育児は分からないことや不安になることが多く、常に悩みがつきません。
そんな日々を共に支えあえるのが、「ママ友」です。
同年代の子供を持つママ同士、情報交換やお互いの子供を一緒に遊ばせたり、時には愚痴を言いあったりすることと思います。
一人では不安なときも、ママ友がいてくれたから楽しく過ごせたという方も多いことでしょう。
しかしそんなママ友が、必ずしもうれしい存在とは限らないのが現実です。
それは、子供のつながりから知り合う方も多いので、気の合う者ばかりではないからです。
そこで今回は、「図々しい・非常識・厚かましいママ友達に大迷惑!撃退方法は?」ということで、
ママ友との関係に悩んでいる、トラブルが多くて困っている、そんなママたちを応援するために、みんなが嫌だと感じているママ友を撃退する方法を考えていきたいと思います。
記事の後半では、「迷惑なママ友を撃退した体験談」もご紹介していますので、あわせてご覧ください。
図々しい、厚かましいと感じるママ友とは?
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ここに挙げた内容は、多くのママが実際にママ友に対して「図々しいなあ、厚かましいなあ」と感じた一例です。
同じ子を持つ母として、最初は好意でしたことでも、何度も続けてお願いされたり、自分と認識がずれていることが多いと、このように感じることが多くなります。
やはり「親しき中にも礼儀あり」という言葉通り、節度のあるお付き合いを心がけることが大切だといえるでしょう。
これはママ友だけに限ったことではなく、人としてもわきまえる必要がありますね。
ママ友が図々しい、厚かましいと感じた時の対処法は?
先ほどの「図々しい、厚かましいと感じるママ友」の1~7について、対処法を詳しくご紹介します。
1.自分の家には呼ばないのに、人の家にばかり来たがる
なるべく笑顔を絶やさずに、「この次は○○さん(相手の名前)のお家に呼んでね。」「うちにはもう何度もお誘いしたから、しばらくは遠慮してね」という内容でしっかりとこちらの意思を伝えましょう。
子供同士のつながりもあるので、相手ともめることはできるだけ避けたいものです。
ただしそれでも伝わらないような人の場合には、少しずつ距離をとるようにし、できれば個人的なお付き合いは避けるのが望ましいです。
2.遊びに来ると長居をして、なかなか帰ろうとしない
■ 事前に「今日は○○時まで」と伝えておく
時間が遅くなると、その後の時間の使い方がとても大変になるということを正直に伝えるべきです。
「用事があるので、何時になったら今日は終わり…」というように、事前に時間を伝えておくようにしましょう。
こちらの都合を聞いてもらえない相手であれば、お付き合い自体を避けるべきです。
■ 事情を分かってもらえる友人に一芝居うってもらう
もし、上手な伝え方が見つからないという場合には、他に事情を分かってもらえる友人に一芝居うってもらうのもおすすめです。
あらかじめ時間を決めておき、時間になったところで「ああ、もうこんな時間だから帰るね。あまり遅くなると○○さん(その家の人)も忙しくて悪いから。私も家のことをしないといけないし、△△さん(図々しい相手)も帰りましょう」とその友人に一芝居うってもららうのです。
これでも伝わらないようなら、やはり個人的なお付き合いを避けるべきです。
はっきり伝えるのが一番ですが、しばらくは忙しくて自宅には呼べないという理由でも大丈夫です。
3.好意で下の子を預かってあげたら、それから度々お願いされるようになった
「子供を預かるということは危険なことが起こらないように気を配ることが必要で、肉体的にも精神的にもとても大変なこと」
