最近は漫画やドラマでも取り上げられることも少なくなくなった、「ママ友関係」の話。
何がそんなに面白いんだろう?と思う方も多いことでしょう。
一方、あそこまで大袈裟でなくても見ていて身につまされる方もいるのではないでしょうか。
実際にドラマほどにドロドロしていたら、子供が産まれた時に怖くなってしまいそうです。
あそこまで露骨で極端ということはないでしょうが、ママ友のお付き合いにはトラブルが多いのは事実だと思います。
めんどくさいし疲れるのは御免だから、ママ友なんかいらないっていう方がいるのも頷けますね。
幼稚園・保育園でママ友なんていらないと感じるのはどんな時?
ママ友なんていらない!
ある程度子供が大きくなっているお母さんで、そう思ったことが一度もない人の方が少ないのではないでしょうか。
私自身も何回か「もうママ友とか面倒臭いだけでいらないんじゃないの…」と、考えてしまったことがあります。
実際、どんなときにママ友なんていらない!と思うのでしょうか。
子供同士がケンカをしたとき
子供同士がケンカをすること自体は、問題ないのです。
子供なんてケンカして育つものですからね。
でも、同じように「ケンカはするもの」と思っていないお母さんがママ友だと、大変です。
子供さんの主張を真に受けるお母さんだったりすると、話はますます面倒なことに。
「うちの子は~~って思ったって言ってます」とか言い出し始めたらもううんざり。
どうして「うちの子がごめんね~。気にせずまた遊んでね」って言えないんですかねえ。
子供だっていっぱしの人間ですから、幼稚園くらいの年齢になればママにだってウソをつくことがあります。
なんでもかんでも子供の言うことを信じるママとは、お付き合いするのが大変です。
価値観が合わないと感じたとき
付き合いもそれなりになってくると、お互いの家を行き来したり、一緒にお出かけしたりするようになってきます。
そうなると多少の価値観の違いは気になるものです。
少し気を遣えば相手の価値観に合わせられる程度だと良いのですが、合わせるのがお互いにしんどくなるくらい価値観が違うと、お付き合いが一気にしんどいものになってしまいます。
出先で食べるもの、お金の使い方、夜は何時まで子供を起こしているか…数え上げればキリがありません。
私の場合は一緒に遊びに行って、子供が何か欲しいと言い出してぐずる度に、欲しいと主張するものをなんでも買ってあげるお母さんと一緒に出掛けた時に「この人とは育児観が合わないな」と思ってしまいました。
なんでもかんでもぐずったら買ってもらえているお友達の姿を子供が見るのは、決して良い影響を与えません。
よそはよそ、うちはうちと言っても、まだなかなか理解が追いつかない時期ですから、どうしても子供が「〇〇ちゃんはなんでも買ってもらえていいなあ」って羨ましく思ってしまいがちでした。
ママ友がいない、メリット・デメリットは?
ここでは、幼稚園または保育園で、「ママ 友がいないメリット・デメリット」と「ママ 友がいるメリット・デメリット」をご紹介します。
確かに面倒なこともたくさんありますが、私にとってはありがたい存在であるママ友もたくさんいましたし、今も仲良くお付き合いさせてもらっているママ友が何人かいます。
私が思うメリット・デメリットを挙げてみようと思います。
ママ友がいるメリット
1)情報が回ってくる
2)身近に子供の話ができる相手がいる
3)子供の世界が広がる
1)幼稚園・保育園で起きた「園にとって都合の悪いこと」はどうしても秘密にされがちです。よほどのことでなければ、園がわざわざ保護者に公表なんかしないものです。でも人の口に戸は立てられないもので、ママ友ネットワークで誰からともなく事件があれば回ってくるんですよね。これは意外に侮れない。特に担任の先生情報なんかはありがたかったですね。
担任の先生がちょっとヒステリーで贔屓しがちな先生だという情報を事前に知っていたので、子供が「■■先生がこわいから幼稚園に行きたくない」と言い出した時なんかは頭ごなしに叱りつけずに話を聞いてやることができた…ということがありました。
2)子供の相談は、本当にちょっとした話なんですが、そういうちょっとした話こそストレスとして心に溜まっていくものです。笑い飛ばせるママ友の存在はありがたかったですね。
3)親子何組かで遊びに行くという経験は、子供にとってはやはり特別な経験です。夏は一緒に花火をしたり、蛍を見に行ったりしました。同じ目線の友達と同じ出来事を共有するというのは、親や親戚や兄弟とはまた違うものみたいです
