発達障害?すぐ泣く子供(小学生)の心理・原因!男・女の子別の対処法は?

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怒られたらすぐ泣く。

友達と喧嘩してすぐ癇癪を起こす。

そんな我が子を見ると、いろいろ心配や不安が出てきますよね。

余りにも泣きすぎると、「小学生にもなってこんなことで!」とイラっとすることもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、発達障害?すぐ泣く子供(小学生)の心理・原因!男・女の子別の対処法は?ということで、小学生になってもすぐ泣いてしまう子供の心理と、男の子・女の子別の対処法を調べてみました!

すぐ泣く子供の原因や心理は?

男の子でも女の子でも、すぐ泣く子というのは「感情のコントロールが下手」ということが共通しています。

すぐカッとなってしまったり、悲しくなってしまったり、感受性が高い子です。

そして、その湧いてきた感情を相手に伝える術がわからない、ということも言えるでしょう・
小学生といえど、まだまだ泣くことでしか自分を表現できないのです。

「どういった状況で感情が高ぶりやすいのか」を、男女別に詳しく見ていきましょう。

すぐ泣く小学生の男の子の原因や心理

筆者の小学生の息子はよく泣いていました。

運動が苦手なので、鬼ごっこなどの遊びで友達にからかわれてすぐ泣き出すのです。

筆者の息子のように、ミスやできないことを指摘されると、癇癪を起こしたり泣き出したりする子が男の子には多くいます。

大抵低学年で収まるのですが、高学年になってもこの傾向が抜けない子もいます。

自尊心があること自体は当たり前のことなのですが、自尊心が高いけれども自分に自信がない子が、できないことを指摘されると感情が高ぶって泣いてしまうのです。

特に男の子の場合、周りから泣き虫とからかわれるのが嫌で、涙を我慢しようとします。

また、女の子に比べてまだまだ言葉で表現するのが達者ではなく、言葉で言っても伝わらないイライラが溜まって、涙が溢れ出てしまうのです。

すぐ泣く小学生の女の子の原因や心理

辞書を忘れたら泣いてしまう、テストで鉛筆を落として拾っていいのかわからず泣いてしまう。

息子が小学校低学年の頃、そんな女の子がクラスにいました。

周りに声をかければ大丈夫ということを先生が教えていって、徐々に涙の回数は減っていったようです。

情緒不安定になると大人でも泣きやすくなります。子供ならなおさらです。

環境の変化や甘え不足で、子供は情緒不安定になりがちです。

長女などによく見られるのですが、つい「おねえちゃんなんだからわがまま言わないで、お願い」と、甘える機会を減らしてしまってはいないでしょうか。

甘え足りないと子供は情緒不安定になり、ちょっとしたことで泣き出すようになってしまいます。

けれども、甘えさせることと甘やかすことは違います。

泣いたら周りが優しくしてくれたり、好きなものが手に入ったりするという経験を繰り返すと、子供は泣き虫から卒業しません。

泣いたら解決するなら、いつまでたっても涙を我慢することを覚えないまま育ちます。

  

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すぐ泣く子供の対処法は?

こちらも男女共通に言えることは、まず「親が子供の涙を否定しないこと」です。

子供の泣き声で苦情が来るような住宅事情ですので、赤ちゃんの頃から子が泣くことに対して親が否定的になっています。

子供が泣いたらハラハラしたりイライラしたり、マイナスな気分を持ってしまいがちです。

子供が泣いている時に親が怒鳴ったり叱ったりしたら、余計に子供がカッとなって暴言を吐き、悪循環です。

まずは落ち着くまで放っておく、または抱きしめて頭を撫でる等、子供が話せる状態になるまで待ってください。

我が子が泣いているのを見て親のほうがついイライラしてしまったら、親がトイレに行くとかひと呼吸おいて、できる限りお互いにイライラを相手にぶつけない環境を作ってから子供と向き合いましょう。