というのをしっかりと伝えましょう。
子供の安全面を最優先に伝え、安易に引き受けないのが鉄則です。
きちんと資格を持った保育士さんのいる託児所を利用してもらうべきです。
4.何度か自分の車で一緒に出掛けたら、その後どこへ行くにも、いつも車をあてにされるようになった
車での外出の場合、「人を乗せて運転するのはとても気を遣う」ということをやわらかく伝えましょう。
お互いが交代で車を出し合えるようでなければ、次回からは約束できないことをわかってもらうべきです。
万が一の事態が起きた時に責任が持てないことも、この時にはっきり伝えておきましょう。
子供におもちゃを貸したら、いつも人のおもちゃでばかり子供を遊ばせる
「子供が気に入っているおもちゃである」
ことを伝え、「今度一緒に遊ぶ時には○○ちゃん(相手のお子さん)もおもちゃを持ってきてね」と伝えましょう。
こちらの意思を伝えてもわかってもらえないようなら、遊ぶ時間や場所を変えたりしながら、上手に距離を置くようにしましょう。
プライベートなことまで知りたがる
「プライベートなことは困る」
ということをはっきりと伝えるべきです。
こういう話を遠慮なくしてくる相手というのは、あいまいな言い方をすればどんどんエスカレートするだけです。
きっぱりと意思表示しましょう。
根掘り葉掘り聞かれるような場合は、個人的なお付き合いを避けるのがベストです。
後で噂話が広がらないとも限りませんから、言葉には十分気をつけましょう。
貸したものをなかなか返さない
こちらが貸したものなので、遠慮なく「そろそろ返してほしい」と伝えるべきです。
理由は「使いたいから」と言うだけで十分です。
こういうルーズな人とは、今後は物の貸し借りなど、個人的な付き合いは避けるべきです。
対処法のまとめ
▶ はっきり伝えること
人との付き合いは、どちらかが無理をして関係を保っていても長くは続きません。
お互いの価値観や思いがある程度一致していない場合には、良い関係を続けるのは難しいといえるでしょう。
まずは思っていることを正直に伝えることが大切です。
ただし節度を持った言い方が望まれます。
きちんと伝えて改善されるのが一番いいことですが、中には関係がギクシャクしたり、そのまま付き合い自体が継続できないこともありますが、まずは子供の立場を考え冷静に対応していきましょう。
▶ マナーを守った最低限のお付き合い
子供が小さく、その場だけの付き合いであれば関係を断つのも1つの方法です。
しかし、その後ずっと関係が続くような場合には、大人として冷静に、最低限のお付き合いを心がけましょう。
具体的には、直接的な言い方を避け、次の約束を取り付けないことや、個別に一緒に行動することを避けるのも上手な方法です。
一度言葉にするとなかなか消えることはありませんから、当たり障りのない関係を続けるのも一つの解決策だといえるでしょう。
▶ 人に助けてもらう
自分ではどうしても対処できず、また伝えることも難しいという場合には、誰かほかの人から伝えてもらうのも一つの方法です。
ただし、よほど伝え方が上手な相手を選ばないと、かえって話がこじれる場合も多くなります。
適任者がいない時には避けた方が無難です。
困ったママ友から被害を受けないための予防策
▶ 最初から親しい付き合いにならない
ママ友の場合、必ずといっていいほど子供も関係しています。
また母親としてずっと表面上の付き合いを続けなければならないこともたくさんあります。
まずは、相手のことをある程度理解できるまでは、最初から親しい付き合いにならないことが予防策といえるでしょう。
どうしても図々しく、厚かましいママ友に困ったときには、上記のような方法で対処していきましょう。
こんな非常識なママ友がいた!
