子供が小学生ともなると、遊びに行くときにいちいちついて回る必要もなくなってきます。
学校にも登校班で行くか、一人で行きますから、幼稚園保育園時代と違ってすっかり手が離れた感じがしますね。
それでもトラブルがあったら駆けつけたり、参観日や学校行事と学校に行く機会もまだまだ多いと思います。
そんなときに、周囲に仲良くしているお母さんがいないと孤立しているような気持ちになってしまうという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、小学校のママ友がいない、できないことで悩んでいるあなたのために、ママ友の上手な付き合い方と作り方をご紹介したいと思います。
最後の方で体験談もご紹介しますので、参考にしていただければと思います。
小学校のママ友ができない!その原因は?
小学校に入ってから、ママ友ができない。
そんな悩みを持つお母さんもいるようです。
- 保育園から小学校に上がったので、小学校で顔見知りのお母さんがいない
- 子供の小学校入学を期に引っ越しをした
- 同じ幼稚園から同じ小学校にあがる人が少なかった
そういう理由をよく耳にします。
私立小学校の場合は入学式が同じスタートラインといえるでしょうが、公立小学校の場合は同じ幼稚園から上がってきた児童がたくさんいる場合が多いですから、最初のうちはどうしても輪に入りにくく感じてしまうのかもしれませんね。
小学校の場合は最初に役員決めがあり、参観日があります。
この最初の集まりに参加できなかったりすると、出遅れ感があったりしてしまいがちです。
ところが、働いているお母さんは入学式やゴールデンウィークでお休み使っている場合が多くて、意外とこの最初の参観日に出るのが難しかったりするんですよね。
小学校でのママ友の作り方は?
小学校でも子供を通じてママ友が欲しい。
子供の様子を外部からも知りたいから、ママ友が欲しい。
何気ない話ができるママ友が欲しい。
いろんな理由があると思いますが、小学校でもママ友がいたらいいなと思う方は少なくないことでしょう。
いざ作ろうと思っても、子供について公園に行くようなこともそうそうありませんし、なかなかきっかけを掴めないと感じる方もいるかもしれませんね。
ママ友をつくる一番簡単な方法は、子供の仲が良い友達と一緒に外出を誘うことです。
参観日の日などに、子供からあらかじめ中の良いお友達の名前を聞いておいて、そのお母さんにご挨拶させてもらいます。
その場で好感触でしたら、「子供が一緒に映画に行きたがってるんです」「子供が一緒にプールに行ったら楽しそうだって言っていて」という感じで、できれば一緒に…と誘ってみましょう。
よほど先方があなたの子供に悪い印象を持っているのでなければ、良い感じの返事があると思います。
相手のお子さんに兄弟がいる場合などは、最初はお友達だけをお預かりして一緒にお出掛けすることから始めるのもいいでしょう。
そうして何度か遊んでいる間に、一緒に食事でも…という雰囲気になれば、一気に仲良くなれるはずです。
何度か遊んでも、お茶や食事を一緒にしようという雰囲気が伝わってこない場合は、残念ですが深追いしない方がいいと思います。
常識あるお母さんだったら、だいたいお世話になったり誘われることが続いたら、誘い返してくれるものです。
そういうレスポンスがない場合は、残念ですが子供の仲の良いお友達と割り切ったお付き合いをした方が良いでしょう。
それでも、何かあった時に連絡が取れる知り合いは出来たと思って下さいね。
子供の相性もお母さんの相性も良いなんて、なかなかない確率ですから、そうそう都合よくはいきません。
サークル的なお付き合い方が良いなら、地域のクラブチームに子供を所属させてみるのが良い方法です。
野球・サッカー・バレーボール・バスケットボール・ダンスなど、最近は選択肢も多くて子供に興味があるものを探し出せるのではないかと思います。
こういうチームは時間の拘束がありますから、親子でそれなりの覚悟が必要ですが、簡単に知り合いのお母さんが増えます。
