幼稚園の子供を一人で遊ばせるというのは、なかなか難しいこの時代。
どこかで子供を遊ばせるためには、どうしても親も一緒に出掛けることになってしまいます。
そして幼稚園ともなると、お友達と遊びたいという子供が多くなってきます。
たとえば公園で子供同士遊んでいる時に、お友達のお母さんに何の挨拶もしないというわけにもいきませんね。
きっかけは幼稚園や保育園の園内、公園やお稽古の待ち時間などさまざまですが、どうしても多少のママ友付き合いというものは子育てについて回ってくるものです。
幼稚園や保育園でのママ友との付き合い方に悩んでいるあなたのために、ライン・手土産・出産祝い・飲み会・ランチなどの様々な場面でのママ友との上手な付き合い方をご紹介します。
記事の最後の方にはママ友との失敗談もありますので、ぜひご覧ください。
ママ友との「ライン」での上手な付き合い方
ママ友同士の連絡方法といえば、今は「ライン」が主流でしょうね。
この「ライン」、便利なんですがトラブルにもなりがちです。
読んだら既読が付きますから、何の返信もなくだんまりだと「読んでおいてスルー?」となります。
かといってラインが入ったのに見なければ「無視?」となってしまいますから、メールの時代のように、忙しい時には後から「ごめんね~」では済まされにくい面倒くささがありますね。
「ライン」のお付き合いは最初が肝心です。
働いている方なら「仕事が忙しくてなかなかライン見れないの。返信遅くなったらごめんなさい」と最初に言っておくことが大切です。
主婦の方でもお家の用事があって見られない時間があること等、伝えておくべきことは先に知ってもらいましょう。
ただ、自分が「ライン」を送った場合に、多かれ少なかれ反応が気になるものではないでしょうか?
簡単な一言でも可能な範囲で返信するのも、人付き合いとしては大事なことかもしれません。
ママ友に「手土産」を渡すときの注意点
子供が幼稚園の頃は、私もよく子供のお友達と互いの家を行き来しました。
相手のお家にお邪魔するときには、どうしても手土産の一つでも…となってしまいますね。
一番無難なのはなんといっても「消え物」。
お菓子やジュースの類です。ですが今の御時世、安易に選んではいけません。
ここで重要なのは、相手の子供さんに食物アレルギーや苦手なものがないか、把握することだと思います。
今時はアレルギー体質のことはよく話題に上がりますから、そこは頭に入れておいた方が良いと思います。
小麦アレルギーのお友達がいる場合、クッキーなどの焼き菓子は手土産にできませんから、こればかりは礼儀の一つと思って情報収集すべきでしょう。
私は初回の手土産には、よくゼリーやジュースを持参していました。
自分の子がアレルギーもちだったので、手土産を一緒に食べようという形で持って行っていましたね。
行った先のお母さんに出すお菓子がないと焦らせることもないので、アレルギーもちの子供のお母さんにはおすすめです。
もっとも、このゼリーもゼラチンアレルギーのお子さんがいることもあるので、注意が必要ですが。
ママ友に渡すおすすめの「出産祝い」とその上手な渡し方
幼稚園くらいだと、二人目・三人目の出産祝いを渡す機会は多いでしょうね。
こちらは仲良しの度合いによりますが、可能であれば仲良しグループ複数で少額を出し合ってプレゼントするのが良いと思います。
連名の方が負担も少なく、先方にも気を遣わせません。
よくあるのはやっぱり「紙オムツ」ですよね。
何人かで渡す場合、「サイズは何がいい?」なんて先にもう紙オムツを贈ると告げた上で好みのメーカーやサイズを聞いたりしていました。
あとは上の子と性別が違うことが分かっている場合ならば、80センチくらいの服だったり、スタイの詰め合わせなんかも良いのではないでしょうか。
いずれにせよ、ママ友本人に欲しいものを聞けるのが一番です。
ママ友との「ランチ」や「飲み会」で気を付けたいこと
私の子供の学年のお母さんは「飲み会」は開催しなかったのですが、今はけっこうあるみたいですね。
お酒を飲むと距離が縮まりますから、仲良くなる良い機会ではありますが、その一方でトラブルになった話もちょくちょく耳にします。
お付き合いの中でも、外出系はいろんな意味で気を使う部分ですよね。
飲み会は夜に家を空けることになりますから、行きたかったら行く、行きたくなければ旦那や子供を理由にして行かない、と意思をはっきりさせることが大切です。
あまりお酒の場に行きたくないけど付き合いかな…と、迷う方はやめた方がいいと思います。
ランチ会はけっこうあるでしょうね。
金銭的な事情が許すならば、たまのママ友ランチは楽しいものだと思います。
同じ園に子供を通わす親同士でしか分からない話は、たくさんありますものね。
金銭的に厳しい場合は、上手にお姑さんとのお付き合いや家の用事を理由にしてお断りしましょう。
遅れてもいいなら用事が終わってから合流してもいいか、ですとか、お茶の時間だったら行けるんだけど…とか、自分なりに都合をつけて参加したいことを付け加えて言うのもいいかもしれません。
