい声で初めてお話しする方でしたが、色々辛い思いでいる事話していました。

電話を切った時にはスッと軽くなった感じがしました。

その後何度か電話をかけてきていただき、本当にあの方が居なかったらどうなって居たのだろうと、感謝しています。

周りに誰もいないと思ったら市役所など知らない人かもしれませんその手段もあることを知ってほしいです。

話を聞いてくれる人はきっといますよ。

1. ハンドルネーム:さや
2. ご年齢:30
3. ご職業:専業主婦
4. 子供の年齢:2か月

 

二人目を出産してすぐに離婚の危機に陥りました。

産後はただでさえ鬱状態になりやすくブルーな気持ちになりやすいので、夫のサポートがとても大切です。

私は上の子と1歳差の年子で2人目を出産したので、まだまだ手のかかる上の子と産まれたばかりの下の子のお世話で、出産直後から毎日休む暇もなくバタバタしていました。

夫の仕事は激務なので、なるべく心配をかけないようにしようと頑張り過ぎていたのがいけなかったのかもしれませんが、夫が早く帰ってきたり週末に家でスマホゲームばかりしているのがよく目に付くようになり、子育てにほとんど関わろうとしないことにストレスを感じ始めました。

まさに産後うつ状態で、昼間はイライラ夜は急に虚しくなり涙が出たり、何もやる気がでなくてぼーっとしたりと気持ちのアップダウンが激しかったです。

ここで夫のサポートがあればもっと違ったのかもしれません。

優しい言葉をかけてくれるだけでもよかったのに。そこから夫に対する怒りは積りはじめ、態度も冷たくなったり常にイライラとした状態で接していました。

夫もそんな私に不満がたまって大喧嘩へと発展しました。

お互い思っていることが次々と出てきて歯止めがきかない状態に。

夫は物に当たりだしたり声を荒げたりでしたが、これが初めてではないこともあり、私は離婚を考えるようになりました。

その後も微妙な空気が家の中に流れていたので私は夫ときちんと向き合って話し合うことにしました。

離婚も視野に入れての会話はヒートアップしました。

夫も離婚を考えたことが何度もあったということで、しばらく離れて暮らしてみるということでその場収まりました。

その後私は子供たちと実家でしばらく生活し、夫はそのまま家に残ることに。

それから1か月ほど経ったころに夫から連絡がありました。

もう一度話し合いたいとの連絡でした。

私はもう離婚前提の話し合いだと思っていましたが、夫からは謝罪とやり直したいという言葉が出てきました。

正直驚きました。

プライドが高く一度嫌なことがあるとすぐ逃げようとする人がやり直したいと言っていたからです。

別居をしてしばらくは夫も毎日お酒におぼれて気を紛らわせていたが、やはり子供たちの声が聞こえなかったり、家に帰ってきても誰もいないという状況がとても辛かったと。

ただ、スマホゲームは自分のリラックスタイムでもあるとのことだったので、そこは私も理解するように努め、ゲームもほどほどにしてもっと子供と向き合って欲しいとの要求をだしてまた一緒に暮らすようになりました。

私も夫が側にいないことで寂しかったのかもしれません。

実家にいる間に家族からいろいろと助けてもらって気持ちが楽になったときに、自分の産後うつに気づきました。

今は夫も帰宅すれば真っ先に子供とお風呂に入ったり食事をしたりで、ゲームは子供が寝るまで待つという生活をしています。

私も夫に感謝し、ゲームに関しても大きな目に見るようになりました。

出産は家族みんなに関係のあることで、産後は周りからのサポートがとても大切になります。

特に産後のブルーな時期の夫からのサポートは何よりも効く薬です。

今回の経験で、夫婦お互いに理解しあうことと、思いやりの気持ちを持つこと、少しの譲り合いの気持ちで離婚という大きな問題にまで発展しないと実感しました。

 

 

産後うつ・産後クライシスで離婚した後に、復縁した体験談

ここでは、産後うつ・産後クライシスで離婚した後に、復縁した体験談をご紹介します。

1. ハンドルネーム:ぱぴちゃんママ
2. 年齢:37歳
3. 職業:専業主婦
4. 子供の年齢:3歳 

里帰り出産を行わず、県外で主人と二人での出産でした。
出産時間も長く、体に負担もかかってしまい、翌日は元気に母乳を与えていましたが、徐々に変化が。まず、
1.計算ができない(子供の体重の変化を記入することで電卓を使ったのですがどうやってつかうのか思い出せない)
2.涙が止まらない
3.子供をみてぼーっとする
4.睡眠不足によるいらいら
退院日には食料も調達してかえらなければならず、重たい荷物を持ったのを覚えています。
家での生活が始まると主人も仕事がありましたが協力的に時間の合間で帰宅してくれて赤ちゃんの沐浴をしてくれたり、ネットショッピングで食材を調達してくれたり
料理もしてくれ、決して、主人が悪いわけではなかったと思います。
当時の私は赤ちゃんのことが心配過ぎて主人がして当たり前と感謝の気持ちを持つ余裕すらなかったです。と同時に、子供中心の生活になってしまい、主人の生活時間には
あわせようともしませんでした。朝いついったのかもわからず。といった感じで。
離婚に至ったのは考え方を私が押し付けたのが苦しくなり、耐えれなくなったんだと思います。あと産後鬱ということで考えかたも行動も衰えていたので、もう面倒見切れないといった感じでしょうか。
離婚しても一か月に一回は面会させており、離婚したのは3歳ですが私もだんだんとホルモンバランスも安定してきて人のことが考えれるようになり、同時に元主人があの時
こうしてくれたなとか感謝の気持ちも生まれ、面会の時にはあの時は産後鬱だったけどいろいろきつくあたってしまって反省している気持ちを行動で表すようになりました。
面会の時、3人で出かけるようになったり、ついでに夕飯をごちそうしたり、普通の家族のようにその時間だけは大切に作っていき、元主人にも伝わったようで、徐々に面会
回数が増えていき、同時に付き合っていた時のような感覚に戻ることができました。
子供が小学校に入学するときに元主人のほうから、3人でいつでも一緒が子供にとっても自分たちにとっても良いと思う。と切り出してもらえ復縁に至りました。

 

さいごに

産後うつや産後クライシスは、原因も症状も克服方法も人それぞれですが、とにかくストレスを溜め込まないということが重要です。

たまには子どもを夫や預かり保育に任せて、一人で息抜きをする時間を作ってみてはどうでしょう。

そして、完璧に育児をしようと頑張りすぎない、一人で抱え込まないで誰かに相談する、これだけでも解決のきっかけになるかもしれません。