生まれたばかりだった「新生児」の赤ちゃんも「生後1カ月」になって、少し育児にも慣れてきましたか?
毎日一緒にいると変化に気がつきにくいですが、赤ちゃんはものすごい早さで成長しています。
もちろん身長や体重などの身体的な変化もありますが、一度に長く寝られるようになったり生活リズムが整ったりと、目に見えない部分でも確実に成長しています。
それでは、「新生児」と「生後1カ月」の赤ちゃんの寝かしつけはどう違うのでしょう?
そこで今回は、「生後1ヶ月、夜中寝ないで泣く原因は?寝かしつけの方法・コツ・時間」ということで、
生後1カ月になった赤ちゃんが、夜・夜中にぐっすり眠れるような寝かしつけの方法をご紹介します。
記事の後半では、先輩ママたちによる「生後1ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ成功談」もご紹介していますので、ぜひご覧ください。
生後一ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間について
生後1ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は平均16~18時間で、1日の半分は睡眠に使っています。
夕方になると機嫌が悪くなって泣き出す黄昏泣きや、昼夜の区別がないので昼夜が逆転してしまって夜中に目を覚ましてしまう赤ちゃんもいます。
授乳間隔もまだまだ短いので、お母さんは赤ちゃんの生活リズムに合わせることになります。
寝かしつけのコツは、寝ない(泣く)原因をつきとめること
- 日中に刺激になるようなことがあった
- あせもで体がかゆい
- 母乳が足りない
- お腹が張って苦しい
- 汗で服が濡れている
- 室温が合っていないなど
「新生児」と違うのは少し目が見えてきたので、頭に送られてくる情報が多くなることです。
赤ちゃんにとっては全てが刺激なので、日中に光や音の激しいところに行くと夕方にぐずって寝かしつけが大変になる時があります。
あまり外出する機会は少ないかもしれませんが、そういうことも原因になることを覚えておきましょう。
またお腹が空いていると眠りが浅くなり、すぐに起きてしまいます。
母乳の人は不足していてもわかりづらいので、体重の変化や赤ちゃんの様子で足りているかを確認しましょう。
寝ない(泣く)原因を取り除いて、夜にまとめて眠るようにするには
■ 泣いているのには原因がある
生後1カ月の赤ちゃんは、「快」か「不快」しかありません。
自分のこだわりがあるわけではなく、赤ちゃんにとって「不快」な部分があるので泣いているのです。
赤ちゃんは口で伝えられないので、泣くしか方法がありません。
泣いているばかりでは分からないと思うかもしれませんが、徐々に赤ちゃんが何で泣いているのか分かるようになってきます。
それまでは赤ちゃんが寝ないときは、赤ちゃんが泣いている原因を探して取り除いてあげましょう。
「不快」がなくなれば案外簡単に寝てくれるかもしれません。
また、まだ生活リズムは整っていませんが、夜にまとまって眠るようにするには、日々の生活で「起きる時間」や「眠る時間」を決めておくと後々楽になります。
あまり寝ぐずりが激しいときは、窓を開けて風に当たらせたり、電気をつけると意識がはっきりするのでもう一度寝かしつけをやり直すことが出来ます。
赤ちゃんがなかなか眠らないときは何か原因があります。
取り除いてあげるために、よく赤ちゃんを観察してみましょう。
寝かしつけに役立つアイテム
寝かしつけには「抱っこ」や「添い乳」など色々な方法がありますが、中には寝かしつけを助けてくれるアイテムもあります。
ご自身の赤ちゃんに合うかはわかりませんが、友達に相談して借りたり、同じアイテムでも機能を考えて買うと無駄がありませんよ。
