小学生の子供にイライラ!育児・子育てのストレス解消法でスッキリ!

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宿題をやらずゲームばっかり。

風呂に今入らないと寝る時間が遅くなるのに動かず返事だけ。

学校ではいい子なのに親には命令口調。

毎日子供にイライラして怒鳴って育児ノイローゼになりそう……なんて思っているお母さんも多いのではないでしょうか。

「目に入れても痛くないなんて言われた可愛い時期もあったのに、小学生の育児は可愛くない!憎たらしい!」って思ってしまうことばかり。

そこで今回は、小学生の子供にイライラ!育児・子育てのストレス解消法でスッキリ!ということで、「イライラが収まらず疲れた!」というお母さんのために、小学生のイライラへの対策を取り上げました。

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子育てにイライラしない方法は? 小学生の育児に疲れないために

 ▶ 小学生は万年反抗期
 ▶ 子供に期待する気持ちがイライラの原因
 ▶ 親は子供を他人と認めることが必要

小学生の子供へのイライラは、「腹の立つ行動をとるから」です。

やるべきことをやらずに言い訳をしたり、逆ギレしたり、騒いでご近所に迷惑をかけたり。

どんなに言ってもルールを守らない、理解しないことが大人のイライラにつながります。

小学生は「万年反抗期」です。

低学年中学年は「中間反抗期」、高学年は「思春期」に差し掛かります。

低学年のうちは甘えたい気持ちの裏返しで、親が困ることをします。

学校に疲れた・勉強に疲れたなどの理由から、甘えたい人間に八つ当たりをするのです。

中学年になると友達との交友関係が広がります。

自主性が出てくる時期で、他人と比べるようにもなります。

自尊心から自分ができないことを指摘されると反抗的な態度を取るようになります。

高学年は大人が必ずしも正しいことを言わないことに気づく時期です。

大人はスマホをいじっているのに自分はゲームがなぜダメなのかなど、大人の言うことが納得できずに反抗してきます。

また、男の子女の子によっても反抗の態度に違いが現れます。

男の子の場合は、

「物に当たる」「無視する」「父親ではなく母親に当たる」などがあります。
言葉が達者ではない男の子の場合、自分の口でうまく伝えられないイライラから、物に当たったり、無視するといった行動が出やすくなります。