なんにせよ、誘ってくれた相手に感謝の気持ちを伝えることはお忘れなく。
自分に当てはめれば分かることですが、誘う方だって毎回断られるのは気分のいいものではありませんから。
幼稚園・保育園のママ友付き合いの失敗談
ここでは、先輩ママさんたちが、幼稚園・保育園のママ友付き合いで失敗した体験談をご紹介します。
ママ友付き合いで失敗しないためのヒントとなれば幸いです。
1. ハンドルネーム:ひろとん 2. 年齢:35歳 3. 職業:パート勤務
LINE(ライン) 息子が通う幼稚園は行事が多く、父母のお手伝いも頻繁にあり準備などの連絡事項を父母会会長の意向でグループLINEでしていました。 年長クラスの役員が5人で私も役員をしていたのでバザーやお遊戯会の連絡をする事もしばしば。 初めは、5人で持ち回りでLINEしようかとなっていたのですがクラスLINEで連絡事項や協力要請をするうちに質問やクレームが増え、酷い時はLINEのメッセージが1日50件くることも。 私は年少からだったので、クレームや質問攻めしそうなお母さんがだいたいわかっていて、なんとかかわしてあれたのですが、私以外の役員のお母さん達は年中さん、年長さんから入園したので後半になるとLINEするのが怖いと私がほとんどLINE担当みたいになりました。 グループLINEでは20人に自分の打った内容がいく訳だし、クレームを書かれるし、それは負担になりますよね。 そのうち、LINEの会話に参加しない人が出てくるとそれを影で非協力的と言い出すお母さんまで…。 LINEに慣れてないお母さんも一生懸命馴染もうと頑張って入ってくれましたが、LINEは便利ですがこうなってくると大変なストレスになりかねないなと感じました。
ランチ 息子の通っていた幼稚園は比較フランクなお母さんが多く、淡白な付き合いだったので決まったランチ会などはありませんでした。 だけど、行事が終わると準備頑張ったから打ち上げがてらランチ会しようか、という話になりました。 そこで日程をまず決めるために役員が聞いてみるのですが、「子ども抜きでゆっくり大人だけでランチしたい意向の人たち」と、「平日は仕事もしていて子どもを遊ばせながら休みの日にランチしたい人たち」との意見が合わないことがありました。 大人だけと子どもの人数も入ると会場のキャパや料理の内容も違ってくるし、田舎なので会場も限られてきます。 おまけに手頃な値段で、と言われ結局まとまらずにランチの話は流れてしまいました。 |
1. ハンドルネーム:ごんすけ 2. 年齢:36歳 3. 職業:専業主婦
飲み会 先日初めてママ友同士の飲み会を開いてみました。 メンバーは子供同士仲の良い6人。 それぞれ子供を夫にまかせていざ集合! 久々の外での飲み会でこの時はとってもワクワクしていました。 飲み会が始まり、またまだお酒がまわってない私達。 まずは当たり障りなく幼稚園のお話。 ですが段々とお酒が入ってくると、始まってしまった苦手なママさんの話題。 一人が出した名前は、なんと私が比較的よくお話しするママさんだったのです。 普段はそんな素振り一切見せず、仲良がいいと思いこんでいたので衝撃的。 そしてそれに釣られるかのように、他のママ(Aさん)も次々と「私もこの人苦手ださ〜」とカミングアウト大会が始まったのです。 シラフだったら話題を変えているところですが、私も酔いがまわってついつい一緒になって盛り上がってしまいました。 翌日、昨晩のことを思い返して「やってしまった~」と猛反省。 誰がどこでつながってるかわからないのが、ママ付き合いの怖いところなのに。 その日以降、悪口を言っていたAさんが、悪口相手のママとニコニコ笑顔で話しているのを見る度に、「あんなに悪口いってたのに、普通に笑顔で話すんだ~怖い!」という目で見てしまいます。 こんな事なら聞かなきゃ良かった。 ママ友同士の飲み会は、いくら気を許し始めても絶対に悪口なんていっちゃいけない! そう心に決めました。 |
1. ハンドルネーム:ちかさん 2. 年齢:38歳 3. 職業:専業主婦
LINE(ライン) 幼稚園のママ友Aが保護者会の時に「クラスでグループラインを作ろう」と言われ、クラスの保護者全員参加のグループラインを作りました。 すると週末、グループラインを切り出したママ友Aが「今○○公園に居るので、お暇な方はいらしてください」とラインが来ました。 が、私がラインに気が付いたのはその日の夜で、返事を出さなかったのですが、ほとんどのママ友は返事をしていませんでした。 そこからママ友Aは、週末の夜になると「今から飲みに行ける方いませんか?」と聞いたり、「今からカラオケ行きましょう」と言って来たりし、2~3人の方だけが参加していました。 その後も、毎週のように飲み会のお誘いや、公園へのお誘いだけではなく、「○月○日、翌朝まで子どもを預かってくれる方は居ませんか?」と聞かれるようになってしまいました。 確かに、連絡網やPTAの連絡事項等で、クラスグループラインは便利に利用できるのですが、子どもたちには関係のない話がメインになりがちだし、便利に使われてしまう事も否定できないので、お誘いが来ても承認ボタンを押さずに居る事をお勧めします。