チームに加入した途端に、仲間意識を持つお母さんが多いですから、友達とまでいかなくても話をしやすくなるお母さんを簡単に増やすことができます。
そういうお付き合い方が嫌いでなければ、積極的に試合や練習を見に行って、どんどん会話できるお母さんを増やしていきましょう。わいわいとグループでのお付き合いを楽しめます。
お母さん同士だけで仲良くなりたいという方は、がんばって学校の役員や地域の役員をしてみるのがおすすめです。
こちらも時間的に拘束されますから、覚悟がいりますが連絡先をしっているお母さんを確実に増やすことができます。
学校や地域とも密接な関係を作れるので、子育て環境としてはぐっと良くなりますね。
私のママ友でピアノの上手な方がいますが、彼女は音楽ボランティアとして学校に出入りしている関係で友達も知り合いも多くてなかなかの情報通です。
司書の資格がある別のママ友は夏休みだけ図書ボランティアをしていて、学校に足を運ぶ回数が多いせいか彼女も顔見知りの方がたくさんいます。
学校や地域に貢献できる能力があるなら、活かしているうちにお友達や知り合いが増えていくということも多いと思います。
小学校のママ友がいない・できないことで悩んでいたけど、ママ友ができた体験談
ここでは、小学校のママ友がいない・できないことで悩んでいた先輩ママさんたちの、ママ友ができるまでに至った体験談をご紹介したいと思います。
1. ハンドルネーム:ゆか 2. 年齢:44 3. 職業:主婦 4. 子供の年齢:11歳 ウチは夫の仕事の関係で転勤することが多く、子供達が小学生になった頃にも何度か転勤を繰り返していました。なので当然、転向して来た子のママということで、なかなかママ友が出来ないでいました。 もともと消極的で人と接するのが得意ではない方なので、自分からアレコレ話しかけられるタイプでもなく、授業参観や懇談会に行っても一人で片隅に立っているような状態でした。 そんな時にあるママが話し掛けてきてくれたんです。 話している中でうちの近所に住んでいるということも分かり、少しずつですが話すようになりました。 何度か話をするようになったある日、そのママがパン作りが得意なのを知って「自分でパンが焼けるなんて凄い!」と言ったら、「それじゃあ、一緒に焼いてみない?」と誘われたんです。 正直、そんなにパン作りとかに興味がなかった私はちょっと面倒臭いなと思ってしまったのですが、実際に一緒にやってみたら思っていた以上に楽しくて・・・・。 気付いたらパン作りからママ友達の輪が広がって、他のママ達とも一緒にパンを作って持ち寄りランチをするまでになりました。 ママ友を作る切欠(きっかけ)なんて本当はたくさんあるんですよね。 けど、面倒臭がってそのチャンスを逃してしまうか?それともチャンスを逃さないか?のその差だけなんだと思います。 |
1. ハンドルネーム:すずお 2. 年齢:45歳 3. 職業:主婦 4. 子供の年齢:8歳 私の娘が入学した小学校には幼稚園の時の知り合いも少なく保護者会などに言ってもお話しできる人がほとんどいない状況でした。 グループになってお話ししているママ友たちの輪に自分から入っていくことも出来ず、いつも保護者会のクラス懇談会が終わるとさっさと帰っていました。 少し寂しく思っていたもののそれほどママ友が欲しいとも思ってはいませんでした。 人付き合いが苦手だったのでそれはそれで結構気楽だなと思っていたからです。 私は絵本が好きなのでクラスでの読み聞かせにはいつも積極的に自分から参加していました。 その読み聞かせのリーダーが集まりを開いてくれて絵本の選び方や読み聞かせの進め方などをアドバイスしてくれました。 その集まりでいつも読み聞かせに参加するメンバーでメールのやり取りをするようになったのがきっかけで、親しいママ友と呼べる人が私にもできました。 しかもお互いに絵本が好きという共通点もあり、読書の話などで盛り上がれます。 「次はどんな絵本を読み聞かせする?」なんて頻繁に連絡するようになり、メールで子どもの悩みなんかも相談するようになりました。 子どもの悩みというのはどのお母さんも同じような悩みを持っていて、悩みを聞いてもらって、みんなそうなんだと思えるだけでとっても気持ちが楽になったのを覚えています。 今だから言えることですがやっぱりママ友はいた方がいいです。 自分から役員や係などをやればきっとそこで気が合う人に出会えると思います。 |