言葉のチョイスが下手で「死ね!」とか「クソババァ」とか言い出すのも男の子に多く見られます。

父親に反抗を向けないのは、同じ男として大黒柱の父親は強いものだという認識があるからです。

母親は身近ですので甘えて母親ばかりに反抗をしてきます。

女の子の場合は、

「口調が汚かったりきついことを言う」「自分を正当化する・言い訳をする」「父親を避ける」などがあります。

言葉が達者な女子は言葉で親に対して攻撃をしてきます。

また、言葉を巧みに使って言い訳をしたり、余計な一言を付け加えるのも女子に多く見られる傾向です。

父親は異性なので、特に高学年になると苦手意識を持ち避けてしまうので、攻撃が母親に行く傾向があります。

そんな「万年反抗期」の小学生の子育てにイライラしないために、親の心構えとしてはどんなものがあるでしょうか。

子供を他人として認める

大人はつい「躾をしなければ」「我が子が愛される存在になって欲しい」という気持ちから、子供に強い口調で叱ってしまいます。

好きの反対は無関心というように、子供にイライラするのは愛情の裏返しです。

子供が親に悪態をつくのも、同じように「わかってほしい」という愛情の裏返しです。

良い意味で諦める、こんなもんだと割り切る。

その感情がないと「私はこんなに子供のためにやっているのに……!!」となってしまいます。

子供の話に耳を傾ける

子供はまだまだ世界が自分中心です。

自分のことを愛する母親(父親)が見てくれないから腹を立て、理不尽に怒り始めるのです。

低学年のうちはほんの10秒くらいでもいいので、子供の「見て見て」「聞いて聞いて」に付き合いましょう。

高学年になったら子供の趣味の話を聞いたり、子供が話しかけてきたことに耳を傾けてください。

過干渉にならない範囲で、「あなたに関心があるのよ」という気持ちが子供に伝われば、子供も心が安定します。

一歩一歩を心がける

子育てでイライラする ⇒ 怒鳴る ⇒ 子供が反発する ⇒ さらにイラつく

子供を虐待する心理は、こういったイライラの悪循環から来ています。

この悪循環を断ち切るためには、子供が出来ることからやっていく必要があります。

すぐに直せない行動を一つ一つ細分化して直していくことを、心理学では「シェーピング」と呼びます。

基本は、「目標を超えられるものに設定し、少しでも目標に近づいたらすぐにほめる」ということです。

例えば「朝の準備を早くしなさい」ではなく「準備のために朝早く起きよう」というところから始める、といった具合です。

それを地道に繰り返していき、できることを増やすのです。

小学生の子供にイライラする具体的なパターンと対策

 ▶ キレるタイプには親子で体を動かす
 ▶ やらないタイプは一緒に行動する
 ▶ 携帯・ゲームは年齢ごとにルール作りをする

 

子供の心理や親の心構えが分かっても、子育ては十人十色。

うまくいかなくてムカついてしまうものです。

子供だけでなく親も「シェーピング」をして具体的な対策を一つ一つ取らなければなりません。

子供のタイプ別に、具体的な対策ストレス解消法をご紹介します。

キレるタイプの子どもの対策

昔は「キレるのは反抗期・思春期」と言われていましたが、現代は小学校低学年からすぐキレる子どもがいます。

2015年にNHKの朝の情報番組「あさイチ」で取り上げられていたのですが、すぐキレる原因の一つとして、現代の子供には前頭前野の発達が未熟な不活発型が増えていることが挙げられています。

神奈川県相模原市の藤野小学校では、朝に体を動かす「ワクドキタイム」を導入しています。

ワクドキタイムを提案した日本体育大学教授の野井真吾さんは、朝動く事によって前頭前野が活発になりイライラが少なくなるので朝活動することを提言しています。

実際ワクドキタイムを導入した藤野小学校では「不活発型」の児童が減り、効果が上がっているそうです。

今の子どもたちにワクドキ感が少ないのは「三間(さんま)=時間・仲間・空間」が消失したことも原因だとか。習い事が多く、仲間と遊ぶ時間や空間がない子どもたち。思いっきり身体を動かすことで、前頭葉にいい刺激が与えられ、気分を安定させるセロトニンが出ます。

引用元:パナソニック(ウチトコ)

 

家庭でも出来る「ワクドキタイム」にはこんなものがあります。

<家庭でも出来るワクドキタイム>

【小学校 低学年】
 ・くすぐりあい
 ・ラジオ体操

【小学校 高学年】
 ・犬を飼って、朝散歩させる
 ・朝練があるようなスポーツクラブに入る

 

このとき、親も同じよう朝早く起きて体を動かすと、親のストレス解消にもなります。

動物はアニマルセラピーと言ってうつ病の方にも効果があるので、犬ではなくても動物を飼って朝世話をすると、親の心も穏やかになります。

動かない、やらない子供の対策

小学生は「やる」と言ってから動くまでが本当に遅い!