ママ友がいるデメリット
1)相手を尊重しないといけない
2)自分の情報はある程度漏れる
3)先入観で見られがち
1)大人の人付き合いですから当たり前ですね。何かしてもらったらお礼を言って、迷惑かけたら謝罪して。ですがその当然のことを億劫に感じてしまう時というのが、子育てでばたばたしているとどうしてもあります。そこは堪えて大人として面倒なこともこなさなければ…ですね。
2)情報が回ってくるということは、自分の情報も回るということです。子供が何をお稽古しているかだとか家族構成だとか、自分が直接知らない人も知っている…なんてことはまあけっこうあります。
3)「〇〇さんたちと仲良くしてるから、こういう感じだと思ってた」みたいなことは、ママ友グループに属しているとけっこう言われたりしますね。
ママ友がいないメリット
1)子供を他の子供と比べないでいられる
2)自分のペースを崩されない
3)まきこまれない
1)そこに比較対象があれば、無意識で比べてしまうのが人間です。「■■さんのお子さんにくらべてうちの子は…」と思わずに済むのは、心の平和を保てるという意味では良いことです。
2)ママ友がいるとどうしてもペースが乱されがち。特に幼稚園に徒歩で通う形だと、子供を送った後は立ち話、迎えにいった後も遊ばせながら立ち話で家事がちっとも進まない…なんて話はよく聞きますね。
3)子供同士のトラブルがあれば何か知っているかと根掘り葉掘り尋ねられたり、担任の先生にママ友有志でなにかしようと発案があったらむげに断るわけにもいかない、それが人間関係です。そういう煩わしい思いをしなくてすむのはありがたいことですね。
ママ友がいないデメリット
1)自分だけ知らなかったはよくある話
2)きつい人・暗い人だと思われがち
3)参観日や保護者会で気まずい
1)これは交流してないんだから当然ですが、みんなが知っている話を自分だけ聞いてないということはけっこう起こります。子供に情報伝達能力がまだそんなにありませんから、園内でちょっとした事件が起こっても子供が言ってくれませんからね。幼稚園で子供たちが可愛がっていた鶏が死んでしまった時に、その日園庭にいた子供とお母さんたち発案で翌日有志でお花を供えたってことがあったんですが、急な展開でママ友いないお母さんには伝わらなかったのでそのお子さんがちょっとかわいそうでした。まあ本当にママ友いない人ならそのこと自体も気付かないので「知らぬが仏」かもしれませんが。
2)ほかのお母さんたちから「あの人は一匹狼だから」と敬遠されるというのもよく聞きます。話し掛ければそうでもなかったりするので、イメージがついちゃうんでしょうね。
3)これはもうその時の雰囲気によりますが、全体的に親同士の交流を推奨しているような園だと、単純に居心地が悪いです。
ママ友なんていらない!居ない方がよかった!と思った体験談
ここでは、「ママ友なんていらない!居ない方がよかった!」と思った先輩ママさん達の体験談をご紹介します。
ママ友がいるメリットはもちろんあるわけですが、ママ友がいることのデメリットもたくさんあることが分かります。
ママさん1
1. ハンドルネーム:すいか 「パパのお仕事何しているの?」や少しおしゃれな服を着ていると「今日、仕事だったの?」などプライベートに踏み込んだ話を聞いてこられ、挙句にクラス中にその話が広まってしまいました。基本、クラスのママ友に話した話はクラス中に広まると思わないといけません。「自分が知った情報は基本、誰に話してもいい」と思っているのか「秘密ね」と口止めしないとすぐ話してしまうのが面倒くさいです。幼馴染みで今は同じクラスのママ友なので、関係を悪化させるわけにもいかず注意できずモヤモヤしています。私が判断して行った行動を「こうだと思うからこうしておくね」などと勝手に判断してしまうのもイラっとしてしまいます。ポジティブな性格なのは良いのですが、自分の考えを基準に考えているため、他の人の深い気持ちを読み取るのがうまくないママ友を持つと、地味に苦労します。幼稚園もママ友はしょせん、小学校になれば関係はなくなる人がほとんどなので、最近はかなり割り切って付き合うようにしています。公園に行くと結局、ママ友と会わなければならず挨拶、上っ面の会話をしなければいけないので人気のない公園を選びなどママ友関係に一線を置くようになってからだいぶ楽になりました。それでも1学期に1回、クラス会があり「行けない」と言っていても「お待ちしているわね」などと言われ「行かなくてはいけない」を暗に強要されているようで嫌な気持ちになります。早く解放されたい気持ちでいっぱいの今日この頃です。 |