1. ハンドルネーム:くまさん 2. 年齢:44歳 3. 職業:専業主婦 4. 子供の年齢:12歳
長男は小学生ですが、年の離れた末っ子は発達障害を抱えているため、他のママ達のように気軽に外出もできませんでした。 長男が小学1年生で入学し、初めての授業参観日。 私自身も生まれて初めての授業参観なのでとても楽しみに教室へ入りました。ところが、5分も経たないうちに、末子が大声を出し始め、周囲に迷惑がかかるのでやむなく退出しました。 運動会や作品展など小学校は保護者が生徒たちの成長ぶりを見ることのでいる機会が多く、何度も学校へ足を運ぶものの末っ子に騒がれて落ち着いてみるどころか自分のこの作品ですら見つけることができない状態が続き、だんだんと学校への足が遠のいてしまいました。 乳幼児を抱えるママ達は学校にも多く、登校の際には仲良しの人へ預けたりしていたようですが、我が家の場合は一般の方に預けることができず、民間の保育園でも預かってもらうことができないため、学校へはほとんど行くことができませんでした。 そのため、ママ友を作ることができず寂しい思いをしていました。 入学してからママ友ができず、長男も最後の6年生になってしまいました。 ちょうどその時に、やっと末っ子も幼稚園にはいることができ手を離れる時間ができました。 離れてこれからは学校に来ることができると思ったものの、6年生にもなればすでにママ友の輪は出来上がり、今更はいることもできません。 結局あきらめるしかないのかと思った時に、運が良いのか悪いのかPTA役員にあたりました。 学校のこと何も知らないのにできるのかと不安もあったものの断る理由もありません。 結局引き受けたのですが、今までのことがウソのような出会いがあったのです。 役員でも学年部というクラス懇談などを行うクラスのまとめ役のポジション。 担任の先生とも密に連絡を取り合いますし、6年生なので卒業行事も絡み、他学年よりも役員同士の集まりが多く、1学期の終わるときには6年役員全員が昔からの友人のような感じで付き合えるようになっていました。 しかも、奇跡はまだあり、いままで子供同士でよく遊んでいた仲間のお母さん達が偶然にも集まったということもあり、母達同士でもびっくり。改めてこれからもよろしくね、と言った話にもなり一層仲良くなれたのです。 出会いというものは、どこにころがっているかわからないものだと確信し、諦めなければ友達は作ることができるものだと思いました。 この経験を活かして、中学校でも役員を引き受けてみようかなと思いました。 チャンスは自分から作るものと、しみじみ感じました。 |
1. ハンドルネーム:ゆう君ママ 2. 年齢:39歳 3. 職業:会社員 4. 子供の年齢:6歳
我が家は、少し離れた保育園に通わせてこともあり、同じ小学校に入学する子どもがいませんでした。そのためママ友もできるかどうかとても不安でした。 小学校の近くの公園でも、既にいくつかのグループがある中で、私はなかなかその輪の中には入れませんでした。 しかしある日、本当にしょんなことから、仲良くするママ友が出来ました。それは、子どもの忘れ物でした。 間違えて持って帰ってくる宿題のプリント、またはプールの帽子。 それを間違えてしまった先のご家庭に連絡をし、お互いの家も近いことですから、直接お渡しにいくことがありました。 そんなときに、おすそ分けを頂いて、そのお礼を差し上げたり、ちょっと長話をしては、週末に一緒に遊びましょうという約束をしてみたり。 本当にひょんなことからのきっかけでしたが、こういう形で自然に仲良くなることができました。 ママ友が出来るかなという心配をしてはいましたが、小学校に入れば、親の行事は何かとたくさんあります。 運動会や、発表会、PTA。そんなやり取りの中で、すぐに自然にお友達になれる人は見つかるものです。 まったく心配しなくてもよかったと、今では、逆に、お友達同士のお土産やプレゼントに大変なくらいです。 |