子供は「やれ」というとやらない、命令すれば反発する。

これはもう通過儀礼のようなものです。

でも学校の宿題とかはやらないといけないし、夜寝不足のまま学校に活かせるわけにいかないし、最低限のルールは守らないといけない。

そこから親のイライラが生まれるのです。

親がイライラを収めるには子どもがやるしかないわけです。

「やるやる詐欺」の子供は命令してもやらない。

ではどうするかというと「一緒にやる」ことです。

親御さんも共働きだと時間に余裕がなくて「早くやって!」と言ってしまいがちですが、これを言うとすねたり反発したりして余計に時間がかかります。

「一緒にやろう!」と言って子供と一緒にやってしまうと、そのときは時間を取られるものの、手っ取り早いです。

この時のポイントは「小さな目標を定めること」

大人でも「イライラしないで」と言われるよりも「イライラしたときは6秒間数えましょう」みたいな具体的な指示の方がやりやすいですよね。子供も同様です。

<朝起きない、準備が遅い場合の指示方法>

【小学校 低学年】
「じゃあ夜に一緒に着ていく洋服もお母さんと準備しよう!」と、具体的に指示を出し、「洋服は何処に置く?枕元におこうか。」とアドバイスをする

【小学校 高学年】
「朝早く起きなさい!」ではなく、朝早く起きる目的をつくり、お父さんお母さんも一緒に実行する。
 ・朝のコーヒータイムを作って大人にはコーヒー、子供には本人が好きなジュースを用意する
 ・前の晩に「どの目覚ましがいい?」と曲を選ばせ、気持ちよく起きる経験を重ねさせる

こういった匂いや音の五感を刺激させることを意識すると具体例が出やすいです。

 

ゲームやスマホばかりやる子供の対策

筆者の小学生の息子も、ゲームばかりでイライラすることがあります。

こっちは心配して注意しているのに、子供はどこ吹く風で余計にイライラが募るばかり。

購入時に「ゲームは一日一時間」「宿題をやってからゲームをする」などのルール作りをしている家が多いかと思うのですが、現実はうまくいきません。

ルールを決めても守らなかったり、ゲームを取り上げられても友達に借りてやっていたり、高学年になって言うこと聞かなくなったりとマニュアル通りにはいかなくてイライラする場面も増えてきます。

低学年のうちは親の言うことを聞いていても、高学年になると「勉強やスポーツはずっとやっていても怒られないのに、ゲームだけはなぜ怒られるの?」など、子供がルールに納得がいかないことも出てきます。

子供の成長に合わせてルールも徐々に変えていくと、子供もルールを守りやすくなります。

<ゲームやスマホばかりやる子供の対策>

【小学校 低学年】
「ゲームは一日一時間」「宿題をやってからゲームをやる」など明確なルールを親が決める。

 

【小学校 高学年】
ゲームをすること自体に制限をつけるのではなく、「やるべきことをやる」ことを重要視してポイントを絞ってルール決めをする。

(例)睡眠時間が足りない場合は「夜9時までにゲームはやめて親にゲーム機をあずける」というルールを作り、それだけを徹底して守らせ、他は子どもの自主性に任せる。

 

 

また、子どもがゲームやスマホに夢中になるのは、ゲームが一番楽しいからです。

ですから、ゲーム以外にも楽しいことがあれば、ゲーム以外のことをするようになります。

好きなことを頑張って周りに認めてもらうという成功体験を積み重ねることで、子供は徐々にゲームから離れていきます。

もしゲームしか興味がないという場合、最初は好きなゲームのイベントに誘って一緒に行ってみるなど、本人が興味を持つようなことから始めてみましょう。

野球のゲームが好きなら現実の野球観戦に一緒に行くとか、一緒にフリーマーケットでいらないゲームを売って欲しいゲームを買うなど、子どもが食いつくような提案を考えてみてください。

ストレス解消法は「大人も一緒に楽しむこと」です。

大人が楽しめば、子供にも伝わります。

子供も楽しくなって徐々にゲームの世界から離れて一石二鳥です。

さいごに

子供の行動を逐一みていると、どうしてもイライラしてしまいます。

少し子供の自主性に任せて一歩引いて見るのも子育てに必要なことです。

どうしてもイライラしてしまったときはトイレにこもるなど、物理的な距離を置くのもひとつの手です。

子供はいつか大きくなって巣立ちます。

それまでは片目をつぶって見守りましょう。

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