子供が幼稚園くらいになると、初めてママ友を家に呼ぶという機会がやってきます。
何を出せばいいのか、どんなおもてなしをすればいいのか心配になりますよね。
筆者も悩んでネットで検索した記憶があります。
そこで今回は、ママ友が自宅に!おもてなしの飲み物とコーヒーやお茶のNGな出し方は?ということで、ママ友に飲み物を出すときに気を遣わせずに、なおかつ失礼にならないようにするにはどのようにしたらよいのか、良い例ダメな例あわせてご紹介します。
ママ友を自宅でおもてなしするときの飲み物の出し方のマナーは?OKな出し方とNGな出し方
ママ友さんをおもてなしするとき、あまり形式にこだわってしまうと堅苦しい感じがしてしまいます。
かといって、ママ友さんに「気を遣わないで欲しい」と言われたとしても、お客様として家に呼んでいるのですから、おもてなしの気持ちは出さなければなりません。
例えば、家族でいつも飲んでいる煮出しの麦茶を紙コップで出されたら、おもてなしをされている気分にはならないのが正直なところ。
ママ友さんに飲み物を出すときのマナーで喜ばれること、しちゃいけないことをご紹介します。
どんな飲み物を出せば良い?
× 一種類だけで選択肢がない
飲み物って人によって好みがありますよね。
コーヒーが飲めない人もいれば、フレーバーティーがダメな人もいます。
「コーヒーでいい?」と一択で聞いてしまうと、コーヒーが苦手でも周りが「いいよ~」というと「う……うん」と同調してしまう人がいます。
お客様に嫌な思いをさせないために、まずは飲み物の選択肢を2~3個用意しておきましょう。
できればホットとアイス、どちらでも対応できるようにしたいですね。
「コーヒーと紅茶と冷たい緑茶があるんだけど、どれがいい?」と具体的に聞くと、大抵は「これがいい」とか「これが苦手」とその場で話してくれます。
「なんでもいいよ~」と言われたときは、無理に相手に決めさせるのではなく、「じゃあ私と一緒でコーヒーでいい?」など、こちらで選んだものを出しましょう。
カップ・ソーサーはどんなものが良い?
× 古すぎるものや、高すぎるものを出す
グラスやカップは、家にある中で綺麗なものをチョイスしましょう。
欠けたグラスやカップ、絵柄が剥がれているカップなどは言語道断です!
また、あまり親しくなっていない最初のうちは使い捨ては基本NGです。
ただ、10人以上のパーティーでしたら紙コップでもアリだと思います。
一番無難なのはよく結婚式の引き出物でもらうようなおそろいのカップとソーサのセットですが、ママ友は会社の上司とかではありませんので、100均のグラスとかマグカップでも構いません。
ただ、普段家で使っているものとは分けることが大切です。
お客様用の新しいものを選びましょう。
柄が揃っていると可愛らしいですよね。
かといって、高級すぎるグラスを使っても、相手に気を遣わせてしまいます。
特に子連れの時は、割っても「いいよいいよ大丈夫~」と言えるくらいの容器を用意することが大切です。
インスタントでもOK?
× 高級すぎると相手が気を遣ってしまう
「ティーバッグとかインスタントの方が気を遣わなくていいよ」~というママさんもいれば、「美味しい茶葉やコーヒー豆で淹れてくれると嬉しい」というママさんもいます。
事前に相手のおうちでおもてなしを受けていれば相手に合わせて出せるのですが、何も情報がないと悩みますよね。
わからない場合はどちらでもOKですが、高級茶葉を出すならインスタントやティーバッグの方が気さくで良い印象があります。
自分が相手を見ながらおもてなしをするように、相手も「この人はどんなおもてなしをするのだろう」と見ています。
高級茶葉のお茶とかを出されたら、ママ友は「自分も家に招待した時にこのレベルの飲み物を出さなければならないのだろうか……」とハードルを上げられた気分になります。
また、高い容器や高い飲み物を出すと、「セレブかよ!」と鼻につくという方もいます。
高級なお茶を出す場合は「そうだ!この間実家から美味しそうな紅茶もらってきたの♪こういう機会じゃないとなかなか開けられないからみんなで飲もうよ!」など、相手が気を遣わないような一言が大切です。
インスタントの場合も、あらかじめ選んでもらう時に「インスタントなんだけど良い?」と聞くと好印象です。
子連れの場合、子どもには何を出す?