同じように子供を産んで育てているママたち、でもみんながみんな同じ価値観だとは限りません。
出会うママ友の中には、あまりの非常識さに開いた口が塞がらないような経験をしている方も多いといいます。
そこで、これまでに皆さんが出会った非常識ママたちを集めてみました。
「あるあるー」「ありえない!」など、一緒に共感する中で、対処法とそんなときの乗り切り方をお伝えしていきたいと思います。
「仕事が休めないからと言って、感染症が完治していないのに早めに幼稚園に送り出すママ友」
■ 対処法 まずは上手に先生に伝え、園から引き取りの対応をしてもらうのがベストです。 同じ母親としてドン引きしたくなる非常識ママの言動には言葉がありません。 子供の病気は予期しないものばかりで、働くママにとっては厳しい現実ですが、まずは子供のことを一番に考えてほしいといえるでしょう。 |
「公共の場で子供が騒がしくしても注意しないママ友」
■ 対処法 勇気を出して友人に伝え、お店を出るべきです。 そのままそこにいても落ち着かないだけでなく、結局は周りからクレームが出るはずです。 あなたも同じように非常識なママというレッテルを貼られる前に勇気をもって注意しましょう。 こういう非常識な人とは、プライベートなお付き合いは出来るだけしないのがおすすめです。 |
「一緒に子供を遊ばせているときに、相手の子が自分の子に砂をかけたのに叱らないママ友」
■ 対処法 最近は教育方針によって、褒めることを優先する家庭があります。 なるべく叱らないのがその家の方針かもしれませんが、やはり子供が間違った時に注意もしないようなママ友家族とのお付き合いは難しいといえるでしょう。 今後もトラブルが続かないようにするためにも、適度な距離感が重要です。 この他にも様々なタイプの非常識なママ友がいるようです。 注意しても逆恨みをしたり、悪いうわさを流されたりというように対応がとても難しいといわれています。 できるだけ距離を置いて接するというのおすすめのようです。 |
筆者のママ友経験談
現在私には中学生の息子と、小学生の娘がおります。
住まいもいくつか変わり、ママ友との出会いもたくさんありました。
運がよく、私にはここまでびっくりするような非常識なママ友はいませんでしたが、中にはとても気性が荒く、小さなことを何倍にも何十倍にも大きく話すような人がいました。
自分が関わらないように気をつけていても、子供が関わってしまうこともあるため、完全に距離を置くというのが難しいのが現状です。
しかし1度もめてしまうとずっと後を引いてしまうため、いつも心がけているのは冷静な対応です。
非常識な人には常識は通用しません。
ですからある程度相手の態度は受け流す努力をし、必要最低限の関わりの中で過ごしていくのがベストです。
子供が次第に大きくなれば関わりも減ってきます。
時が解決してくれるのを静かに待ちましょう。ママって本当に大変ですが、子供の笑顔を守るためにも頑張っていきましょう。
迷惑なママ友を撃退した体験談
先輩ママさんたちの「迷惑なママ友を撃退した体験談」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. ハンドルネーム:瑠璃色ブルー 2. 年齢:30代 3. 職業:専業主婦
▶ 自慢話ばかりしてくる 子供が小さい頃から公園で一緒に遊んでいたのをきっかけに仲良くなったママ友がいたんですが、最近は距離をおいてすっかり音沙汰もなくなりました。 それはいい加減鬱陶しくなってきたからなんです。 メールをくれるのはいいですが子供の習い事や自分の趣味に関する自慢話ばかりで、いかにも褒められたいといった内容のものばかりでした。 最初のうちは「すごいね!」とか「いいな~」などと適当に返していたのですが、こちらからの報告には大したリアクションもなく、次第に自慢話だけするママ友にウンザリしてきました。 その鬱陶しさに気づくまでは、クセがあるけれど面白い人だとか、素直な人、子供が好きでたまらないんだなと好印象に思えていたのが今となっては不思議です。 お食事に行っても同じように自分の話だけしてくる上に、周りのママ友にもけっこう嫌われていると噂になり始めました。