手土産 近所に住んでいるママ友に、旅行のお土産を渡しに行った時、たまたま同じマンションに住むママ友Bと遭遇してしまいました。 挨拶だけし、仲の良いママ友にお土産を渡し、少し雑談してから帰宅したのですが、お迎え時にママ友Bは不機嫌になっていました。 お土産を渡したママ友から話を聞くと「うちはお土産を貰っていない」と不機嫌になっているとの事だったので、自宅用に買ったお土産を持ってママ友Bの家へ行きました。 するとママ友Bは「アレルギーがあるのに、こんなものを貰っても迷惑よ!」といきなり怒鳴りつけ、更にご機嫌斜めになってしまいました。 翌日、担任の先生にママ友Bの子どものアレルギーを聞き、アレルギー反応の出ない手土産を持って謝罪に行ったのですが、「おしつけがましい」と大激怒してしまい、それ以降は放っておくことにしました。 何をしても怒るときは怒るんだし、下手に関わるよりも、放っておくことが一番いいと思います。 |
1. ハンドルネーム:まるきち 2. 年齢:29歳 3. 職業:会社員
LINE(ライン) 同じ幼稚園でのママ友グループLINEで、よくお茶のお誘いがまわってきておりましたが、勤めているので参加できないので出来るだけ見ないようにしていたのですが、ついうっかり開いてしまいそのまま返信を忘れていたところ「誘ったのに返事をくれなかった」と1部ママ様たちから陰口を言われていたようです。 それからはうっかり開いてしまわないように気をつけています。
飲み会 運動会のあとの打ち上げの際にかなりの大人数でママ友同士での飲み会がありました。 近所の子どもOKの大きな居酒屋だったのですがあまりの大人数でかなりみんな大声で話していたのでまわりのお客さまに迷惑になると思い、「少々抑え気味で」というようなことをやわらかめに言ったところ、反感を買いしばらく大変でした。 今は落ち着いて通常になっております。 そういうことは言わないように、気になるのであれば参加しないということにしました。
ランチ ママ友と子どもだちでランチに行った時に、あまり子どもが歓迎されないようなおしゃれなお店でしたので、出来るだけ抑え目に話していたのですが、子どもたち同士が盛り上がってしまいどうしてもうるさくなってしまいましたので「場所を変えようか」と言ったところ、まだゆっくりおしゃれな店でランチをしたいママ友さんたちから思いっきり反撃を受けました。 もし時間が戻せるなら、子連れにはふさわしくない場所を提示されたときにお断りするか子どもがいないときにお願いするべきでした。 手土産 定番といえば定番なので問題ないかとは思いますが、そのママさんが購入してきたものより、ひとまわり大きいものを購入してしまいましたので、大変気まずい思いをしました。 以降はかぶらないようなものを探したり事前に聞いたりしています。 出産祝い 何がほしいか聞いた際に、予算をあきらかにオーバーしているものを頼まれた時に、最初から予算を伝えればよかったと後悔したことがあります。 こちらから聞いてしまったので購入しましたが、次は気をつけようと思いました。 |
1. ハンドルネーム:ぱぴちゃんママ 2. 年齢:37歳 3. 職業:専業主婦
LINE(ライン) 今はようやく小学校にあがりほっとしていますが幼稚園ママとの付き合いは本当に大変でした。 一人、3人お子さんを持つリーダー的なママがいて、長男の時はこうだったからとしきりたがる、初めはみんなわからないことだらけなのでそのママにいろいろ聞いて、あの方本当いい人ねと尊敬のまなざしでみていたのですが。 ある時中の良いママだけで報告連絡相談ができるようにグループライン作らない?とそのママが言い出しました。 私は内心面倒くさいのが始まったとおもいましたが他のママに言ったところ、助かるーと気合十分で、しかし言い出したママがなかなかグループを作らないのでほの積極的なママが立ち上げたのです。 すると、「だれが作ったの?私が作ろうと思ってたのに、ねえ、だれのママ?」とかなり問い詰められました。そんなんだったら早く自分が動けばいいのにと思いました。 できた後はまずめんどくさかったのがいちいち、そのママが仕切ることです。ここは交流の場だから敬語なしでちゃん付けで呼びましょうと。 それから毎日のように時には大切な内容もありましたがほとんどがそのママを中心に、晩御飯のこと、旦那の愚痴、などでお風呂に入っている間に未読が40件になっていたりしました。 おともいちいちうるさいので通知OFFにしまして夜9時にねかして自分もねてしまうことにして9時以降は無視することに。 とにかくリーダーママがいるとほんとに監視されているようで気持ち悪かったです。 |
さいごに
ママ友とのお付き合い、どうしてもあれこれ気を使ってしまいますね。
それでも大人として、子供の親として、自分がされたら嫌なことはしないという姿勢は大切ですし、誘われたりした場合は反応を返すことは大切だと思います。
マナーは守って、程よい距離での心地よいお付き合いを目指したいですね。