アイテム選びに失敗しないように、お母さんたちが気になる寝かしつけアイテムをメリット、デメリットでご紹介します。
おしゃぶり
■メリット
添い乳をしている状態に似ているので安心して眠れる
■デメリット
卒業するタイミングが遅いと歯並びに影響が出る
寝かしつけの定番アイテムと言えばおしゃぶりです。
最近はおしゃぶりをしている赤ちゃんをあまり見かけなくなりましたが、それは歯並びが悪くなるという話をよく耳にするからでしょう。
それでは、専門家の小児歯科医の方はおしゃぶりを推奨しているのでしょうか。
3.おしゃぶりの使用年齢と噛み合わせ
おしゃぶりを使用している子どもは、使用していない小児と比較して上顎前突、開咬および乳臼歯交叉咬合の発現率が極めて高い。この傾向は1歳6か月、2歳でも見られるが、止めると噛み合わせの異常は改善しやすい。しかし、乳臼歯が生え揃う2歳半、さらに3歳過ぎまで使用していると噛み合わせの異常が残ってしまう。小児歯科の立場からすると2歳までに止めて欲しいが、現状では3歳過ぎまで使い続けている子どももいる。出典:日本小児歯科学会
小児科医は、「2歳までにおしゃぶりの使用をやめてほしい」と言っています。
やはり、かみ合わせに問題が出てくる可能性や親子のコミュニケーションが少なくなるなどの心配はあるようです。
しかし、寝かしつけをスムーズに出来るという利点はお母さんの育児ストレスの緩和にもなりますし、親子のコミュニケーションはおしゃぶりをしていてもとれるので、2歳までにやめることが出来れば優秀な寝かしつけアイテムと言えます。
ブランケット
■メリット
自分のお気に入りが見つかれば寝かしつけ以外でも活躍する
■デメリット
お気に入りから離れると不安な気持ちになる
妊娠中にお母さんが使っていたブランケットやタオルケットを、赤ちゃんに使うと驚くほどぐっすり寝てくれることがあります。
私の息子は大好きなブランケットがあり、そのブランケットがあると5分もせずにひとりで寝てくれます。
かなり助かるアイテムなのですが、困るのは「同じブランケットじゃないと怒るし寝られない」ことです。
どこに行くにも一緒なので夏は暑いですし、邪魔になります。
私としては小さめのタオルケットにしておけばよかった・・と悔やむばかりです。
寝かしつけアプリ
■メリット
どこでも見させて落ち着かせることが出来る
■デメリット
使い方・効果の個人差が大きい
私自身の経験では「赤ちゃんが泣き止む!」といった謳い文句のアプリや動画は効き目がありませんでした。
我が子達には効かなかったのですが、私のお友達は寝かしつけに失敗してしまい、アプリの音楽を効かせたところ音にびっくりしてか、一瞬泣き止み、そこでもう一度寝かしつけを再開すると寝てくれていました。
エルゴの授乳枕
■メリット
機能性も耐久力も高い
■デメリット
値段も他の授乳枕より断然高い
普通の授乳枕でいい、という方もいると思いますが、エルゴからでている授乳枕は「かゆいところに手が届く!」といった感想です。
硬めのクッションなので沈み込まず、長く愛用しても全くヘタリません。
手触りもサラサラで気持ちいいですし、なにより形が授乳専用に作られているので手首などに負担がかかりません。
授乳している間に寝てしまっても、授乳枕のままそーっとおけば起きずに寝かしつけすることも出来ます。
生後1ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ成功談
先輩ママたちの「生後1ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ」の成功談をご紹介します。
ぜひ、寝かしつけのヒントにしていただければと思います。