1. ハンドルネーム:冷凍みかん 2. 年齢:29歳 3. 職業:専業主婦 4. 子供の年齢:9歳 私は人見知りです。 我が子が通っている学校は必ず役員をやらないといけないという決まりがあります。 こういう役員とかも苦手でして、保育園の時は何かと理由をつけて断わり逃げていました。 保育園は働くママさんばかりなので送迎の時は挨拶を交わす程度だったので気が楽でした。 同じクラスに同じ保育園だったママさんも居ましたが挨拶を交わす程度でしたので、そこまで仲良くもなかったです。 役員が決まり、一緒の役員になったママさんは私より年上の方でしたが気さくに話しかけてきてくれて、自己紹介までしてくれ、仲良くしてねと言ってくれました。 偶然にもその子と我が子が仲良くなり、私達も自然と仲良くなっていきました。 連絡先も交換して、たまに連絡を取り合っています。 授業参観の時も話したりしています。 我が子も小学三年生になりまして、今まで話した事がなかったママさん達も気さくに話しかけてきてくれるようになり、いつの間にか輪になって話していたりします。 最初はポツンと授業参観など行事の度に1人で見てる事になるのかな…と思っていたぐらいでした。 今では自分からも話しかけたり出来るようにもなりました。 我が子が仲良くしている子のママさんとまずはお友達になるのが良いと思います。 子供のおかげでママ友が出来たっていうのもあります。 あとは勇気を出して自分から話しかけたりしていくと良いですね。
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1. ハンドルネーム:もも 2. 年齢:38歳 3. 職業:専業主婦 4. 子供の年齢:9歳 新しくマイホームを購入したため、小学校に上がる時に違う地域へ引越しをしました。 新しい環境に不安と期待でいっぱいでした。 小学校の入学式、まわりの親子は、門の前で友達と写真を撮ったり、話をしていたりしていました。 私は、知り合いがいないので子供と孤立した感じで不安になりました。 みんな幼稚園から同じ子が多いようで親子とも知り合いの人が多いようです。 子供も、友達はいないので最初は学校に馴染めず行くのを嫌がりました。 先生にも事情を伝えると、友達ができるように工夫をしてくれたようです。 田舎なので地域のつながりがとてもつよいという話をきいて、地域のお祭りなどの行事にはなるべく参加をするように努力しました。 幼稚園の時のように親同士が合う機会も少なくなったので話をするきっかけがなかなかみつかりませんでした。 1ヶ月もすると子供も学校になれてきたようで帰ってくると友達の話をするようになりました。 クラスの名簿をみて名前を覚えて、仲良くなった子供の友達の親に、参観日の時に挨拶するように心がけました。
3年経ちましたが、今では声をかけてくれる人も増え、近所にもラインで連絡を取り合えるような友達もできました。 子供はたくさんの友達ができたようで、今では安心していますが、最初は本当に心配しました。 友達がいないからと引きこもらず、外にでて顔見知りを増やしていけばそのうち話しかけてくれる人や、気があうひとが見つかるのだと思いました。 |
さいごに
小学校でのママ友作りは、多少お母さん個人のがんばりが必要になってきます。
相性というのはどうしてもありますから、まずは知り合いの数を増やしていき、徐々に仲良くなっていくのが良いのではないかと思います。
肩に力を入れずに子供の話を雑談できる時間は、喋ることでストレス解消になる性質の女性にとってはなかなか悪くないものです。
良いお友達ができますように。