× 一種類しか出さない・割れる素材で出す
今の時代、お子さんにドリンクやお菓子を出すときに気をつけたいのがアレルギー。
幼稚園くらいのお子さんだとジュースやカルピスが無難ですが、カルピスは乳飲料ですし、果物でもアレルギーが出やすい品目があります。
100%のジュースは一度加熱しているのでアレルギーが出にくいとも言われていますが、アレルギーは人によって出方が違うもの。
ですから、お子さんのアレルギーについて、一番知っているママさんに聞くのが無難です。
アレルギーがない子でも、まず何がいいかはお子さんではなくママさんに聞くほうが良いです。
子どもとママさんとで、意見が分かれることもあります。
例えば子供は炭酸が好きだけれども、ママさん的にはまだあまり炭酸は飲ませたくないということも。
なんでもよければママさんがお子さんに「何がいい?」と聞いてくれますし、苦手なものがあるならママさんが指定してきます。
ただ、小学校高学年くらいの子供であれば、子供に直接聞いても大丈夫です。
甘い飲み物が苦手な子も意外といますので、ドリンクは甘いものとカフェインレスのお茶(例えば麦茶など)とで選んでもらうようにしましょう。
また、幼稚園くらいの小さなお子さんの場合、こぼしたり落としたりすることが多いので、プラスチック製やシリコン製でフタ付きのコップで出すと、親御さんも落としやしないかとハラハラしなくて済みます。
「幼児 コップ こぼれない」などでネット検索すると、フタ付きの可愛いコップがたくさん出てきますよ!
紙パックジュースもありですが、選んでもらう時に「私もこれがいい!」と子供同士でケンカになる可能性もあるので、ケンカにならないよう多めに買っておきましょう。
頂いた茶菓子はどうすればいい?
ママ友がお菓子などの手土産を持ってきた場合、最近は出すのがNGという風潮より「みんなで食べよう」という感覚の方が強くあります。
自分で用意する茶菓子は日持ちするものにして、もしケーキなどをママ友が持ってきたらそちらを優先的に出しましょう。
タイミング的には、すぐ出すのではなく、最初は自分が用意した茶菓子を出して。
ママ友からもらったお菓子は、少し時間が経って飲み物をおかわりするようなタイミングで出すのが良いですね。
頂いた時に「おいしそう!あとでみんなで食べよう♪」という一言があると、後で出してくれるんだと持ってきてくれた人もホッとします。
みんなは飲み物をどうやって出している?事例をご紹介!
では、実際お茶を出すときにみなさんどんな方法で出しているのでしょう?
いくつか出し方の事例を、メリットとデメリットとあわせてご紹介します。
- シンプルに茶葉から出す
- ドリンクバー風に出す
- ポーション型のコーヒーメーカーを使う
1. シンプルに茶葉から出す
○ メリット
・無難な方法なので失敗が少ない
・美味しいし香りがよい
× デメリット
・飲み物を作るたびにキッチンに行くので、会話が途切れる
・ママ友がおかわりを言いづらい
普通に茶葉から淹れる、今までどおりのシンプルな方法です。
あまり高いものだと相手が遠慮してしまうので、カルディとかルピシアとかショッピングモールに入っているお店で買うくらいがちょうど良いです。
2. ドリンクバー風に出す
○ メリット
・相手が好きなものを選べる
・準備するためにいちいち席を立たなくて良いので会話がとぎれない
× デメリット
・インスタントだと安っぽくて嫌がる人もまれにいる
・小さなお子さんを連れている場合、お子さんがいたずらする可能性がある
今はスティック状のカフェオレなどが売っていますよね。
テーブルの上にカップとティファールなどのケトルを置いて、茶菓子と一緒にスティック状の飲み物やティーバッグをいくつも入れて出しておきます。
好きな飲み物を選んでもらう方式です。
おかわりもしやすいですし、実際筆者がこの方法でおもてなしをしたところ、概ね好評でした。
3. ポーション型のコーヒーメーカーを使う
○ メリット
・手軽で美味しいので評判が良い
・ホットもアイスも一台で作れる
× デメリット
・機種によっては飲み物の種類が少ない
・一つ一つ淹れるので大勢の時は時間がかかる
ドルチェグストやネスプレッソなど、ポーション型のコーヒーメーカーを持っているなら、ポーションをたくさん買って好きなものを選んでもらうのもありです。
例えばドルチェグストはティーラテや抹茶ラテなどもありますので、コーヒーが苦手な人でも飲めるものがあるのが安心です。
さいごに
自分が良く見られたい、変なことして嫌われてはダメだと思うと緊張して逆効果です。
一番大事なのは無理しないこと!
最初に頑張りすぎてしまうと肩肘張った付き合いになってしまいます。
等身大でおもてなしの心を忘れなければ大丈夫です。