▶ 撃退方法(誘いを断った) そこで、いい加減疲れてきたのもあり、自分からそのママ友を誘うのはやめるようになりました。 その後に向こうから何度か誘ってきたのですが、「用事があって無理」などとはぐらかしながら断り続け、今に至ります。 前なら「前回断っちゃったから」などと言ってフォローのお誘いをしたりしていたので、向こうは私が避けていることに気づいているでしょう。 しかし、自分が周りに嫌われていることを気づき始めているようなので、私も調子がいい人間だと思われているのではないでしょうか。 無理せずにもっと早い段階で距離を置いておくべきでした。 |
1. ハンドルネーム:とも 2. 年齢:42歳 3. 職業:専業主婦
▶ 携帯ゲームのお誘い・紹介をしつこくメールや口でしてくる 幼稚園デビューして一年で、同じクラスのママ友とお友達になれました。 楽しくお付き合いしていると、時々彼女からLINEづてにゲームアプリのお誘いメッセージが届くようになりました。 私は基本、ゲームもやらないし、つきあいで始めるような事はしません。 なので、最初は「ごめんね~?」なんていちいちお断りのメッセージを送っていましたが、どんなに断っても日を変えアプリを変え同じようなメッセージがくるので、無視するようになりました。 ある時一緒にお茶した時、「あなたが私の紹介でアプリをダウンロードしてくれたら○○ポイントもらえる」とか「レアアイテムがもらえる」など、どうしてこんなにしつこいのか理由が少しづつわかってきました。 私の感性では、自分の利益のために、こんな迷惑なお誘いしつこくを送ってくるなんて信じられないので、口頭でも改めて「私、こういうの一切やらないし、ダウンロード自体したくない」と言いました。 でも、「なんで?ダウンロードしてすぐ消せばいいじゃん!無料アプリだよ?!」ってしつこいしつこい。 一度断られたら普通、「ごめん、迷惑かけて」と謝って引き下がりません?
▶ 撃退方法(「付き合い自体を考え直す」とはっきり言った) あまりにも腹が立ったので、机を叩きながら「はっきり言って迷惑。これ以上言うなら付き合い自体考え直す!」と勇気を持っていったら引き下がりましたが、その後、別のところでどうしても我慢できない所が出てきて、今はもう交流ありません。 |
1. ハンドルネーム:りぐみ 2. 年齢:40歳 3. 職業:フリーランス
▶ 自分の子供と家の中の写真を、勝手にSNSにのせられた 私は娘が幼稚園に入り、沢山のお友達ができました。 娘は幼稚園が終わってからお友達と遊ぶのが大好きで、よくお友達を誘って公園で遊んでいました。 やがてお友達、親同士仲良くなると、次第に距離が近くなり互いの家で遊ぶようになりました。 娘が仲の良いお友達のママさんは決して悪い人じゃないのですが、とにかく自分の自慢話をしたがるので、ママさんたちの中ではあまり好かれていませんでした。 私もどちらかといえば苦手なタイプの人でしたが、娘同士が仲が良いので仕方なしに付き合っていました。 ある日我が家に招待して楽しく遊んでいたのですが、翌日別のママさんからびっくりすることを聞いてしまいました。 そのママさんは子供同士が我が家で遊んでいた写真を多数SNSにのせているというのです。 見せてもらった写真には、我が家のキッチンや写真が普通に写りこんでいるものも多数ありました。 私は唖然としました。
▶ 撃退方法(親同士の付き合いを一切やめた) 何も考えず我が家のプライバシーを丸裸にされたと感じ、私はショックと同時にもうつき合いたくないと感じました。 そこで、私はその親子を家に招くのを一切やめました。 子供同士が遊びたいとなると公園や児童館など、我が家以外の場所にしました。 勿論相手の家にも行くのをやめました。 何回か誘われましたが、理由をつけて断りました。 これで相手との関係があまり近くなくなり、ストレスを感じることなく付き合えるようになり良かったと感じています。 |
さいごに
ママ友って、自分だけの友達と違い、常に子供あってのつながりなので、良い時も悪い時もなかなか切っても切れない関係です。
自分だけのつながりなら、気の合わない人とは無理して付き合わなければいいだけなんですが、大事な子供が関わっているので、そうもいかないですよね。
ずっと長く続く絆が生まれる場合もありますが、子供の置かれた環境が変わることで移り変わっていく関係もあります。
まずは母親として、間に入る子供を傷つけないようにするためにも、節度ある付き合いを優先しましょう。上手に付き合えば、これほど力になる強い味方はいません。
同じ悩みや同じ大変さを知っているからこそ、わかりあえることがたくさんあるのですから。