1. ハンドルネーム:sakuhaha 2. 年齢:42 3. 職業:サラリーマン 4. 子供の性別:男子 ■寝かしつけ成功談 ・バランスボールに座って寝かしつけ 息子はよく言う「寝ない子」でした。 抱っこして寝ていても、布団に置くとすぐに起きてしまうタイプで、親の私の手首が腱鞘炎になるほどでした。 当時は、どうして寝ないのか?母乳が足りないのか?なにか病気なのか?と悩みすぎて、寝ない子に付き合ううちに、親の私自身が寝不足で倒れる程になりました。 そこで、夜は夫と交代で息子の対応に当たり、昼間は「寝なくて当たり前」という意識を持つようにしました。(母子ともに) 寝かしつけるのも大変で、時間がかかってしまっていたのですが、ある日、バランスボールの上に息子を横抱きしたまま、私が座っていると、息子がすんなりと眠りました。 まさか?バランスボール?と不思議に思いましたが、毎回同じようにバランスボールの上に座って抱っこすると寝たので、これは間違いなくボールのおかげだと確信しました。 やり方としては、バランスボールに静かに座り、私のおしりを左右に若干動かすだけです。 微妙な振動が心地よいのか?お腹の中の記憶がよみがえるのか?泣かずに眠れるようになりました。 私の方も、寝かしつけという意識をせず、子供と一緒に骨盤体操、産後の運動と思いながら、やるようにしました。 このバランスボールでの寝かしつけは、その後息子が1歳になるくらいまで効果がありました。 裏技ともいえる方法ですが、是非試してみてください。(転倒しないよう十分に気を付けてください) |
1. ハンドルネーム:れん 2. 年齢:33歳 3. 職業:専業主婦 4. 子供の性別:男子
■寝かしつけ成功談 ・おっぱいやミルクでお腹を満たす ・オムツを交換してきれいな状態に ・汗をかいていないか、寒くないか確認
ぐずって寝ようとしなかったり、眠いくせに寝たくないようで必死で抵抗する子でした。 せっかく寝たと思っても、子供が自分でくしゃみをしてまた目が覚めて起きて泣く、ということも。 ますは不快になる原因を取り除くことです。 おっぱいやミルクでお腹を満たしたり、オムツを交換してきれいな状態にします。 季節によっては汗をかいていたり、逆に寒かったりということがないかも確認します。 だいたいの場合、機嫌が良ければ上記のことに気を付けていれば、手を繋いで添い寝しているうちに赤ちゃんも寝てくれました。 けれど、思い当たることを全て試してもだめな時はだめでした。 そんな時はもう自分が寝ることは一旦諦めて、ひたすら赤ちゃんを抱っこしていました。 寝入ったかなと思って布団に寝かせようとする度に背中スイッチが発動して、なかなか寝ないうちにまた授乳の時間が来て……を繰り返しているうちに夜が明けることもありました。 けれど、それも赤ちゃんの個性です。 寝ろと言って寝てくれるものでもないので、それに付き合うしかありません。そ して、赤ちゃんが寝たら自分もそれに合わせて一緒に寝ます。 この頃の赤ちゃんはまだ昼夜の区別がないので、その概念は通用しません。 |
1. ハンドルネーム:りくママ 2. 年齢:32歳 3. 職業:アルバイト 4. 子供の性別:男子
■寝かしつけ成功談 ・薄手のタオルでグルグル巻き(おくるみの代用) 我が家はベビー含め8人家族でお姉ちゃんも二人いるためちょっとした物音が絶えません。 そしてあまり静かにしていると神経質になると思い静かにす寝かせてあげることもしませんでした。 そのため特に昼寝の時なんかは抱っこでないと寝なくてたとえ抱っこで寝たとしても布団に寝かせようとするとすぐに起きてしまうという状況が続きました。 我が家のベビーはモロー反射が強かったため、ちょっとした物音でもすぐにびくっとしてすぐに起きていました。 どうにかならないかといろいろ調べ、おくるみがいいのではと思いすぐに買ってみました。 ところが季節は夏。 あまりくるみすぎてはかえって暑く汗をかいて寝られなくなりました。 そのため今度は薄手のタオルを使うことにしました。 それでもすぐにとれてしまうため最終手段として、ベビーを気を付けの状態にしてその上からタオルでぐるぐる巻きにしてみました。 それが気持ち良かったのかどんなにぐずっていてもすぐに機嫌が直り落ち着きました。 うちではおしゃぶりも使っていたので、タオルでぐるぐる巻きにした後おしゃぶりを加えさせると、ものの数分で寝入るようになりました。 うちではその状態をミノムシさんとよびしばらく寝かしつけはその状態で行っていました。 |