すぐ泣く小学生の男の子の対処法

① 強くなれと言わない

母親は女子です。心のどこかでめそめそしない強い男に育ってほしいと願っています。

強くなって欲しい一心でつい言ってしまいがちになるのが「泣かないの!」とか「男でしょ!」のセリフ。

それでは「泣いている自分はダメ」と言われているように感じてしまいます。

「泣くほど悔しかったんだね」と、泣くことに対して肯定的な言葉を出すと、子どもの心も落ち着いてきます。

② できたことをすぐに褒める

自尊心が傷つきやすい子は、自分にできないことが多いと思っています。

普段からできないことを注意するより、できたことを褒める回数を増やしましょう。

男の子は小学生にもなると「お前こんなのもできないの?」とからかわれる機会が多くなります。

そんなときに「でも、誰よりも頑張っているよね」とか「運動は苦手だけれども絵は得意だよね」と、プラスの言葉をかけると、徐々に子供の自尊心も傷つきづらくなっていきます。

③ 目を見て話をよく聞く

子供は言葉で伝わらないから泣くということで表現しているので、まず親が大人の理屈を言う前に子供の話をよく耳を傾けて聞いてください。

話した内容は拙いことでも、子供は「話せば聞いてくれる」ことを学習すればだんだん涙よりも言葉で話すようになっていきます。

すぐ泣く小学生の女の子の対処法

① 甘えさせる

甘える時間が少ないと、子供は情緒不安定になります。

今までよりもちょっとだけでいいので、親の愛情を独り占めできる時間をつくってみましょう。

泣いたら抱きしめたり、頭を撫でたり、たまには一緒に寝たりする時間をたくさん取ると、徐々に気持ちが安定してきます。

② 甘やかさない

幼少期に泣いたら自分のわがままが通ってしまうような経験をさせてしまったことはないでしょうか。

子供の望み通りにすると泣き止むのでそのときは楽ですが、いつまでたっても泣いてばかりでは親が困ります。

ただ、甘やかさないといってもキツく叱るというわけではありません。

「お小遣いをしっかり貯めて買おうね」などの別の目標を作ってあげることが大切です。

そうすれば泣かなくとも望みが叶うことを覚えていきます。

③ 経験を積む

引っ込み思案な子は、経験不足で泣いてしまうことがあります。

発表会で不安になって泣くとか、クラス替えでお友達と別れてしまって泣くとか。

これらは実際に不安だったことが解消される経験を積めば泣かなくなっていきます。

まずはどんなことが不安なのかを聞き、「こういうことをしてみたらどうだろう?」と具体的な方法を提示してあげてください。

子供は経験して成功することで、どんどん新しい環境への不安がなくなっていきます。

  

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すぐ泣く子は発達障害なのか?

発達障害は生まれつきの脳機能のアンバランスさから社会生活が困難になってくる障害のことを指します。

ASD(自閉症スペクトラム)の子の特徴として、感情のコントロールが苦手な子や、気持ちが表情に現れづらい子もいます。

癇癪が酷いと「発達障害なのでは?」と心配になることがありますよね。

ただ、発達障害は簡単に線引きできるものではありません。

多少発達障害の傾向があっても、社会的生活に困らなければ発達障害の診断は下りませんし、プロでもグレーゾーンの部分の線引きが難しいのが発達障害です。

幼児期には様子見でといわれた人でも、小学校の時にもう一度受診したら発達障害の診断が下った例もあります。

発達障害でもそうでなくても、子育てにおいて原因を探ってその子にあった対処法を探すことは必要です。

もし「発達障害かも?」って思ったら、一度受診をしてみることをおすすめします。

病院は敷居が高いと思ったら、最初はスクールカウンセラーでも構いませんし、困り事は溜め込みすぎずにプロに話を聞いてみましょう。

発達障害チェックリストまとめ

発達障害かどうか自分で調べてみたいという場合は、発達障害のチェックリストでテストしてみるのもいいかもしれません。

ADHD ADHD NAVI

キッズハグ

ADHD.co.jp・・・受診用のチェックリスト

自閉症 キッズハグ

※ 発達障害は病名がたくさんあって分かりにくいですが、りたりこ発達ナビ様で図解で分かりやすく紹介されています。

  

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さいごに

おむつが取れるのが早い遅いはあっても、小学生になっておむつの子はいないように、子供は自分たちのペースで日々成長しています。

少しほかの人とペースが違っても、焦りはイライラの元です。穏やかに、ゆっくり解決してきましょう。

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