ママさん2
1. ハンドルネーム:やつで 女の世界は怖いです。子供の関係で繋がったママ友。所詮は自分の友達ではないのです。 |
ママさん3
1. ハンドルネーム:まり 幼稚園が一緒で習い事が一緒になって、いい人そうだなと思っていたのですが、実は、噂や悪口が大好きな人だったと気づいたときには遅かったです。はじめは、何故だか色々ものをくれたり、送迎をしてあげるといわれたり、こどもの病気の時などはやたら心配してくれたり、なんで知り合ってそこまでたたないのにそこまでしてくれるんだろうと思ったら、いろんな人の悪口や噂、愚痴をいう相手を探しているだけの人でした。そういうことを聞いているうちにだんだんとこっちも疲れてしまい、私の友達のママの悪口までいうようになったときには、もう離れたいと思いました。子どもが仲いいし、習い事も一緒なので、なかなか離れられなくて、私が離れてしまったら、子供に影響があるのではないかと思いました。しかし、その人と関わっている以上、イライラして子供にあたってしまうようで、嫌だったので、幼稚園は一緒なのはしょうがないので、せめて習い事をやめました。それから私はもう苦手意識がすごくて、挨拶だけにしようと思い、なるべく合わないようにしていました。そうすると、私たち親子のこともその人はいうようになり、変な噂を流されてしまって、いろんなことをいってたから、うちもいつか言われるんだろうなとは思っていましたが、ながされるときつかったです。でもいつかはこうなっていたのかもしれないので、今はわりきることにしました。いい人だと思っていたのにというのは関わってみないとわからないので、まあ、ママというのはもともとの友達ではないので、あまり接近しないようにしましょう。 |
ママさん4
1. ハンドルネーム:ゆゆ 私はママ友は必要ないと思っています。私の母が仕事ばかりしていてママ友を一切必要としていなかったので何が必要なのかもまずはわかりませんでした。 私は学生の時から群れるのが苦手で、何でも一人で行動してきたので「ママ友」の付き合い事態に疑問があります。よく送迎バスなどのところにたくさん他の幼稚園のママ友呼ばれる方々がいるのですがそれも無理ですね、私は挨拶のみです。女の人は群れないとやっていけないのでしょうか?しかも朝から。薄っぺらい関係なのは分かっていますしその時・その幼稚園での付き合いしかないのにそこまで頑張る必要があるのか?と私は思います。 |
ママさん5
1. ハンドルネーム:あさこ プレ幼稚園の時に、心細そうに、引っ越してきたばかりなんで仲良くしてくださいと話しかけてきたaさん。 私も引っ越してきて数年だったので、こちらこそ~などといい感じに挨拶をしていました。 入園して同じクラスだとわかり、子どもが遊びたがっているから家に遊びに来て!と誘われて、家の近くまで来たら連絡がほしいとアドレス交換、初めて親子でお邪魔しました。 子供同士は異性のためかほとんど遊ぶことはなく、ママは私にどのママと仲良くなったか、あのママとは話したかなどと根掘り葉掘り聞かれ、まだそんなに親しくなっていないし、幼稚園は子どもが通うところだからという、今度は自分は○ちゃんママとは親しくなった、とか、あのママはとても人当たりがいいけど、実は上にもお子さんがいて小学校では問題があって、あまり親しくならない方がいいんだって、などと聞いてもいない情報を一気に話されました。 その後、下の名前で親しげに呼ばれるようになりましたが、つかず離れずの関係になんとか留めていると、私が一人の時を狙ったかのように話しかけてきては、今度はあなたの家に遊びに行かせてと言われました。 子どもがほんとうに仲良くなかったので、また、今度、などと適当に交わし続けているうちにクラス替えがあり、なんとか距離をとることができましたが、多分私の他にまたターゲットを作って同じ事をしていると思います。 今は特定の一人のママと毎日べったり行動していて、きっと私の悪口も言われているだろうなぁと思っています。 |
さいごに
なにごとにもメリット・デメリットがあるのは当然のこと。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、自分にとって心地よい距離感で人付き合いができればいいですね。