1. ハンドルネーム:rinngo 2. 年齢:33歳 3. 職業:無職 4. 子供の性別:女子
■ 寝かしつけ成功談 ・電気もテレビも消して暗くする ・日中よりも粉ミルクをたくさん作って、お腹が満腹になるまで飲ませる。 ・優しくゆっくりと叩いてあげる
私も生後1か月の子供の時は寝かしつけるのに大変でした。 入院中は助産師さんがやってくれていたのですが、退院してからは自分でやらないといけなくてどうやったら寝てくれるのか全然分かりませんでした。 そこで私がやっていた寝かしつけ方でうまくいった点は、まず寝やすい環境を作ってあげます。 私としてはまだテレビを見たい時間でもありましたが、テレビも消して電気も消して暗くして寝かしつけるようにしました。 ミルクも生後1か月だと、母乳と粉ミルクの混合が多いと思います。 なので日中よりも粉ミルクをたくさん作って、いっぱいお腹が満腹になるまで飲ませます。 そうすると寝ている最中でも、眠たくなってきて寝てくれる時もありました。 またその時に寝なかったとしても、げっぷをさせる時背中をいつもの様にとんとんたたくのではなく、これも寝かしつけるような感じで、いつもより優しくゆっくりと叩いてあげるようにすると結構な割合で寝てくれました。 ポイントはミルクを飲ますことだと思います。 もし飲んだ後も泣いてしまったてなかなか泣き止まなかったりしたときも、出るかどうかは分かりませんがおっぱいを咥えるさせる安心してなのか、飲まなかったとしても寝てくれます。 |
1. ハンドルネーム:すず 2. 年齢:27歳 3. 職業:保育士 4. 子供の性別:女子 ■寝かしつけ成功談 ・縦抱き 日中は母乳をたっぷり与えるとぐっすり寝てくれるのですが、夜9:00頃から夜泣きが始まります。 おっぱいを飲ませても泣き止まず、それでも咥えさせると最初は飲むのであげ続けるのですが、今度は吐き戻してしまいました。 少し汗をかいていたので暑いのかなと思い、衣服を1枚脱がせて夜風に当てると一瞬は泣き止みました。 しかし、またしばらくすると泣き出し、オムツかなと思い見てみても全く出ておらず私の方が泣きたくなりました。 諦めてひたすら抱っこしていました。 抱き方を変えて抱っこすると、うちの子は「縦抱き」が良かったみたいでピタッと泣き止み寝ました。 今までの苦労はなんだったんだろうと、拍子抜けした瞬間でした。 とにかくこの時期の赤ちゃんはまだ睡眠リズムも整っていないので、あまり心配せずに、その内泣かなくなるくらいのゆったりとした気持ちでいることが大事なのかなと思いました。 よくよく落ち着いて考えてみると、泣いている我が子にオロオロして冷静ではなかった自分がいました。 お母さんが不安がっていると子どもはそれを敏感に感じ取って余計に泣いてしまうので、「泣いていいよー、泣きたい気持ちなんだねー」くらいの泣いて当然くらいに思えるようになってからは随分楽になりました。 |
さいごに
赤ちゃんはお腹から出てきて自分で呼吸をして、おっぱいを飲んだり手足を伸ばしたりと、はじめての世界でたくましく成長していきます。
お母さんも同じです。
赤ちゃんと一緒に成長していくのです。
子育てをしていると悩みやもどかしさはたくさん出てくると思います。
うまくいかないことばかりで、育児はひとりぼっちなような気になることがたくさんありますが、そのときは赤ちゃんと一緒に成長しているということを思い出してくださいね。